DCコミックスの悪役たちを集めて結成された「ザ・スーサイド・スクワッド」が、巨大な敵に立ち向かう姿を描くアクション作品。圧倒的不利な条件の中で、たった10年の減刑と引き換えに悪役たちは激しいバトルを繰り広げてゆく。
監督と脚本を手掛けたのは、特撮ヒーローをはじめとした日本のポップカルチャーの大ファンで、二大アメコミブランドのDCとマーベルをまたにかけて活躍しているジェームズ・ガン。出演は『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』などのマーゴット・ロビー、『パシフィック・リム』などのイドリス・エルバ、『ロボコップ』ジョエル・キナマンほか豪華キャストたちが務める。
『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)あらすじ
さて、本作ではクレイジーなハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、最強スナイパーのブラッドスポート(イドリス・エルバ)、敵をチーズに変える能力を持つポルカドットマン(デヴィッド・ダストマルチャン)など前作からのお馴染みの顔ぶれに新たなメンバーも加わり、凶悪な犯罪者たち総勢14人が新たな特殊部隊として結成された。その名は「スーサイド・スクワット」。彼らは成功すれば刑期短縮、失敗すれば即死、命令に背けば首に埋め込まれた爆弾で殺されるという命懸けのミッションに挑むのである。果たして、彼らの運命や如何に……。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』キャスト一覧
()内は日本語吹き替えキャスト
ハーレイ・クイン/マーゴッド・ロビー(東條加那子)
クレイジーで行動は予測不能。頭脳明晰でダイナミックかつ、アクロバティクな戦い方が得意。
ブラッドスポート/イドリス・エルバ(山寺宏一)
服役中の世界最強スナイパー。スーパーマンを半殺しにするほどの実力者。
キング・シャーク/シルヴェスター・スタローン(玄田哲章)
実験の失敗作とでも言うべきか、体は半分がサメで半分が人間。子供のようにピュアな心を持ち、何でもすぐに食べてしまう。
ポルカドットマン/デヴィッド・ダストマルチャン(宮野真守)
極彩色の水玉を放ち、全ての敵をチーズに変えてしまう。刑務所でも厳重注意の取り扱いを受けている危険人物。
ラットキャッチャー2/ダニエラ・メルヒオール(悠木碧(八武崎碧))
ペットのネズミのセバスチャンを含め、ネズミ達をコントロールする女。バットマンの宿敵。
ピースメイカー/ジョン・シナ(大塚明夫)
筋骨隆々の体格を誇る射撃の名手。平和のためにはどんな暴力だろうと犠牲を払うことは厭わない。
リック・フラッグ大佐/ジョエル・キナマン(宮内敦士)
ミッションを成功に導くため、チームをまとめるスーサイド・スクワッドのリーダー。元エリート軍人。
サバント/マイケル・ルーカー(立木文彦)
ロングストレートの白髪が特徴の経験豊富な接近戦の達人。バットマンの敵で原作では天才ハッカー。
キャプテン・ブーメラン/ジェイ・コートニー(江川央生)
ブーメランを武器として相手を切り刻んでしまう泥棒。フラッシュの宿敵。
シンカー/ピーター・キャパルディ(姫野惠二)
頭から制御装置が複数飛び出ている科学者。政府の“極秘ミッション”の鍵を握る。
ウィーゼル/ショーン・ガン
見た目はイタチだが、子ども27人を殺したシリアルキラー。人狼という説もある。
アマンダ・ウォラー/ヴィオラ・デイヴィス(上村典子)
スーサイド・スクワッドを組織し、チームに命令を出す政府職員。
ジャベリン/フルーラ・ボーグ(日野聡)
自他共に認めるイケメン。超強力な槍を使いこなす元オリンピック選手。
T.D.K./ネイサン・フィリオン(加藤亮夫)
自らの腕を切り離し、武器に使用している男。映画オリジナルキャラクターで、その能力や名前の由来は一切不明。
ブラックガード/ピート・デイビッドソン(武内駿輔)
黒いアーマーを装着している傭兵の男。どんな敵も制圧する力を秘めた男。
前作『スーサイド・スクワッド』(2016)あらすじをおさらい
世界崩壊の危機を前に、アメリカ政府がその未来を託したのは、 バットマンやスーパーマンではなく、クレイジーな“悪党”たちだった。迫り来る世界崩壊の危機を前に、政府は、あるとんでもない決断を下す。 それは、牢獄に捕らえられた悪党たちによる最「狂」軍団を結成するというものだった。情に厚い凄腕暗殺者、地獄の炎を操る小心者、唯我独尊を貫く女侍、コンプレックスを抱える怪力男、 トラブルメーカーのブーメラン使い。そして、予測不可能までにぶっ飛んだ女ピエロ、ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)。思いがけず“正義のヒーロー”を任された寄せ集めの悪党たちは、世界を救えるのか……。
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映画『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』見どころ
「悪vs悪」という、それまでのヒーロー作品にはなかった斬新な世界観は前作に引き続き、本作でも健在。
ジョーカーと別れて彼氏募集中の身となったハーレイ・クインや、食欲意外には興味のないキング・シャーク、幼少期から戦闘訓練を積んできた最強スナイパーのブラッドスポート、異次元の水玉を放って敵を全てチーズに変えてしまうポルカドットマン、平和の為には暴力も厭わない超矛盾キャラのピース・メイカー、など本作ではとにかくユニークなキャラクターが集結しています。よって物語を観る上で、飽きを全く感じさせない魅力的な見どころになっています。
14人のメンバーには一切、「団結しよう」という意志は感じられず、そんな中で遂行しなければならないミッションは果たして成功するのか否か。劇場へ実際に足を運んで、クレイジーすぎるこの悪党たちの決死のバトルを目撃してみてはいかがでしょうか。
※2021年7月30日時点の情報です。