ドラマ「北の国から」シリーズ一覧!1986年〜2002年まで全9作品をまとめて紹介

1986年から2002年まで続いたテレビドラマ「北の国から」シリーズ。今回は全作品のあらすじをまとめて紹介します。

1986年から2002年まで続いたテレビドラマ「北の国から」シリーズ。今回は全作品のあらすじをまとめて紹介します。

北の国から』(1981)

北の国から

東京から故郷である北海道富良野市息子の純(吉岡秀隆)と螢(中嶋朋子)を連れて戻った黒板五郎(田中邦衛)。過疎化した村にある五郎の生家を修復し、生活を始めるが、そこは電気もガスも通っていない辺境の地。都会暮らしに慣れた幼い子どもたちはそうした生活になかなか馴染むことが出来なかった……。

1981年に放送されて以来、連続テレビドラマの金字塔として日本中に感動をあたえ続けてきた「北の国から」シリーズ。その第1弾は全24話の物語として毎週放送され、その後8編のスペシャルドラマとしてシリーズ化された。原作、脚本は日本を代表する脚本家である倉本聰。富良野の雄大な大自然の中である家族の人間模様が描かれ、さだまさしによるおなじみのテーマ曲が心に響く。

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北の国から ’83冬』(1983)

北の国から '83冬

東京へ出稼ぎに出ていた五郎(田中邦衛)が正月休みに富良野へ帰ってくる。すると純(吉岡秀隆)の同級生の正吉(中澤佳仁)が家出をし、黒板家で正月を迎える。正吉と母みどり(林美智子)との間には問題があり、みどりは五郎に息子を預けたあげく、借金を残してどこかへ逃げてしまう。しかも五郎はその借金の肩代わりをすることになるのだった。

名脚本家・倉本聰による連続テレビドラマに続くスペシャルドラマ版となる本作。北海道・富良野市を舞台に東京からやって来た家族の絆が描かれる。その後20年近くにわたり長期的に放送されるドラマ第2弾である本作では、田中邦衛のはまり役となった黒板五郎の味わい深いキャラクター性に焦点が置かれている。

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北の国から ’84夏』(1984)

北の国から '84夏

東京から富良野へやって来て4年。純(吉岡秀隆)と正吉(中澤佳仁)は帰省して来た努(六浦誠)がパソコンを操るのをみてショックを受ける。さらに努に父五郎(田中邦衛)のことをバカにされ口論に。努に罵倒された純は、五郎が気後れする原因となった丸太小屋の焼失の原因が自分にあることを思い出すのだが……。

放送時には常時視聴率が20%を超える大人気ドラマシリーズ第3弾となる本作。毎回北海道の大自然との共生の中で生まれる人間ドラマが描かれるが、今回は正直な父に対して素直に罪を認め、謝罪できないでいる純の心の揺れが等身大の感情として丹念に描写される。

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北の国から ’87初恋』(1987)

北の国から '87初恋

中学3年生となり、卒業も迫る頃、電化製品オタクの純(吉岡秀隆)は大里家の農家の裏にある滑稽なビジュアルの風車に興味を持つが、そこの娘であるれい(横山めぐみ)に一目惚れしてしまう。町の中学に通うれいと次第に心を寄せ合い、付き合うようになるのだが……。

倉本聰による原作と脚本、誰もが1度は聴いた覚えのあるさだまさしによるテーマ曲が印象的な名作ドラマ「北の国から」シリーズ第4弾となるスペシャル版の本作。長期ドラマ化作品であるため、登場人物たちの成長過程をリアルタイムで追うことができ、本作では純の初恋の模様がリリカルに描かれている。

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北の国から ’89帰郷』(1989)

北の国から '89帰郷

東京で職に就き、実家へ送金までするようになった純(吉岡秀隆)を誇りに思う五郎(田中邦衛)は3人で暮らす家作りのために毎日丸太を削っていた。しかし純は職を転々としており、趣味のバイクが高じて悪い仲間ともつるむようになっていた。さらに看護師になるため旭川の学校まで通う螢(中嶋朋子)はある予備校生と心を通わせていた。

大ヒットドラマ「北の国から」シリーズ第5弾となるスペシャル版の本作では、健気に家作りに励む父とそれぞれの道を歩み始めようとする子どもたちの暮らしが繊細なタッチで描かれていく。東京に戻り不良になってしまった純を温かく迎え入れる五郎の寛大さが切なく胸を打つ。

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北の国から ’92巣立ち』(1992)

北の国から '92巣立ち

再び丸太小屋を再建しようと躍起になっている五郎(田中邦衛)は、旭川で看護師になるための勉強を続ける螢(中嶋朋子)の帰りを待ちわびていた。一方、東京でガソリンスタンドの店員をやっている純(吉岡秀隆)は、何気ない日々を過ごしていたが知り合ったタマ子(裕木奈江)と関係を持ち、妊娠までさせてしまうが……。

スペシャルドラマ前後編で子どもたちと離れて遠く富良野の奥地で暮らす五郎と異性関係を深める子どもたちとの対照的な暮らしぶりが点描され、初回放送から10年を過ぎた本シリーズの時の流れを感じさせる。

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北の国から ’95秘密』(1995)

北の国から '95秘密

北海道の大地で変わらず懸命に生きている五郎(田中邦衛)の気持ちとは裏腹に、富良野でゴミ収集の仕事をする純(吉岡秀隆)はれい(横山めぐみ)と遠距離恋愛を続けながら、新たにシュウ(宮沢りえ)と恋仲になり、札幌の病院で看護師をしている螢(中嶋朋子)は病院を辞めたあげく妻子ある男性と関係を持っていたのだった。

大ヒットドラマ「北の国から」シリーズのドラマスペシャル版第6弾となる本作では、富良野の大自然の美しさがハイビジョンで撮影されておりこれまで以上に印象的になっている。子どもたちがどんな倫理に反する行いをしても味方であり続けようとする父・五郎の哀愁漂う優しげな姿はやはり田中邦衛でなければ演じられない。

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『北の国から ’98時代』(1998)

北の国から '98時代

完次(小野田良)が営む有機農業を手伝うようになった五郎(田中邦衛)。富良野でともに暮らす純はゴミ収集のベテランとなっていた。しかし恋人のシュウ(宮沢りえ)の実家に挨拶に行くと自分の仕事が気に入られず落胆する純。音沙汰のない螢(中嶋朋子)は金の工面のために親戚や友人のところを回っていた……。

北海道の雄大な大自然の中で暮らす黒板家の家族の絆が描かれる大人気ドラマ「北の国から」シリーズのスペシャル版第7弾となる本作は前後編に分かれる。それぞれの想いを抱きながらもすれ違っていく彼らが繰り広げる骨太な人間ドラマが倉本聰の手で紡がれる。

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北の国から 2002遺言』(2002)

北の国から 2002遺言

螢(中嶋朋子)の金を工面した草太(岩城滉一)から牧場を引き継いだ純(吉岡秀隆)と正吉(中沢佳仁)であったが、牧場の倒産によって富良野を去ることになる。螢は幼い息子の快(西村成忠)を育てており、五郎(田中邦衛)は快が可愛くて仕方がなかった。しかしそんな五郎が腹痛を覚え……。

倉本聰による原作・脚本の名作ドラマ「北の国から」シリーズの最終作となる本作も前後編に分かれる。主人公・五郎の奮闘と純と螢の成長を20年にわたり語り続けてきた大自然の家族ドラマがここに完結し、黒板一家を見守ってきた視聴者にはこれまで積み上げられた時間に悠久の感動が押し寄せる。

【文・チャーリー】

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。

※2020年5月27日時点のVOD配信情報です。

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