長年愛され続けている名作「天使にラブ・ソングを…」シリーズは、ウーピー・ゴールドバーグ主演のミュージカルコメディ。本記事では、『天使にラブ・ソングを…』『天使にラブ・ソングを…2』を公開順に見どころも合わせてご紹介。
『天使にラブ・ソングを…』(1992)
ナイトクラブで歌手をしているデロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)は、大物マフィアのボスであるヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)の愛人であった。しかし、ヴィンスが裏切り者を殺すところを見てしまったため、マフィアから追われる身となってしまう。重要参考人として警察に保護されたデロリスは、ヴィンスの裁判が始まるまで修道院でかくまわれることに。自由奔放なデロリスは、尼僧として格式高い修道院で生活することとなる。始めはそんな堅苦しい生活に我慢ならないデロリスであったが、歌手だった経験を活かして、下手くそな聖歌隊を鍛え上げていく。そして、保守的な修道院長と対立しながらも、派手で自由な聖歌にアレンジし、修道院のシスターたちと音楽を通して友情を育んでいくのであった。しかし、マフィアがデロリスの居場所を遂に突き止めて……。
堅苦しい修道院を自分なりのやり方で面白く変革していく破天荒な女性デロリスをウーピー・ゴールドバーグが演じ、大ヒットしたハートフルコメディ。「Hail Holy Queen」や「I Will Follow Him」など一緒に踊りたくなる名曲や胸が熱くなる歌が沢山楽しめるのもポイント。シスターたちが一致団結し、どんどん素晴らしい歌に出来上がっていく姿は鳥肌ものだ。また、デロリスと修道院長の関係性の変化にも目が離せない。
『天使にラブ・ソングを2』(1993)
前作から一年後、歌手として活躍していたデロリスの元にシスターたちが現れる。社会奉仕先の高校の生徒たちが悪ガキばかりで、皆手を焼いていると言う。その高校がデロリスの出身校でもあったことから、彼女が再びシスターとなってその高校の立て直しに協力することに。音楽クラスの担当となったデロリスは、悪童たちに手を焼きながらも歌を通して学校のピンチを救っていく。
ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒットミュージカルコメディ第二弾となる本作。「Oh Happy Day」や「Joyful, Joyful」などのポピュラーな曲や、ゴスペルや賛美歌をアレンジするなどして歌われている。やんちゃな高校生たちが歌うことの楽しさを知り、力いっぱいに歌う姿に感動すること間違いなし。
※2022年12月2日時点の情報です。