ドラマファン「腹筋崩壊するわ…」と高評価！オススメの「笑える国内ドラマ」10本

ギャグ満載のドタバタコメディから、キャラクターの掛け合いが楽しいヒューマンドラマまで、楽しく笑えるドラマを見て気分転換してみませんか？　今回は、笑える国内ドラマの中から、Filmarksで人気の10本をご紹介します。

『タイガー&ドラゴン』（2005）

『流星の絆』などの宮藤官九郎が脚本を担当。同じく宮藤脚本作品『池袋ウエストゲートパーク』の長瀬智也、『木更津キャッツアイ』の岡田准一のダブル主演でおくる。西田敏行、銀粉蝶、阿部サダヲ出演。

笑いの才能がまったくないヤクザ兼落語家の山崎虎児と、かつて天才と呼ばれた元落語家で、現在は売れないデザイナーの谷中竜二。2人の間に巻き起こる人情、友情、恋愛模様を、クドカン節でコミカルに描く。落語演目とストーリーをリンクさせた一話完結型の新感覚ドラマで、土台となる落語の世界観や、虎児の落語への挑戦と成長、人間模様に笑いがこぼれる。

『結婚できない男』（2006）

『アットホーム・ダッド』などの尾崎将也が脚本を担当。阿部寛、夏川結衣、国仲涼子、塚本高史出演。

腕のいい建築家の桑野信介は、偏屈で皮肉屋の性格ゆえ40歳になっても独身を貫き、独特のこだわりを持った生活を謳歌していた。そんなある日、医師の早坂夏美と出会う。彼女は信介が今までに会ったことのないタイプの女性だった……。

独身生活を謳歌しつつも、寂しさや物悲しさを抱える男性をコミカルに描き、阿部寛演じる信介のアクの強いキャラクターや、周囲の人物との掛け合いが笑えると話題に。同世代の男性からは多くの共感も寄せられた。19年には続編の『まだ結婚できない男』が放送され、同じく阿部寛が53歳独身の信介を演じている。

『モテキ』（2010）

久保ミツロウの同名コミックをTVドラマ化。『ハロー張りネズミ』などの大根仁が脚本を担当。森山未來、野波麻帆、満島ひかり、松本莉緒（松本恵）、菊地凛子、新井浩文、リリー・フランキー出演。

恋愛に不器用で女性経験がなく、将来の夢もお金もない29歳の派遣社員・藤本幸世。そんな彼に突然3人の女性から連絡が入り、人生初の“モテキ”に突入する。優柔不断で冴えない草食系男子が、突然の恋愛に舞い上がり右往左往するさまを描いた、笑って泣ける青春恋愛コメディ。11年には劇場版が公開された。

『勇者ヨシヒコと魔王の城』（2011）

『今日から俺は！！』などの福田雄一が監督・脚本を担当。山田孝之、木南晴夏、ムロツヨシ、岡本あずさ、佐藤二朗、宅麻伸出演。

謎の疫病に襲われた村を救うべく、勇者として選ばれたお人好しの青年ヨシヒコ。幻の薬草と、先に旅に出たまま消息不明の父テルヒコを探す旅に出る。道中で知り合った珍妙な仲間たちと冒険を進めていくのだが……。

福田雄一の世界観と個性的なキャラクター陣、「ドラゴンクエスト」シリーズのパロディの掛け合わせが絶妙な笑いを生み、クセになる人が続出。大ヒットシリーズとなり、12年には続編が、16年にはシーズン3が放送されている。

『リーガル・ハイ』（2012）

『コンフィデンスマンJP』などの古沢良太が脚本を担当。堺雅人、新垣結衣、田口淳之介、生瀬勝久、小池栄子、里見浩太朗出演。

正義感にあふれ真面目だが、融通が利かない新人弁護士の黛真知子と、偏屈で毒舌な人格破綻者だが、連戦連勝の凄腕弁護士の古美門研介。正反対の信念を持つ2人がタッグを組み、依頼解決に向けて奮闘する。熱い弁護士魂とコメディが融合したリーガルドラマ。堺雅人演じる古美門の強烈なキャラクターや、新垣結衣演じる黛真知子と古美門の凸凹コンビっぷりが笑いを誘う。13年の続編のほか、スペシャルドラマも2作品放送されたヒット作。

『ゆとりですがなにか』（2016）

『タイガー&ドラゴン』と同じく宮藤官九郎が脚本を担当。岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、仲野太賀（太賀）、島崎遥香、吉岡里帆出演。

“ゆとり第一世代”と呼ばれる1987年生まれの29歳、食品会社の営業マンの坂間正和は、ひょんなことから教師の山路一豊、客引きの道上まりぶという同い年の仲間と出会う。“ゆとり世代”と一括りにされがちなアラサー男子3人が、仕事や恋愛、人間関係に迷いながらも奮闘していく。クドカンの手腕が光る、笑って泣ける社会派ヒューマンドラマ。17年にはスペシャルドラマやスピンオフも放送された。

『おっさんずラブ』（2018）

『私の家政夫ナギサさん』などの徳尾浩司が脚本を担当。田中圭、吉田鋼太郎、林遣都、内田理央出演。

女好きだがまったくモテない33歳の独身男・春田創一は、尊敬する上司・黒澤武蔵の携帯に、自分の隠し撮り写真が保存されているのを発見してしまう。さらにはルームシェアを始めたイケメンの後輩・牧凌太からの愛の告白を受け、“おっさん”からの突然のモテ期を迎える……。

16年の単発ドラマを受け、設定を変えて放送された本作は、“おっさん同士”のピュアな恋愛模様を描いた抱腹絶倒かつ切なさ満載で泣けるラブストーリー。吉田鋼太郎演じる黒澤武蔵の乙女っぷりが“かわいい”と大きな話題を呼んだ。19年には続編にあたる劇場版が公開され、同年11月より設定を変更した続編ドラマが放送された。

『やれたかも委員会』（2018）

吉田貴司によるWEB漫画をTVドラマ化。異性と“やれなかった”エピソードを、「やれたかも委員会」がジャッジする、新感覚のコメディドラマ。佐藤二朗、白石麻衣、山田孝之出演。

「やれたかも委員会」に招待された青年・増田伸照は、高校生のときの思い出を語り始める。年上の倉橋由美子の家で彼女と2人きりになったが、“やれなかった”と悔やんでいるという。果たしてこの状況は“やれた”のか、“やれたとは言えない”のかを、委員会のメンバーが判定する。ほろ苦い思い出が共感を呼び、シュールな笑いを誘うと話題に。一話完結型で、各話の豪華ゲストも見どころ。

『今日から俺は！！』（2018）

西森博之による同名コミックを、『勇者ヨシヒコと魔王の城』と同じく福田雄一監督・脚本でTVドラマ化。賀来賢人、伊藤健太郎（健太郎）、仲野太賀（太賀）、矢本悠馬、鈴木伸之、清野菜名、橋本環奈出演。

“ツッパリ”全盛期の80年代、転校を機につっぱりデビューを果たした金髪パーマの三橋貴志と、トゲトゲ頭の伊藤真司。思いがけず不良集団を倒した2人は、つっぱりデビュー同士で意気投合する。2人を中心に巻き起こる騒動を描いた学園コメディ。福田節のギャグやアドリブ満載で笑いが止まらないと話題に。20年に劇場版が公開、スペシャルドラマも放送された。

『コタキ兄弟と四苦八苦』（2020）

映画『オーバー・フェンス』などの山下敦弘監督、『アンナチュラル』などの野木亜紀子脚本がタッグを組んでおくるヒューマンコメディ。古舘寛治、滝藤賢一、芳根京子、宮藤官九郎出演。

元予備校講師で現在は無職、真面目な性格の兄・一路のもとに、ちゃらんぽらんな弟の二路が突然転がり込む。ひょんなことから“レンタルおやじ”を始めることになった2人は、無茶な依頼に四苦八苦しながらも、どうにか生き抜こうと前を向いていく。ゆるい笑いと感動が共存する人間賛歌コメディ。古舘寛治と滝藤賢一の絶妙な掛け合いから目が離せない。

※本記事で紹介する作品は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年8月19日時点の情報です。