【関根光才監督 × 杏 主演】心揺さぶるヒューマン・ミステリー『かくしごと』場面写真&キャスト陣のコメント解禁!

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脚本・監督を関根光才が務める映画『かくしごと』の場面写真とキャスト陣のコメントが到着した。

【場面写真】『かくしごと』(2024)

絵本作家の千紗子は、長年絶縁状態にあった父の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。父との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年を助けた千紗子は、彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、少年と暮らし始めるのだった……。

『生きてるだけで、愛。』(2018)で鮮烈な長編監督デビューを飾った映像クリエイター関根光才の長編2作目となる本作。俳優陣への演出に関して、関根監督は芝居について俳優陣と打ち合わせしたわけではないという。「最初に皆さんにご自身としてやってくださって大丈夫ですって話をしました。自分を消して自分以外の誰かになろうとするよりも、キャラクターの中にある自分らしさ、自分である部分をプルアウトして演じて頂きたいとお話しました。結果、キャストの皆さんとは同じ方向を向けたと思っています」と語っている。

原作は「ミステリー作家が描く感動小説」として評価も高い北國浩二の「噓」。主人公・千紗子役には、ドラマ・映画・モデルと幅広く活躍する俳優、。「今の自分だからこそ演じることができる」と、その深い母性を芝居を超えて体現し、鮮やかに観る者の心に焼き付ける。

この度、主人公・千紗子を取り巻く人物たちの素がとらえられた場面写真が解禁となった。千紗子が事故をきっかけに匿うことになる少年を演じたのは、『舞いあがれ!』(2022)ほか3作の朝ドラに出演している中須翔真。疑似家族として過ごすにつれて明るさを取り戻す少年だが、時折浮かべる陰のある表情の真意とは。里谷邸で過ごす姿を捉えた場面写真は、どこか不安げで儚い雰囲気に母性を擽られるような1枚となっている。

奥田瑛二が演じる父・孝蔵は認知症を患い、娘のことすら忘れている。場面写真の食事シーンでは、食卓にこぼれたご飯、整えられていない髪などが症状を感じさせる一方、その表情には厳しさや鋭さが宿り、元来の父の姿も垣間見える。

シングルマザーで、役所で働いていている久江を演じるのは佐津川愛美。千紗子の友人で、少年への<嘘>を唯一知る人物だ。写真にはどこか遠くを見つめ、なにかに思い悩んでいるような表情を浮かべる久江が写し出されている。

孝蔵の主治医である地元の医者・亀田を演じるのは酒向芳。孝蔵を気にかけ、たびたび家まで様子を見に来る。絶縁状態の孝蔵と千紗子の仲を取り持ち、千紗子の抱える孝蔵への思いや心の傷を掬い上げるキーパーソン。

そして安藤政信が演じるのは、千紗子たちが過ごす家に突如現れる少年の父親。場面写真では、緊迫感に満ちたシーンがとらえられている。

【コメント】『かくしごと』(2024)

中須翔真(犬養洋一/里谷拓未)

出演が決まったと聞いた時はとても嬉しかったです。
台本を読まずに来てくださいと監督に言われたのですごく不安でしたが、監督、スタッフさん、杏さん、奥田さん、共演の皆さんが優しくして下さったので自由に演技をする事が出来ました。
たくさんの方に見て頂きたいです。

佐津川愛美(野々村久江)

豊かな自然の中、あぁ、しっかりと映画を撮っているなぁと心から感じられた撮影期間でした。愛とは、家族とは、観終わったときに溢れ出る気持ちが止まりませんでした。ぜひ劇場で、静かに感じて頂ければと思います。

酒向芳(亀田義和)

転がりゆく嘘という小さな玉は、坂を下っていくごとに大きくなっていく。やがて、自分の手では押し戻すことが出来なくなるぐらい大きくなった嘘玉は、もう坂の上に押し戻すことは出来ない。じゃどうする。答えは一つではないと思う。観る人の数の分だけあるのではないでしょうか。

安藤政信(犬養安雄)

この作品の脚本を読んだ時
何度泣いたのか数えきれなかった

孤独 不安 拒絶 共感
人間のもっている全ての感じを
温もりの情け深い心で

きずが回復していく様な気持ちになる作品で
是非出演したいと思いました

奥田瑛二(里谷孝蔵)

人にはそれぞれの背中がある。
母として、娘としての背中、父としての背中、そして幼子の背中。
日常、それらの背中には幾つもの気配がある。
その気配をこの映画「かくしごと」は語っている。
アナタは身近な人の気配を感じていますか?

『かくしごと』は、2024年6月7日(金)TOHO シネマズ 日比谷、テアトル新宿他全国ロードショー。

かくしごと』あらすじ

絵本作家の千紗子(杏)は、長年絶縁状態にあった父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、渋々田舎に戻る。他人のような父親との同居に辟易する日々を送っていたある日、事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた千紗子は彼の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、少年と暮らし始めるのだった。ひとつの“嘘”からはじまった千紗子と少年、そして認知症が進行する父親の三人の生活。最初はぎこちなかった三人だが、次第に心を通わせ、新しい家族のかたちを育んでいく。しかし、その幸せな生活は長くは続かなかった。許されないとわかっていても、なぜ彼女は嘘をついてまで少年を守ろうとしたのか。そして、このひとつの嘘から明かされていく、それぞれの<かくしごと>とは。ラスト、彼女が知る真実に、あなたもきっと涙する。

原作:北國浩二「噓」(PHP 文芸文庫刊)
脚本・監督:関根光才
出演:杏、中須翔真、佐津川愛美、酒向芳、安藤政信、奥田瑛二ほか
配給:ハピネットファントム・スタジオ
公式:https://happinet-phantom.com/kakushigoto

(C)2024「かくしごと」製作委員会

※2024年3⽉28⽇時点の情報です。

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