『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のあらすじと見どころ
一瞬の出来事がすべての運命を変える
小学生の典道(山崎裕太)、祐介(反田孝幸)、純一(小橋賢児)らは、花火を横から見ると丸いのか、平ぺったいのかという素朴な疑問をもち、花火大会の夜その答えを見つけに近くの灯台に行くことを計画する。
一方、なずな(奥菜恵)はその日、典道か祐介のどちらか、プールでの勝者とカ・ケ・オ・チすることを企てた。
1995年に劇場公開された岩井俊二監督の短編映画。現在、この作品を原作としたアニメ映画が公開されている。
スタルジックな描写と、思春期前の少年ならではのやり取りが青春時代を思い出させてくれる。
アニメ版が公開され、オリジナル版をもう一度観たくなったので、自宅で珈琲を飲みながら鑑賞することに。
下北沢の自家焙煎店「こはぜ珈琲」
今回映画を観るために珈琲豆を買いに行ったのが、下北沢の北口にある「こはぜ珈琲」。
このお店にはたくさんの種類の生豆があり、注文してからその場で焙煎をしてくれる。
今回用意したのが「こはぜブレンド」。
このお店を代表するブレンドで、コーヒー発祥の地エチオピアの豆をベースに、グァテマラ産とコロンビア産の豆がブレンドされている。
自宅で上手にアイスコーヒーをつくるコツ
この季節はいつもアイスコーヒーをつくりたくなる。
自宅でアイスコーヒーをおいしく作るコツは、深入りの珈琲豆を使用すること。
そして、たくさんの氷を用意して、濃い目にドリップしたコーヒーを一気に冷やすことだ。
こんな感じで氷の上に直接ドリップして一気に冷やすことで、雑味のない濃厚なコクと甘みがあるアイスコーヒーに仕上がる。
今回映画を観るために、なぜ「こはぜブレンド」を選んだかというと、実は何年も前になるが、この「こはぜ珈琲」で働いていたことがある。
私にとって、このお店の珈琲は、昔を思い出させてくれる思い出のコーヒーだからだ。
現在は店名こそ変わっているが、店主の谷川さんに会うと、当時この街で過ごしていた頃のことを思い出す。
そして、アイスコーヒーとともに、その頃、珈琲のことを知ろうと一生懸命学んでいたときの気持ちや風景が思い出された。
この夏、皆さんも思い出のコーヒーと共に『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を観ながら、青春時代を思い出してみるのはいかがでしょうか。
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