【大貫 勇輔】きっと誰もが笑い転げてしまうコメディ・ミュージカル!

そこが新鮮で楽しいコメディー映画です

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ダンサー 大貫 勇輔さん

おおぬき・ゆうすけ/1988年神奈川県生まれ。7歳より母の経営するスタジオでダンスを開始。17歳からプロダンサーとして活躍。現在、フジテレビ系ドラマ「ルパンの娘」出演中。2020年2月上旬から村上春樹のベストセラーを舞台化した『ねじまき鳥クロニクル』(東京芸術劇場プレイハウス)に出演予定。

虚を突いて始まる
ミュージカルがクセになる

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最初から最後までゲラゲラ笑いっぱなし。最高に面白かったです! いわゆるミュージカル映画って、いきなり歌って踊り出すという現実にはあり得ないシチュエーションに何の疑問も持たず、これがエンターテインメントなんだと捉えて楽しみますよね。ところが『ダンスウィズミー』は違う。「いやいや、それはないでしょう」とツッコミを入れながら楽しめる。むしろそれを前提に作られている気がしました。完全にコメディーありきのミュージカル。今までにない新しさを感じます。

特に僕が良いなと思ったのは現実と虚構のバランス。よくあるさりげない日常から突然、非現実の世界へ入っていく感じが絶妙なんです。例えば、レストランのシーン。主人公の静香は先輩と食事をしていたのに、曲が流れ出した途端、虚を突くように突然ミュージカルを始めてしまう。しかも踊りながらテーブルクロス引きをしたり、シャンデリアで空中ブランコをしたり。「普通だったらあり得ない」と思いつつも観ているうちに「楽しいからこういうのもアリかも!」と思わせてしまう妙なリアルさもあるんです。さらにひとしきりミュージカルした後にハッと我に返り、現実に戻るという演出も見事です。

親近感がわく静香が
どんどん愛おしくなる

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それ以外のミュージカルシーンもどれも楽しかった。とりわけオフィスのシーンは、シュレッダーの紙くずを振りまくことでリアルさを際立たせながらダンスはどこかタカラヅカっぽくて印象的。この絶妙な振り付けは誰かなと思ったら、電撃チョモランマ隊というストリート系の方たちだったのが意外で驚きました。

静香役の三吉彩花さんのダンスも素敵でした。親近感がわくし、どんどん静香が愛おしくなりました。実は想像していたより曲数が多く、三吉さんがこれだけの曲のダンスと振り付けを覚えるのは相当大変だったのではないかと。僕も今、ドラマ「ルパンの娘」でミュージカル調にセリフを言うシーンでは、毎回楽しみつつも暑さと戦っています。一歩間違うと観ている人がその世界観に浸れないだけに難しい。そんなこともあって三吉さんに勝手にシンパシーを感じていました(笑)。

誰もが目が離せない
真のエンタメ映画

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矢口監督の作品はほとんど観ています。どの主人公もスーパーヒーローではなく、弱点があるどこにでもいそうな普通の人。だけどやるときはやるといった感じですよね。主人公の小さな成長に、最後にはこちらもハッピーな気持ちになれるところも大好きです。『ダンスウィズミー』もまさにそう。静香が強烈で個性的な人々と出会いドタバタを繰り広げながら変わっていく姿から目が離せませんでした。個人的には静香を見つめながら「本来の自分を押し込めて日々を暮らしている人って多いのかも」と考えたりしました。今だからこそ、『ダンスウィズミー』で明るく笑って温かな気持ちになってほしいです。ダンスの魅力も満載! 踊りたくなる人が増えるとダンサーとして僕もうれしいですね。(談)

◆映画『ダンスウィズミー』imformation

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■STORY■ 催眠術にかけられ、音楽が聞こえると歌い踊り出すカラダになってしまった静香。しかし、所構わず歌い踊るせいで、順風満帆だった人生がハチャメチャに。問題解決のため日本中を奔走するその先には、裏がありそうなクセ者たちとの出会いとさらなるトラブルが!果たして静香は無事に元のカラダに戻れるのか⁉︎

8月16日(金)全国ロードショー

出演:三吉彩花やしろ優chay三浦貴大ムロツヨシ宝田明
制作・脚本・監督:矢口史靖
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:dancewithme.jp
(C)2019「ダンスウィズミー」製作委員会

Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】

 

※2021年6月24日時点のVOD配信情報です。

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    3.1
    過去鑑賞きろく ミュージカルファン目線でこれはミュージカル映画とはちょっと違う… ミュージカルに取り憑かれた女性のコメディロードムービー。ロードムービーとして面白い! 女性陣がぶっ飛んでて良い 男性陣はインチキ臭い‪‪
  • やっさん
    4.5
    ミュージカル映画のリアルだね。急に踊り出したらこうなるよ。 周りは迷惑、究極の自己満足。 思ったよりも、やしろさんが良かったし、三吉さんが可愛すぎる。 懐かしい曲もあって、ノリノリでした。
  • あきひこ
    4.3
    DANCE WITH ME。  ストーリーに希望と 夢と なにが自分にとって大切なのか…があって 佳き!  
  • ありんこ
    3.7
    すき
  • mylife
    4
    矢口監督の「ダンスウィズミー」を初鑑賞してみた。矢口監督とは比較的相性が良く、とりあえず過去に観た作品を振り返ってみたい。 えっと「アドレナリンドライブ」「ウォーターボーイズ」「パルコ フィクション」「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」「WOOD JOB!」「サバイバルファミリー」となる。 割りと全部オモロイね。フムフム、一貫してやはりコメディには定評ある監督だ。ここまで楽しませてくれる作品を世に出しているコトは称賛に値すると思う。 ヒロインには三吉彩花。正直今まで特に意識したコトは無かったのだが思い切りの良い振り切った演技が素晴らしいと感じた。歌も上手いし文句無しの抜擢。 相方には、やしろ優。う~ん、久し振りに観たから最初誰か分からへんかった。流石に芸人なだけあってテンション高くていい感じ。本作での憎めないキャラNo.1だ。Chayやムロツヨシも脇を固め良いキャスト。 物語的には催眠術にかけられミュージカル体質になってしまったと言う…一風変わったお話。いやはや、一風どころの話では無く斬新なテイストが良かったかな。途中からロードムービーみたく進行するのも更に楽しめたのだ。 催眠術をかけたマジシャンには宝田明。存在感たっぷりで全員集結したシーンはやはり楽しめた。深さとか重みとかは一切無いが…そんなものは不要だ。頭カラッポで楽しめるノリの映画はたまには必要であると思えたのである。タイムマシーンにおねがい。
ダンスウィズミー
のレビュー(8053件)