クリストファー・ノーラン監督による新たな「バットマン」シリーズ、通称「ダークナイト・トリロジー」のあらすじ・キャスト・見どころをまとめて紹介する。
『バットマン ビギンズ』(2005)
『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』の不評によりシリーズ第5弾の企画が中止されたものの、新たにクリストファー・ノーラン監督が起用され「ダークナイト・トリロジー」としてリブートが決まった。バットマンを演じるのは、『マシニスト』(2004)での役作りのための劇的な減量が話題を集めたクリスチャン・ベイル。
まだ幼いブルース・ウェインは両親を強盗によって殺害されてしまう。孤児となったブルースは執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)に育てられ、長い放浪生活の末、犯罪と不正にまみれたゴッサム・シティに戻ってくる。ブルースは正義を誓い、漆黒のスーツに身を包んみダークヒーロー、バットマン(クリスチャン・ベイル)となるのだった。
新たなシリーズ作品の第1弾となった本作は、これまでのシリーズのヒーロー映画らしいトーンをがらりと変え、人間の闇の部分をえぐり出すような、よりリアルな表現が追求されている。ヒットメーカー、クリストファー・ノーラン監督の演出手腕は批評家からの好評価を受け、「新生バットマン」シリーズは新たなファン層を獲得した。
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『ダークナイト』(2008)
「バットマン」シリーズのリブート作品である「ダークナイト・トリロジー」の第2弾。監督はクリストファー・ノーランが続投し、バットマン役もクリスチャン・ベイルが務めた。
これまでも様々な悪の力がのさばっていたゴッサム・シティに現れたのは、不敵な笑みを浮かべながら殺人をもろともせずに次々犯行に移していくジョーカー(ヒース・レジャー)であった。この凶悪犯を前に、バットマン(クリスチャン・ベイル)は新任検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)と協力して犯罪を根絶しようとするのだが……。
今作で最も目を引くのは、バットマンよりもやはりジョーカーの存在感だろう。ヒース・レジャーは歴代ジョーカーのファンタジックなキャラクター性を排し、リアルな演技を徹底。善悪を超越したカリスマ的な魅力を放つジョーカー像を実現し、第81回アカデミー賞では堂々の助演男優賞を受賞している。
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『ダークナイト ライジング』(2012)
クリストファー・ノーラン監督とクリスチャン・ベイルによる「ダークナイト トリロジー」完結編。シリーズ史上最高の製作費をかけ実現した迫真の映像表現で、3部作の壮大なフィナーレを飾った。
バットマン(クリスチャン・ベイル)がゴッサム・シティを去って8年が経った。しかし平和な日々はまたしても失われようとしていた。覆面のテロリスト、ベイン(トム・ハーディ)が再び街を恐怖に陥れると、バットマンに再起の時がやってくるのだった。
本シリーズにおける第2弾『ダークナイト』からノーラン監督の弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加し、本作では巧みなプロット術によって物語にはこれまでにない厚みが加わった。完結編に相応しい作品世界のフィナーレはすべてのファンに大きな興奮と感動を与えた。
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※2020年6月5日時点の情報です。