映画ファンに人気のナタリー・ポートマン出演のおすすめ映画まとめ!『レオン』『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』など10本

ナタリー・ポートマン出演のおすすめ映画と主なプロフィールのまとめ。『レオン』「スター・ウォーズ」シリーズ、『ブラック・スワン』など10本。

幼少期から映画界で活躍し、その美貌と高い演技力で多くのファンを惹きつけるナタリー・ポートマン。そんな彼女が出演したおすすめ映画をまとめてご紹介。

ナタリー・ポートマン プロフィール

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ナタリー・ポートマンは、1981年6月9日生まれ、イスラエル・エルサレム出身。3歳の時にアメリカに移住し、モデルとしてのスカウトを経て女優を目指す。

リュック・ベッソン監督作品『レオン』(94)で鮮烈な映画デビューを飾り、「スター・ウォーズ」シリーズのヒロイン、パメド・アミダラで不動の人気を確立。その後も話題作への出演を重ねていく。

女優としてのキャリアを着実に重ねる傍らで、名門ハーバード大学に入学し心理学を専攻。在学中は学業を優先し、03年に卒業。

『クローサー』(04)で第77回アカデミー賞 助演女優賞に初ノミネートされ、『ブラック・スワン』(10)で第83回アカデミー賞 主演女優賞受賞を果たす。

私生活では『ブラック・スワン』の振付師バンジャマン・ミルピエと結婚し2児の母となった現在も、多数の作品に意欲的に出演。2020年3月には『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』、4月には製作総指揮も務めた主演作『ポップスター』が公開を控える。

レオン 完全版』(1994)

レオン

『グラン・ブルー』『ニキータ』などで脚光を浴びたリュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作にて、映画史に名を刻む一作。監督自らが『レオン』に22分の未公開シーンを加えた完全版。殺し屋の男性と12歳の少女の交流を描く。

家族を殺された12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートマン)は、同じアパートに住む凄腕の殺し屋・レオン(ジャン・レノ)の部屋に転がり込む。弟の復讐のために殺しの技術を教えてほしいというマチルダの頼みに、レオンはしぶしぶ応じる。やがて2人の間には複雑な絆と愛情が芽生え始める……。

オーディションで選ばれ、本作で鮮烈な映画デビューを飾ったナタリー・ポートマン。その美しさと演技力を存分に生かし、12歳という幼さと、背伸びをした精神面のアンバランスさを持つマチルダを熱演。女優としての知名度を世界的なものとした。

スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)

スター・ウォーズ

世界的人気を誇るSF超大作「スター・ウォーズ」シリーズの第4作目。新三部作の第1章であり、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』(02)、『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05)と続く。少年アナキン・スカイウォーカーがダース・ベイダーになるまでの物語を描く。一度監督業を引退したジョージ・ルーカスが22年ぶりに監督を手掛けている。

ジェダイの騎士クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン)とオビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー)は、襲撃された惑星ナブーの女王パドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)の窮地を救い、惑星タトゥイーンに不時着。そこでフォースの力を持った少年アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド)と出会う。

ナタリー・ポートマンが演じたのは、本シリーズのヒロインであるパドメ・アミダラ。悲劇の女王を見事に演じ切り、女優としての人気を不動のものとした。

Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)

Vフォー・ヴェンデッタ

イギリスの同名人気コミックを、『サバイバー』などのジェームズ・マクティーグ監督、「マトリックス」シリーズなどのウォシャウスキー兄弟が脚本・製作を手掛け、実写映画化。謎の人物がイギリス国家の転覆をもくろむさまを描いた社会派エンターテインメント。

第3次世界大戦後、独裁主義国家となったイギリス。秘密警察に捕らわれかけた女性イヴィー(ナタリー・ポートマン)は、謎の仮面を付けた人物“V” (ヒューゴ・ウィービング)に助けられる。ファシズム国家を忌み嫌いテロを繰り返すVに影響を受けたイヴィーは、彼と行動を共にするが……。

主演を務めたナタリー・ポートマンは、近未来の抑圧されたイギリスに生きる女性・イヴィー・ハモンドを熱演。謎の人物Vとの出会いにより自らの生きる道を見つめ直していく様子を、体当たりで演じている。

ブーリン家の姉妹』(2008)

ブーリン家の姉妹

フィリッパ・グレゴリーの同名小説を、『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』などのジャスティン・チャドウィックが監督を務め、実写映画化。16世紀の英国で繰り広げられる愛憎劇を描く。

16世紀のイングランド。男子の世継ぎに恵まれない国王ヘンリー8世(エリック・バナ)に、貴族のブーリン家は長女アン(ナタリー・ポートマン)を愛人として差し出す。しかし王の目に留まったのは、結婚したばかりの妹メアリー(スカーレット・ヨハンソン)であった。

ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンという2大女優の共演で話題となった本作。ナタリー・ポートマンは、のちにエリザベス1世の母となる姉のアン・ブーリンを熱演。したたかに王妃の座を狙う執念深さと嫉妬心、権力の中で生きる女性の悲しみを見事に表現している。

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ブラック・スワン』(2010)

ブラック・スワン

『ノア 約束の舟』『マザー!』などのダーレン・アロノフスキー監督によるサイコスリラー。大役に抜擢されたバレリーナの精神が、プレッシャーにより徐々に崩壊していくさまを描く。

ニューヨークの一流バレエ団に所属するニナ・セイヤーズ(ナタリー・ポートマン)に、『白鳥の湖』のプリマを演じる機会が巡ってくる。純真な白鳥と官能的な魔性の黒鳥の二役を演じることに不安を感じるニナの前に、新人ダンサーのリリー(ミラ・クニス)が現れる。やがて大役の重圧に耐えかねたニナの精神は崩壊し、幻覚に蝕まれていく。

主演を務めたナタリー・ポートマンは、自らの心の闇に飲み込まれていくバレリーナ・ニナを熱演。大幅な減量とバレエの特訓を経て役に挑み、美しさと狂気を表現した鬼気迫る演技が高く評価され、第83回アカデミー賞 主演女優賞を受賞した。またプライベートでは本作で振付を担当したバンジャマン・ミルピエと結婚し、2児をもうけている。

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抱きたいカンケイ』(2011)

抱きたいカンケイ

「ゴーストバスターズ」シリーズなどのアイヴァン・ライトマン監督がおくるラブコメディ。体だけの関係から始まる恋の行方を描く。

恋をする暇もない多忙な医師・エマ(ナタリー・ポートマン)は、ふとしたはずみで長年の男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)と一線を越えてしまう。それを機に、デートはしない、嘘も嫉妬もない、体だけの気楽な関係を続けることにした2人だったが、やがて気持ちに変化が訪れる……。

主演のナタリー・ポートマンが演じたのは、仕事に追われる女性医師のエマ。セックスフレンドとの気楽な関係を楽しむ奔放さを見せつつ真剣な恋に臆病になる、等身大の女性を好演し、ラブコメディで新たな魅力を発揮している。本作では製作にも携わっている。

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マイティ・ソー』(2011)

マイティ・ソー

マーベル・コミックの『マイティ・ソー』を原作とした実写映画化作品の第1弾。監督はケネス・ブラナーが務めた。神の世界の戦士ソーが悪と戦うさまを描いたアクション大作。

神の世界で最強の戦士と謳われたソー(クリス・ヘムズワース)は、傲慢な性格が災いして地球に追放されてしまう。天文物理学者のジェーン・フォスター(ナタリー・ポートマン)らに発見され人間界で暮らし始めるソーだったが、ある事件を機に真の力に目覚め、戦いの世界へと身を投じていく。

ナタリー・ポートマンが演じたのは、天文物理学者のジェーン。当初は調査のために興味本位でソーに接触するが、次第に彼に惹かれていく。ナタリー・ポートマンは、「マイティ・ソー」シリーズ3部作の第1弾である本作、続編の『マイティ・ソー ダーク・ワールド』(13)、ならびに『アベンジャーズ エンドゲーム』(19)に出演している。

Thor

ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』(2016)

ジャッキー ファーストレディ

ジョン・F・ケネディの元大統領夫人ジャクリーン・ケネディを描いた伝記ドラマ。『ブラック・スワン』でナタリー・ポートマンと組んだ巨匠ダーレン・アロノフスキーが製作を務め、監督は『NO』などの気鋭・パブロ・ララインが手掛けた。

1963年11月22日、人気絶頂であったジョン・F・ケネディ大統領がパレード中に何者かに銃撃を受ける。目の前で夫が暗殺された妻ジャクリーン(ナタリー・ポートマン)は、幼い子どもを抱え、悲しむ暇もなく葬儀の仕切りやホワイトハウスの退去などの対応に追われる。様々な感情が渦巻く中、事件直後から夫が“過去の人”として扱われることに憤りを感じた彼女は、ファーストレディとして最後の役割を全うしようと奮起する。

主演を務めたナタリー・ポートマンは、“ジャッキー”の愛称で親しまれた元大統領夫人、ジャクリーン・ケネディを熱演。ジャッキーが憑依したかのような演技力は高い評価を受け、第89回アカデミー賞 主演女優賞にノミネートされた。

Jackie

ジョン・F・ドノヴァンの死と生』(2018)

ジョン・F・ドノヴァンの死と生

『Mommy/マミー』『たかが世界の終わり』などのグザヴィエ・ドラン監督によるヒューマンドラマ。若くして亡くなったスター俳優の死の真相を描き出す。

2006年、アメリカの人気俳優ジョン・F・ドノヴァン(キット・ハリントン)が29歳の若さで突然この世を去った。彼の死の鍵を握るとされた11歳の少年ルパート(ベン・シュネッツァー/子供時代:ジェイコブ・トレンブレイ)は、10年経って新進気鋭の俳優となり、ジョンと交わした100通以上の手紙を出版して公開。さらに取材でジョンに関するすべてを明かすと宣言する。

ナタリー・ポートマンが演じるのは、ルパートの母、サム・ターナー。物語は彼女の回想を通して展開していく。ドラン監督自身が「母と息子」というテーマの集大成だと語る本作で、ナタリー・ポートマンがどのような母親像を見せるのか注目したい。2020年3月13日より公開中。

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ポップスター』(2018)

ポップスター

ナタリー・ポートマンが主演と製作総指揮を務め、『シークレット・オブ・モンスター』のブラディ・コーベットが監督を手掛けたヒューマンドラマ。トラウマを抱えるカリスマポップスターの壮絶な生きざまを描く。

クラスメイトが起こした銃乱射事件に巻き込まれ、かろうじて一命を取り留めた14歳のセレステ(幼少期:ラフィー・キャシディ)。姉のエレノア(ステイシー・マーティン)と作った追悼曲が大ヒットし、敏腕プロデューサー(ジュード・ロウ)に見初められてスター街道を歩むことに。18年が経過し、相次ぐスキャンダルで活動を休止していたセレステ(ナタリー・ポートマン)の復帰ツアー初日、かつての銃乱射の模倣事件が起こる……。

主演を務めたナタリー・ポートマンは、壮絶なトラウマを抱えながらもスターとしての再起をかける女性・セレステを演じる。二面性を演じて高い評価を得た『ブラック・スワン』を彷彿とさせる、華やかなポップスターの光と闇の表現に期待したい。2020年4月3日公開予定。

popstar

【文・ココネコ】

※2020年3月30日時点の情報です。

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