『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』レンタル開始!合わせて見たい音楽に彩られた映画たち

映画も音楽も本も好き。

丸山瑞生

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(C)FINDLAY PRODUCTIONS LIMITED 2012

2月10日より『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』のレンタルが始まりました!
まずは、こちらの予告編をごらんください。

イギリスのスコットランド、グラスゴーを舞台に20代の若者たちの青春をカラフルに描いた作品です。どこを切り取っても、キュートでポップ。

映画に彩りを添える軽やかなポップスは、今作の監督でもある、ベル・アンド・セバスチャンのスチュアート・マードックらしさが感じられるひとつのトピックでしょう。

そこで今回は『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』レンタル開始を記念して、素敵な音楽で彩られた映画をいくつかご紹介いたします!劇中で流れている音楽が物語のキーとなることもしばしばあるので、そういったところから映画を楽しむのもおもしろいです。

■ 『ゴット・ヘルプ・ザ・ガール』監督ベルセバのスチュアートが放つ世界感と楽曲に迫る

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『(500)日のサマー』

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運命を信じる男と運命を信じない女の恋愛コメディ。ミュージックビデオを多く手がけてきたマーク・ウェブ監督の初の長編作品です。

「わたしもザ・スミスが好き」という音楽の話をキッカケにふたりの関係が進展するのは、いかにもミュージックビデオ出身の監督らしいですよね。

「気まぐれな女子に翻弄される、冴えない男」という図式の今作は、世の中に意外と多いのであろう運命を信じる男たちにオススメの映画でもあります。

『(500)日のサマー』のキーとなる音楽はもちろんこちら。

The Smiths – There is A Light That Never Goes out

運命を信じる、信じないはともかく、好意を抱いた相手と趣味が重なると、それはやっぱり嬉しいですよね。皮肉と怒り、ひねくれたユーモアに溢れた、ザ・スミスの楽曲であれば、それはなおさらなのかもしれません。

ちなみに今作でサマーを演じている、ズーイー・デシャネル。実は彼女もシー・アンド・ヒムというデュオで活動するメンバーのひとり。

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出典:https://flic.kr/p/5hw3jX

She & Him – Why Do You Let Me Stay Here?

劇中でも歌声を披露するシーンがありますが、ズーイーの声は女の子らしくもあり、独特な力強さもあり、しなやかな印象を与えます。役者としても、ミュージシャンとしても才能を発揮している彼女の活躍には今後も期待です。

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『JUNO』

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予想外の妊娠を経験した16歳の少女、ジュノの9ヶ月間の成長を描いたハートフル・コメディ。

ジェイソン・ライトマン監督のキャリアで、最大のヒット作であり、同作のサウンドトラックはビルボードの総合アルバムチャートで第1位に輝く大ヒットを記録しました。

それもそのはずで、ベル・アンド・セバスチャンをはじめ、ザ・ヴェルベット・アンダーグラウンドソニック・ユースなど、名だたるバンドの楽曲が散りばめられているのです。

Belle & Sebastian – Expectations

The Velvet Underground – I’m Sticking With You

Sonic Youth – Superstar

このほかにもいくつもの楽曲が劇中で流れますが、どれもそれぞれのシーンと絶妙に合う選曲なんですよね。ジェイソン・ライトマンは映画と音楽の親和性に長けた監督なのだとおもいます。

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『ヤング≒アダルト』

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いつまでも大人になれない身勝手なヒロインをコメディタッチに描いた今作。監督は、ジェイソン・ライトマン。脚本は、ディアブロ・コディの『JUNO』と同じコンビの作品です

物語のキーとなるのは冒頭でも何度も流れる、ティーンエイジ・ファンクラブの『ザ・コンセプト』という楽曲。

まずはこちらをお聴きください。

Teenage Fanclub – The Concept

主人公のシャーリーズ・セロンは、冒頭では思い出のこの楽曲を気持ちよさそうに歌っているのですが、劇中のとあるシーンでは、こちらの楽曲の見え方/聴こえ方が変わってしまうような描写があるのです。

音楽を添えるものとしてではなく、物語の核として機能させているのは、ジェイソン・ライトマンならではの作風なのかなとおもいます。

それにしてもシャーリーズ・セロンの役作りはいつもすごいですね。モンスターでは14キロの増量、マッドマックス 怒りのデス・ロードではスキンヘッドでノーメイク。今作ではメイクのバリエーションも見どころのひとつなので、そんなところに注目するのもおもしろいです。

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『ロスト・イン・トランスレーション』

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同性からの支持を集める女性映画監督を挙げたときに、真っ先に名が挙がるのは、ソフィア・コッポラなのではないでしょうか。彼女の作品の特徴はガーリーな色彩感覚。また、音楽的センスも評価されています。

たとえばマリー・アントワネットでのファッションや色とりどりのお菓子はいかにも女子のハートをくすぐるものでしたが、そこに合わさるのは80年代のUKロック。これらを組み合わせるのはソフィア・コッポラの感性のなせる技なのでしょう。

代表作品の『ロスト・イン・トランスレーション』のサウンドトラックには、電子音楽もあれば、ロックもあり。日本のバンド、はっぴいえんどの『風をあつめて』も使われており、ソフィア・コッポラの音楽的な造詣の深さに驚かされます。

Squarepusher – Tommib

My Bloody Valentine – Sometimes

『ロスト・イン・トランスレーション』は、雑多な街とも言える東京を描いた作品なので、それを表現するために豊富なジャンルの音楽で彩られているのかなと感じます。

「東京」という街が外国のひとからはどのように映るのかはわかりませんが、わたしは今作を見ると、知っている場所であるにもかかわらず、異国情緒に触れているような気がします。外国のひとの視線で切り取られることで、その視野を共有しているようにおもうのです。

日本を描いているけれども、日本ではないかのような不思議な作品です。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。

映画の紹介というよりも、音楽の紹介のような記事でしたが、どれも素敵な音楽が溢れている映画ばかりです。『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』の音楽に心を掴まれた方は、ご紹介した作品も合わせてご覧になってみてくださいね。

 

※2022年8月27日時点のVOD配信情報です。

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  • 99__ne
    -
    陰気なミュージカル映画ってはじめて。 うまく生きられない人が、歌でなんとか呼吸している。 晴れてるのにずっと曇り空みたいな映画。
  • tetsunori
    3.5
    音楽とイヴのファッションがとてもよかった
  • ボルゾイ
    4.1
    以前見た時はピンと来なかったのですが、今回久しぶりに見たところめちゃくちゃ良かったです。 音楽が本当に良すぎで、 ジェームズが歌う、君の体を洗わせてという歌と、 キャシーの歌うあなたのジーンズが欲しいという歌が特に好きで何回も聴いてます。 他の曲も全部良いですね。 ベルセバは昔好きだったのですが、久しぶりに聴くと今の自分の好みにピッタリ合ったみたいで嬉しいです。 イブは可愛いのかよくわからないけれど、実際に会うととんでもなく美人な気もする不思議な魅力があふれているタイプで、ケイト・モスやヴィッキー・クリープスと同系統で、私は大好きなタイプでした。 衣装も本当に全部可愛くて、ヘアメイクも良かったです。 最後のライブのシーンでイブがブロンドになってたのも似合ってて素敵でした。 他の登場人物のキャラクターも良くて、キャシーは性格も歌声も喋り方もキュートで個人的にはこの映画の中で一番好きでした。 真剣な表情で前述のジーンズの歌を踊り歌う姿は何度見ても愛おしいです。 ジェームズのプライドと卑屈さの混じり合ったややこしい若さや、 イブの精神的な不安定さからくる危なっかしさ、 キャシーの育ちの良さを感じさせる無邪気さと達観の混ざりあったさまなどなど、人物の描写もなかなかお見事で、 自分の10代の頃を眩しく懐かしく思い出したりもできます。 映像は全体を通してポップでコミカルなシーンが多いのですが、 やや暗くてぼんやりしているストーリーとは良い組み合わせで見やすかったです。 可愛さと素晴らしい音楽で満ち満ちたこの作品は、私にとっては最高の癒しであり、今後も折に触れて何度でも見たい映画です。
  • しゃおりん
    3.3
    画もきれい、イヴもキャシーも可愛い、歌も良い、でも内容があるかといえば、うーん。 3日後には忘れてしまいそうな刹那的映画だった。
  • おぴーる
    3.3
    おしゃれミュージックビデオ 途中まで、これもし日本の若手俳優がやってたらつまんねーって思いそうだなとか思った 浅い青春 薬OD?だかして病院戻されたとこぐらいから楽しかった。謎のバレリーナソング キャシー(だっけ?)がメインボーカルの曲めっちゃ良かったな 拒食症で入院して、音大行く〜とかリアルさが全くなくて 本当に音楽のために作られた浅い青春 だからよいみたいなとこはある
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール
のレビュー(22065件)