【え?嘘なの?本当なの?】あなたを騙す珠玉の“モキュメンタリー”映画3作

映画狂の唄を大いに謳おう

ロックス

こんにちは。長いこと生きていると「騙された〜! くそ〜! でもやるな〜こいつぅ〜」なんて思うことありませんか?

映画の世界ではよくあることでして、俗に「モキュメンタリー」なんて呼ばれたりしています。つまり偽ドキュメンタリーのことです。ということで、今日はあなたを騙すモキュメンタリー特集をお贈りいたします!

偽ロックスターの偶像『スパイナル・タップ』

スパイナル・タップ

偽ヘヴィメタルバンド「スパイナル・タップ」を追ったモキュメンタリー。ロングヘアーに髭、金髪という当時のヘヴィメタルバンドをステレオタイプに表現、人気バンドあるあるのメンバー間の衝突や苦悩が描かれています。もちろん全部嘘だけど。

この作品はなんと役の設定だけ与えられてあとはすべてアドリブで進められています。映画の人気が出すぎてまさかの「クイーン」のボーカル=フレディ・マーキュリー追悼コンサートにもちゃっかり出演しています。また、作品としての評価も非常に高く、アメリカ議会図書館によってアメリカフィルム登記簿にも登録されています。嘘もここまでやれば立派な本物になれる、ということの証明ですな……。

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僕たちはバンクシーの掌で踊らされている『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』

バンクシー

ロンドンを拠点に世界的に活躍する覆面ゲリラアーティスト・バンクシーの初監督作品。バンクシーをはじめグラフィティアーティストを追った映像ディレクターがバンクシーによってグラフィティアーティスト「ミスター・ブレインウォッシュ」になってしまうというストーリーですが、実はミスター・ブレインウォッシュというアーティストは元から存在しています。一見普通に観ているとミスター・ブレインウォッシュ誕生譚のように見えますが、嘘なのか本当なのか、結局わかりません。結局僕らはバンクシーの掌で踊らされているだけ。憎たらしいですがスタイリッシュな映像も魅力の一つとして面白い作品に仕上がっています。

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これが本当のクレイジー! 『容疑者、ホアキン・フェニックス』

ホアキン・フェニックス

早逝した伝説の名優リヴァー・フェニックスを兄に持ち、オスカー作品『グラディエーター』では、傲慢な皇帝コモドゥス帝を演じアカデミー助演男優賞にノミネート、そして『ウォーク・ザ・ライン』では悲願のアカデミー主演男優賞を受賞、という誰もが羨む栄光を手にしたホアキン・フェニックス

そんな彼が突然の俳優引退宣言をする。次に選んだ道はなんとミュージシャン。しかもウォーク・ザ・ラインで演じたジョニー・キャッシュのようなカントリー歌手ではなく……なんとヒップホッパーに転向! ミュージシャン転向後、公の席に現れた彼はだらしない髭にブクブクに太った体、全米のファンは大いに嘆いた。と、ここまでは本当の話。実はこの話すべてホアキン・フェニックスがこのモキュメンタリー映画を撮りたいがためにやった「演出」なのです。

2年間映画のために私財を投資し、地位も名誉も捨ててモキュメンタリーを撮りたいがためにゲラゲラ笑っていたのです。クレイジーすぎる……!

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いかがですか? モキュメンタリーというジャンル、たまには騙されてみるのも一興。どの作品もクレイジーな仕上がりとなっています。ぜひご覧になってください〜!

※2020年11月28日時点のVOD配信情報です。

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  • SoichiroNakatsu
    2.5
    嘘の中にこそ存在する真実というか、そもそも嘘って何かというか、映画とは全て嘘じゃないのか、とかいろいろ考えさせてくれたけど、観なくてもよかった。
  • Yui
    3
    モキュメンタリーな事を自覚した上で観たのにそれでも騙されるようなリアルすぎる映像の記録たち。 それまでの栄光を捨て、2年もこの作品の為に世界中を騙すだなんて強メンタルすぎて言葉を失う…。こんな事をしてよく役者として復帰できたなと思う反面、この作品で脅威の本人役を演じた事によって役者としてのリスタートが切れたのかなと思ったり…。監督を務めたケイシーアフレックもその後の役者人生に悪い影響がなかったのか心配。 こんなにリアリティのある嘘の世界に自ら飛び込んでしまったら自分でもあれ?これって現実になりつつある?って段々不安な気持ちになってしまいそう。2年もこんな事続けたら普通は気が狂うのではないかと思う。でもきっとホアキンは自ら作り上げた現実と虚構の狭間のスリリングさを楽しんでいたのだろう…。 ホアキンの才能がとてつもない事がよくわかる作品でありながら、観ていて気分がいいものではない。徹底してホアキンが周りを振り回す嫌なアーティストホアキンを演じているし画も汚い。 これを観てドン引きするか更に彼の虜になるか… 彼がジョーカーを演じる準備は無自覚にもうこの作品で整っていたように思う。
  • 玄米茶
    2.3
    ホアキン・フェニックスの副音声付きで見てみたいかな。。
  • Taiga
    3
    ホアキン・フェニックスが出てるから鑑賞。こういうフェイクドキュメンタリーは演出かリアルかを見極めながら見るのが楽しいものなので、最初からなんとなく設定を知っているといまいちノれない。 盛大なドッキリってことになってるけど、インタビューで実際に答えてることは一応彼なりの本音なのかも。 こういう鮮度が大事な作品はリアルタイムで見たい、と改めて認識。
  • ひとっち
    3.4
    俺は好かれたって嫌われたってどうだっていい。ただ誤解されたくない。
容疑者、ホアキン・フェニックス
のレビュー(1846件)