【スノードームを探せ!】冬の定番アイテム、スノードームが活躍する映画まとめ

劇場未公開作品を愛してやまない田舎人

フレスコの傘

ウィンターシーズン定番のアイテムといえばスノードーム。この時期になると店頭などでもよく見かけると思いますが、実は映画の中でもちょっとしたインテリアや小道具として登場したりするのです。

今回はこの時期にぴったりなスノードームが登場する映画をご紹介したいと思います。

そもそもスノードームって?

スノーボールの画像

誰しも一度は目にしたことがあるかと思いますが、まずは簡単にスノードームの説明から。

スノードームとは球形やドーム形の透明な容器の中を水とグリセリンを混ぜ合わせた液体で満たし、ミニチュア(人形・建物)とスノーパウダーなど雪に見立てたものを入れ、振り動かすことで雪が降っている風景を作り出している置物のこと。海外ではスノーグローブ( Snow globe)と呼ばれることが多く、コレクターズアイテムとしても有名です

またクリスマスシーズンになると売れ行きが倍増するため、クリスマスにかかせないアイテムのひとつといっても過言ではないかもしれません。

アベンジャーズ/THE AVENGERS(1998)

アベンジャーズ

イギリスで1960年代に放送されたTVシリーズ「おしゃれ(秘)探偵」映画化した作品。アメコミの方ではありませんのでお間違いのないように!

謎の異常気象が相次ぐイギリスが舞台。レイフ・ファインズ演じる極秘諜報員の武器が傘だったり、車に紅茶メーカーなるものが搭載されているあたりなんかはさすがイギリス。悪役を演じたショーン・コネリーはクマの着ぐるみを着たり、スコットランドの正装であるキルト姿で派手に登場したりとコスプレ要素もバッチリです。

肝心のスノードーム自体はキーアイテムになるわけでもなし、ワンシーン程度の登場になるのですが、いかんせん出てくる数が半端ではないのです。それはもうバーゲンセールか?と思ってしまうくらいわんさかと出てくるので目立つ目立つ。これ一本でたくさんのスノードームが一瞬にして拝めるので入門編にいかがでしょうか?

恋愛手帖/KITTY FOYLE(1940)

恋愛手帖

美しいキティ・フォイルは二人の男性から求愛を受ける。貧乏だが誠実な医者のマークと資産家の息子ウィン。二人の男性の狭間で揺れ動く女心を描く。

元祖スノードームが出てくる映画といえばこれ。本作でのスノードームは主人公キティの過去を映し出す鏡のような役割を果たしており、実に効果的な使われ方をしています。ちなみにスノードームの始まりは19世紀前半のヨーロッパでペーパーウェイトとして使われていたことが一説として残っているとのこと。

話としてはどちらの男性を選ぶのかというとてもシンプルなものですが、最後の最後までその行方が分からず面白い。女性の社会進出が活発になった1940年。働く女性の典型として描かれたキティをジンジャー・ロジャースが好演しています。

市民ケーン/CITIZEN KANE(1941)

市民ケーン

新聞王ケーンが死んだ。バラのつぼみという言葉を残して。バラのつぼみとは一体何なのか。このキーワードと共にケーンのミステリアスな一生を追いかける。

多くの映画批評家から現在でも映画史上最高の作品と称賛される名作のひとつ。スノードームは冒頭、そして終盤に出てくるのですが、本作で印象的な使われ方をしたことによりスノードームが一般的に認知されたそうです。確かにバラのつぼみの謎を解くキーアイテムのような存在になっていて、最後の最後までスノードーム自体が印象に残る作品になっています。

ザ・プロジェクト/SECONDS APART(2011)

ザ・プロジェクト

ハイスクールで起きる奇妙な連続殺人。その背後には双子の兄弟の影がちらつく…。一卵性双生児の兄弟セスとジョナは他人を寄せ付けない雰囲気を纏い、いつも二人で行動。おまけに彼らは必ず殺人現場に居合わせており、何故か死にゆく人間をビデオに撮影している。二人が殺人を計画しているのかそれとも・・・。

本作では双子を追う刑事が捜査中にスノードームの中に入っている自分を自分が見つめているという幻想的でありながらも悪夢的なシーンが用意されています。これは視覚的にも大変面白い構図で、スノードームにはこういう使い方もあるのか!となかなか衝撃的。

また、双子が題材なだけあってシンメトリーな美しい図がたくさん出てくる点にも注目。一見ゴシックホラーのような趣がありますので、暗めのお話が好きな方にもおすすめしたい一本です。

ジャンパー/JUMPER(2008)

ジャンパー

テレポート能力を持つ“ジャンパー”たちの姿を描いた作品です。

主人公デヴィッドが想いを寄せる同級生ミリーにセール品だけど・・・と言ってプレゼントするのがエッフェル塔が中に入ったスノードーム。新聞紙に包み、申し訳なさ程度にリボンをあしらっただけのシンプルなラッピングが逆に乙女心をくすぐります。一度でいいからこういう素敵なプレゼントを貰いたいと思っている人は実は多いかも・・・。

そしてそれを見たクラスメイトから「なんだよもうクリスマスか?」とからかわれる場面もあるのですが、微笑ましいと同時にやはりスノードームといえばクリスマスのイメージが王道なんだなあ、と強く感じる作品です。

まだまだある!スノードームが出てくる映画

以下、筆者が見つけることのできたスノードームが出てくる映画の一覧になります。

物語と深く溶け込んでいる作品のものもあれば、一瞬だけ映るインテリア扱いの作品など登場の仕方は様々。一瞬だけ映るとなると探すのが非常に難しいのですが、見つけることが出来た時の喜びはひとしお。

テレビの前にスノードームをずらりと並べ、スノードームが出てくる映画を鑑賞する・・・というのもなかなか粋で楽しめるかもしれませんね。

  • アナとオットー/LOS AMANTES DEL CIRCULO POLAR(1998)
  • クリスチーナの館/CHRISTINA'S HOUSE(1999)
  • ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦!!/THE BIG PICTURE(1988)
  • サンダーボルト/LIGHTNING: BOLTS OF DESTRUCTION(2003)
  • サンタクローズ/THE SANTA CLAUSE(1994)
  • 幸せのポートレート/THE FAMILY STONE(2005)
  • ジュエルに気をつけろ!/ONE NIGHT AT McCOOL'S(2001)
  • デモンズ4/LA SETTA(1991)
  • トイズ/TOYS(1992)
  • フォーリング・ダウン/FALLING DOWN(1993)
  • ホラー・シネマ・パラダイス/All About Evil(2010)
  • ラブリーボーン/THE LOVELY BONES(2009)
  • 夢の降る街/THE BUTCHER'S WIFE(1991)

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  • 吉田ボブ
    5
    そういえばナベツネってまだ存命中?とか関係ないことを思い出しながら見たけど、脚本の構成といい、音楽の入り方といい、カット割といい、普遍的にグッとくる
  • m
    -
    長くやってきた仕事の案件がようやく一時的に落ち着いた(またすぐに始まるのだけど)のでやっと「Mank マンク」が観れる!という訳で予習(というか復習)です。 繁栄の裏側に哀しさと寂しさ漂う新聞王の肖像。映画系の学校に行くと絶対『パン・フォーカス』の話で観せられるお馴染みの作品。 昔観た時は物語よりも当時としては斬新な語り口の演出に惹かれたが、今観ると演出だけでなく哀感と構成の巧みさのある脚本にも惹かれた。 若い頃と壮年の両方を演じる俳優陣の中でもやはりオーソン・ウェルズが怪物的に巧い。 ラストに『バラのつぼみ』の意味が分かる時、観客だけが彼の心の孤独を共有する。確かに「ソーシャル・ネットワーク」との繋がりを感じた。
  • charo
    -
    mankが見たくて予習した。 鑑賞者のみぞ知る系、終わり方好き。 悲しさと切なさを感じる“バラのつぼみ“ “多くを手に入れようとして、全てを失った“ 成功しているように見える人ほど沁みる言葉なのでは…。 白黒映画を久しぶりに見たからか、 色がないと、どの人が誰だか覚えられない。 よって、ケーンを何度も見失いかけた。 この監督25歳で、主演もやってたなんて。 どこが良い作品なのか一回目は分からなかった。 色々まとめてくれている人の文章を読むと、 技術的にも、ストーリー的にも面白いことに気づき、 次見る時には、見方が変わっていそう。 コレクションしている展示品の数々が 並べられているラストのシーンは、 薄目で見ると、高層ビルが並んでいるようにも 見える映像の撮り方で、面白いなと思った。 画面がとても好きだったのでもっとゆっくり見たい。
  • エータキ
    4.2
    ケーンが最後に発した言葉の意味を探すっていうのが1941年の作品なのに新鮮に感じた。その謎を追い求めた先にたどり着いた結論も良かったし、その後のシーンで更にやられた。 1シーンの情報量も多くて光景だけで物語を語ってるシーンもあれば、写真にクローズアップしていって次のシーンに繋がるとか演出面でもアイデアが豊富だし、全体の構成もこの映画が大元なのかなってやつがたくさんあった。 どんだけ大金持ちになったとしてもラストシーンでケーンも一市民というか1人の人間なんだなと思った。
  • TAKUMARO
    4
    冒頭の新聞王ケーンの豪邸ザナドゥを次々に映し出す構図、スノードームを落とし「バラのつぼみ」と謎の言葉を残し息を引き取るケーン。 小学生の時に初めて観た冒頭のワクワク感は年月を重ねても健在。 今では珍しくもないが、1941年の作品として映像表現が多彩で時間軸が行き来する構成も斬新。 例に漏れずMank マンク鑑賞前の予習であったがエモーショナルなシーンが多く楽しめた。 (Blu-ray) 2020年ソフト観賞記録-070
市民ケーン
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