映画「マンマ・ミーア！」シリーズ一覧！あらすじ＆キャスト、見どころをまとめて紹介

映画「マンマ・ミーア！」シリーズは、ポップ音楽グループABBAのヒット曲をベースに、ブロードウェイで公開された同名ミュージカル舞台の映画版。美しいエーゲ海の島を舞台に誰もが聞いたことがあるABBAの曲が歌われ、幸せな気持ちにさせてくれるロマンティック・ミュージカル映画。

今回は続編と合わせて2作品のあらすじと見どころをご紹介します。

『マンマ・ミーア！』（2008）

ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島で、ホテルを経営しているシングルマザーのドナに育てられたソフィ。ソフィは自身の結婚式を間近に、“父親とヴァージンロードを歩く”という夢を叶えるため、自分の父親探しを始める。しかしドナの日記を読むと、父親の可能性がある人が3人いることがわかる。ソフィは3人全員に結婚式の招待状を送る。そして父親候補のサム、ハリー、ビルの3人が、20年ぶりにドナに会うためにやってくるのだった。

「Mamma Mia」や「Dancing Queen」など誰もが聞いたことがあるABBAの大ヒットナンバーのミュージカルシーンが、エーゲ海の美しい舞台に映え、思わず一緒に歌い踊りたくなる。父親候補が3人という驚きの設定にも関わらず、全く悲壮感もなく最後まで幸せな気持ちで観ることができる。3人との恋や友達との友情が描かれるが、最終的な見どころはやはりドナとソフィの母娘の絆。父親が誰かわからないが1人で育てる決心をした母とそんな母を認める娘の物語に涙を誘う。

メリル・ストリープが『プラダを着た悪魔』でのクールな女社長に反して、やんちゃでパワフルなシングルマザーのドナを演じる。娘のソフィ役は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』でコゼット役を務めたアマンダ・セイフライド。3人の父親役はピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドが固める。監督は舞台版『マンマ・ミーア！』の演出であるフィリダ・ロイドが務めており、映画版は舞台版の内容が忠実に再現されている。

『マンマ・ミーア！ ヒア・ウィー・ゴー』（2018）

母ドナとの念願であったホテルの改修を終えたソフィは、オープニングパーティーの準備に勤しんでいた。そんな中、夫のスカイにニューヨークでの就職話が舞い込む。ニューヨークでの新たな生活に魅力を感じ始めるスカイと、母の夢にこだわるソフィは関係がぎくしゃくしてしまう。さらにソフィの妊娠が発覚し、ソフィはたった1人で自分を産み育てた母に思いを馳せるのだった。

母ドナの若い頃と3人の父親との出会いを描く続編。現在も過去も前作同様、エーゲ海の美しい舞台をABBAの大ヒットナンバーが彩る。3人の父親がドナと1人ずつ出会いABBAの曲を歌い合う。前作では歌われなかった曲も披露され、「Mamma Mia」と「Dancing Queen」も新バーションで歌われる。前作でドナが歌った「悲しきフェルナンド」をソフィの祖母・ルビーが歌い上げるシーンは圧巻。ドナの過去が中心に描かれるが、最終的にはドナとソフィの母娘の愛が描かれる。

キャストは前作から続役。若き日のドナは『シンデレラ』のリリー・ジェームズが活発に演じる。世界的歌手のシェールがソフィの祖母・ルビーを演じたことも話題となった。今作の監督・脚本は『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のオル・パーカー。

(C)2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.(C)Universal Pictures

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年6月20日時点の情報です。