ヨーロッパ映画でファッションも味わう!時が経っても色褪せないセンス【フランス編】

前回のヨーロッパ映画×ファッション特集は、北欧の国スウェーデンからでしたが、いかがでしたでしょうか?魅力的な女性たち、そして彼女たちのファッションを見るだけでおしゃれ度が上がるような気がしますよね。

そこで今回は、女性なら誰でも一度は訪れてみたい憧れの国フランスより、キュートで魅力あふれるガールズたちの登場する2作品をご紹介致します!

『ラ・ブーム』

ラブーム

フランスのアイドル、ソフィー・マルソーの記念すべきデビュー作。

ソフィー演じる13歳のヴィックが引越し先のパリで、ブーム(ダンスパーティー)と恋愛に夢中になる、フランスらしいオシャレムービー。女の子による、女の子のためのフランス映画と言えます!主題歌のリチャード・サンダーソンが歌う「愛のファンタジー」にもまた、おっとりさせられます。

青いシャツを、タイトジーンズにインするスタイルがトレードマークのヴィック。ボーイズライクなファッションと、同級生達より大人っぽい彼女が、ニッコリ笑った時の破壊力で、がっちり観る側の心を掴んで来ます。

長めのボブカットをすっぽり隠して被る白のニット帽もキュート!同じくホワイトのロングマフラーも合わせて可愛さ倍増!両耳に光る小さくてシンプルなピアスにも、好感が持てます。

ヴィックの良き理解者で味方である、音楽家のおばあちゃんのファッションもお手本にしちゃいましょう。冒頭で、彼女を迎えに来るシーン、キャスケット帽と青いニットの洗練された大人の女性の装いにも注目です。

本作には、可愛いお友達が沢山登場しますが、みんな総じてオマセさんです。着ている洋服ももちろんハイセンスですが、行動や言動もいちいちロマンティック。自分が13歳の時どうしてたか記憶を辿ってみたら、そのギャップに耐えられなくなるほど、彼女達、出来上がってます…。

そんな反面、初めてブームに誘われるシーンでヴィックは喜んでいるのもつかの間、突然頭を抱えるのですが、次に放つ言葉が「着ていく服がない!」なのです。実に平和!でも彼女にとっては一大事!!

ブームに行ってもいいか相談するも、なかなか話を聞いてくれない母親と父親に、「私のことなんてどうでもいいのね!娘の幸せにも無関心」と泣いて訴えるシーンには思春期を思い出して共感しました。

女の子っていつも1番がいい。いつも守られて、皆から思われていたい厄介な生き物です。この世に生まれたその日から、女は女である計算力を備え、神秘な存在なのだな、と潜在的ガールズパワーを再確認できます。

ヴィックの両親も、父親の浮気騒動から別居になったりと、大人も色々。フワフワ可愛い可憐さだけでは終わらないのがフランス制作らしい本作の見どころ。けれど、パリでは13歳の恋愛も大人の恋愛も対等です。

いつも恋していたい!美味しい物を食べて笑っていたい!オシャレして踊っていたい!ヴィックと一緒に、欲望に素直に生きるパリの少女になってみませんか?ジュテーム!!

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『ロシュフォールの恋人たち』

ロシュフォール
1967年公開作品。ジャック・ドゥミ監督、ミシェル・ルグラン巨匠がタッグを組んだ『シェルブールの雨傘』のカトリーヌ・ドヌーヴを主演に、豪華キャストで送るハッピーなミュージカル。双子の姉妹を演じた2人は、カトリーヌの実際のお姉さんです。

何がってこの監督の映画、入り方がオシャレすぎます。ロシュフォールの港に着いた団員たちが踊り始めた瞬間から、ドキドキが止まらない!

双子のデルフィーヌとソランジュがピンクとイエローの衣装で歌い踊るのは、運命の相手を追い求め、パリを夢見るドリームソング。歌詞に「腰のくぼみに双子のしるし ホクロがある」とありますが、実際にそれが写るシーンも!こちらも観賞しながら是非、探してみて下さい。

本作でお手本にしたいのは、双子の主人公をはじめとする60年代のお揃いファッション。観てるだけでワクワクする色使い。男性団員の、オレンジとブルーのシャツ、ネクタイで「町から町へ(邦題)」を歌い、踊るシーンも一見の価値ありです。

そして、スカーフや帽子などの小物類の使い方も注目ポイントです。子供たちがバレエのレッスンを受けるシーン、お揃いのスカイブルーのヘアバンドがとっても可愛い。キャスト達が踊った時にチラッと覗く下着や、靴下まで絶妙な配色です。主人公や主要キャスト以外の衣装などもチェックするのもお勧め!細かい部分まで本当にこだわりが伝わってきます。

直球なフランス語の歌詞もなかなか刺激的です。お祭りを明日に控え、水兵たちと旅立ってしまう女性団員がいたり、椅子に座る動作ひとつ取っても、何だか艶かしくセクシーな姉妹にうっとりさせられます。奔放すぎるその恋愛至上主義な気質や、いつまでも可愛く愛される女性である事への一途さに、尊敬まで覚えます。

ロマンチックにそれぞれの愛や夢を追いかける彼女達がとても愛らしく、まだ見ぬ運命の人に思いを馳せたくなる事、間違い無しです!最高のルグラン音楽と共に終始ウキウキが止まらない60年代のフランスが楽しめる名作を味わってみて下さい!

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独特な魅力が詰まったフランス映画

フランス映画には独特の魅力があり、好きな方も多いと思います。今回はその中でも、女性のエネルギーが詰まった、キュートでワクワクさせてくれる作品をご紹介致しました。

60年代、80年代と時が経っても色褪せないセンス、キラキラした主人公の女性達は、いつ観賞してもスクリーンの中で輝き続けています。是非、彼女達にパワーを貰って、日々の活力にして頂ければ幸いです!

今後も、ヨーロッパ映画×ファッションを探求し続けていきたいと思います。ご期待ください!

 

※2021年12月28日時点のVOD配信情報です。

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  • 713
    -
    ようやく観られた。しかも映画館で! YouTubeにある一部映像を2年半前にみて、Spotifyのプレイリストにもずっと入っているから曲は知っていて、何度も上映の機会を逃してきたけど、ようやく観られた! ラ・ラ・ランドにとても似ている曲が多く、ラ・ラ・ランドをもう一度観たくなった(ラ・ラ・ランドが後なのに) 最初からみんなが踊り始めて歌い始めて(時代が違うから踊りの技術も歌も違うけど)物語なんてどうでもよくて、 やはりどの時代にも踊りと歌の素晴らしさは伝わるなと思った。 父親と同い年の人と恋仲になるのとか、最後会えたとは思うけど、妹が悲しい顔で終わるのとかなんだかな~なんて思っちゃったけど! 映画館には外国の方が多くそれも驚いた(香水がすごかった)
  • Brahmst
    5
    曲は昔から好きだが、映画自体は初鑑賞! 音楽、美術、衣装、配置、踊り、ストーリー、全てが明るくて美しい作品で、ミュージカル映画の中で1番になったので、サブスク鑑賞ながら感想を... ミシェル・ルグランの音楽は、特に有名な「キャラバンの到着」に限らず素晴らしく、楽器をやる身として弾きたい曲ばかり! 一方、真骨頂はストーリーの絶妙な粗さと緻密さの配合にあると思っている。フランス的ですれ違い続ける恋が群像劇として描かれ、真剣に観たら粗さを感じる。しかし、物語の芯が緻密なので、粗さが本質と切り離されており、逆に美しく緻密な物語を際立たせているように感じた! そこに舞台となるロシュフォールの温かみ、名優たちの演技と踊り、歌や細々とした配置の妙が感動を与えてくれる!
  • asa
    -
    2025年10月鑑賞。
  • 狭い
    4.2
    画家がキャンバスに好きな色を重ねていくかのように能動的に計算された色 パステルカラーが街と人物を彩り、爽やかで軽やかで美しい世界が作られている 可憐な少女の淡い乙女心のような色 音楽や絵、踊りやファッション、建築も芸術的でめいいっぱい美しくて可愛い 恋に落ちることそのものがどこまでも芸術として描かれている 運命の出会いをした男女が手を取り歌って踊り出すって素敵すぎるかも 運命の出会いや理想の恋人像を年甲斐なく考えてしまうけど、そんな自分のロマンチストさを肯定してくれるようだった 同じところにホクロ 双子のしるし
  • kawamitsu
    -
    この作品はご都合主義やハッピーエンドではなく、すれ違う人々の関係性の中で構成されていく大いなる運命(Fate)を描いたものだと思う。 作品の登場人物は作品の登場人物という立場でのみ作品内に存在する。 だからこそ、それを俯瞰する我々がいるのであって、そこで観測できる運命の流れをミュージカルという感情のパフォーマンスと共に享受するのがミソなのでは。 ジャックドゥミは運命のリアリズムを撮りあげた人だ。
ロシュフォールの恋人たち
のレビュー(17275件)