政府を影で動かす“ロビイスト”の逆転に次ぐ逆転劇を圧倒的スリルで描き、したたかに先を読むヒロインに魅せられる『女神の見えざる手』

恋におちたシェイクスピア』や『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の名匠ジョン・マッデン監督が、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインとタッグを組んで放つ社会派サスペンス女神の見えざる手が、10月20日(金)より全国公開となります。

女神の見えざる手

 

政界を影で動かすロビイスト、その知られざる実態を手に汗握るスリリングな展開で描いています。

影で国を動かすロビイストの衝撃の実態

大統領選挙や重要法案の可決にも大きな影響を与える「ロビイスト」という存在。存在は耳にしたことがあっても、彼らの活動について詳しく知る人はそう多くないでしょう。本作『女神の見えざる手』は、そんな影で世の中を動かすロビイストの実態を赤裸々に描いています。 

ロビイスト。日本人にとっては耳なじみのない職業ですね。彼らは言うなれば“根回し屋”。特定の企業や団体の利益のために、政治家や官僚に対して働きかけ、有利な政策を実行するように働きかけるのが彼らの仕事です。

政治家、企業、役人など様々な立場の思惑を掌握し、メディア戦略を立案し、クライアントの勝利のために奔走する。そんな彼らの野望や倫理、そして信念を先の読めないサスペンスフルな展開で見せてくれます。 

テンポよく展開していく知と知のバトルは、最後に衝撃の結末が待ち受けています。まるでジェットコースターに乗ったような体感と知的興奮が同時に味わえる、一級のエンタテインメントへと仕上がっています。

女神の見えざる手
■前評判ですごいすごい聞いてたけど、ホントにすごかった!ヒリヒリするような会話劇を久しぶりにみた!戦略や議論、議員への囲い、相手勢力への対策などをアクション(というか動きのあるシーン)ではなく会話と結果で進めていくからどんどんどんどん展開していくし、その中で主人公スローンの考え方、人間性、非情さも映し出されていくから、その度に背筋が凍るような感覚に陥る(basshiiiiiiiiiiさん)
■早いテンポで繰り広げられる台詞の応酬に引き込まれます。ロビイストとして打った手が、ピースがはまるように決まる高揚感、あぁそうだったのかと観客までも欺く策略。スクリーンから真っ正面で彼女と対峙した瞬間から、自分も策略のコマにされた気分になりました。(lunaesoleさん)
■もはや「知」のアクションバトルです。所々に伏線もあり多少予想は出来ていても最後は興奮でゾクゾクしました。彼女の戦略もロビイストという存在も、これが現実にあるという事実を知れるだけでも観る価値はとても大きいです。そして強さと勝利の意味を色んな視点から考えられると思います。一度は観てほしい作品です!(s96y1u0jさん)

目的のためなら手段を選ばない、強さと脆さを合わせ持つ主人公

主人公エリザベス・スローンは、仕事一筋の凄腕ロビイスト。眠る時間も削り、その人生の全てを仕事に費やす彼女は、チームを率い必ずクライアントを勝利に導きます。

知的で強気、わずかなスキも感じさせない完璧なキャリアウーマンとも言えるエリザベスを演じるのは、『ゼロ・ダーク・サーティ』『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』で2度のオスカー候補にもなったジェシカ・チャステイン。

常に強気、しかし一方で孤独にさいなむ脆さも垣間見せる切り替えの絶妙さで、これまでにない陰影のあるヒロイン像を作り上げています。

仕事が全て、キャリアアップのために人生をかけてきたエリザベスは、自らが正しいと思う信念に基づき、銃規制を推進する側を選びます。

納得できない仕事は引き受けず、自らの信念に従い突き進む彼女の姿に、多くの観客は勇気付けられる一方で、目的のためなら手段を選ばない姿勢に、それは果たして正しいのか、葛藤することでしょう。

強い女性像を描く映画が増えるなか、知性と美貌をあわせ持ち、大胆不敵な戦略を駆使するエリザベスは新たな「強いヒロイン」像を確立したと言えるでしょう。時に味方までも道具として使用し、恋ですら金で買う鉄壁な姿に圧倒されつつも、いつの間にか彼女の一挙手一投足から目が離せなくなるはずです。

女神の見えざる手

■ジェシカ・チャステインは、ゴールデン・グローブを取っていてもおかしく無い好演。他のキャストもサム・ウォーターストーンやジョン・リスゴー始め経験値豊富(ロー&オーダー等々、法廷・政治ドラマ経験者多数とのこと。)で見応えあり。(Futoshijerk33さん)
■『ワンダーウーマン』『ドリーム』『ソニータ』と、闘う女性の映画が集中して日本公開される中、大トリを務めるといってもいいのが本作。強い女性役のイメージが定着したジェシカ・チャステインが、ここでも勝利のためには手段を問わない凄まじい主人公を熱演。(regencyさん)
■一手二手先いく主人公の策略、いや、それ以上!六手先ぐらい!途中から目が離せなくなって130分あっという間に終わってしまった!全てをかけてもいいと思える仕事をやりきる主人公がとてもかっこよかった。(sakkysさん)
■ジェシカ・チャステインのまるで血の通っていないような、芯しかないような女性、目的のために突進していく姿に恐ろしささえ感じたけれど、それでも人が付いてくるのはそこに血が通っているからなんだろうな…と想像させる。圧巻の主人公でした。(chakottsさん)

周到に張り巡らされた伏線にあなたは気づけるか? 彼女の全てをかけた一手に、驚きと感動が待っている!

エリザベスは、米国有数のロビー会社で銃擁護団体の依頼を断り辞職、銃規制法案の設立のため弱小ロビー会社に転職します。奇策ともいえる戦略によって、形勢を有利に変えていくエリザベス。しかし、巨大な権力をもつ銃擁護派団体や元同僚も負けてはいません。エリザベスの過去のスキャンダルが暴かれ、スタッフに命の危険が迫るなど、事態は予測できない方向へ進んでいきます。

現実世界でもいままさにアメリカが対面している銃問題。彼らにとってはあまりにも身近であり、目と鼻の先にある危険……。この問題に自らの人生を投げ打って立ち向かうエリザベスの姿と、彼女を阻止するべくあらゆる手段を繰り出す政治の闇をスリリングなタッチで描き出したのは、本作で初めて脚本を手掛けたというジョナサン・ペレラ。

逆転に次ぐ逆転劇の末に導かれるのは清々しくエモーショナルな結末。近寄りがたいほど鉄壁だった主人公エリザベスに、気がつけば心をわしづかみにされていることでしょう。

女神の見えざる手

■奇想天外なストーリーがテンポよく展開していくので、まったく飽きさせない。冒頭の始まりから仕掛けがあって、脚本がおもしろかった。(この映画がまさかの初脚本というからびっくり!)そこに、映像や演出や出演者が加わって、作品が120%おもしろくしている気がする。(05Tinkerさん)
■すごく好き。おすすめ。銃規制というトピックも今にあってる。ただそれよりもLobbyingという仕事についてテンポの良いエンターテイメント作品として観れたのがとても良かった。(hkr_mさん)
■銃規制という現実世界でとっても重要な問題に対して、大箱組織から移籍して一大PJに臨んでいくという観客を武者震いさせる良質さ。その中で人が大いなる目的を背負った時に問われる倫理の線引きをも展開に加えて、重厚感たっぷりの作品でした。(shunsuke.bさん)

◆映画『女神の見えざる手』 information

女神の見えざる手

あらすじ:天才的な戦略でロビー活動を仕掛けるエリザベス・スローン。真っ赤なルージュで一流ブランドとハイヒールに身を包み、大手ロビー会社で花形ロビイストとして辣腕をふるう彼女が、銃の所持を支持する仕事を断り、銃規制派の小さな会社に移籍する。アイデアと大胆な決断力で、難しいと思われた仕事に勝利の兆しが見えてきた矢先、彼女の赤裸々なプライベートが露呈し、重ねて予想外の事件が事態を悪化させていく。勝利の女神は誰に、どんな風に微笑むのだろうか…?

上映時間:132分
<10月20日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー>
公式サイト:http://miss-sloane.jp/
配給:キノフィルムズ
(C)2016 EUROPACORP – FRANCE 2 CINEMA

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  • おとう
    4
    「ロビー活動というテーマの難解さを脚本でねじ伏せる傑作」 ロビー活動といういまいちピンとこない題材の本作。「なんか面白いらしい」という前提知識のみで挑んだため、最初はテーマの難解さと展開の早さから置いていかれそうになりました。 しかし、理解しだすにつれ加速度的に面白くなっていきます。 ざっくりいうと、アメリカの銃規制法案を通そうとする人たちとそうでない人たちのお話。 法案を左右するのは賛成反対の権利を持つ政治家なのですが、この政治家たちに働きかけて事を有利に進めようと暗躍するのがロビイストなわけです。 凄腕ロビイストの主人公エリザベスを演じるのがジェシカ・チャステインなのですが、こいつのやり方がまたスゴい。引いてしまうぐらいの手法であまり好かれる要素のない主人公なのですが、ラストでその印象が変わってしまいます。 そう、この映画は終盤の展開がホントに素晴らしい。一見すると地味めで盛り上がりに欠けそうなテーマにも関わらず、こんなにアツい展開が見られたことにまず驚きます。 そして、本作の脚本を担当したジョナサン・ペレラですが、なんと元弁護士で初めての脚本と知ってまた驚きます。
  • kaho
    4
    無知なのでロビイストっていうワードがハテナすぎるのに話は超高速で進んでくから完全に出だし乗り遅れたけどオモロ!!!! 邦題がなんとなく見る気なくすけど見て損なし。どうぞロビイストってググってから見てください。
  • のん
    4.3
    カッコイイ!!の一言 どんでん返し? 最後まで騙された。 出所してからの終わり方にモヤモヤ 一生孤独なのかな…
  • ちいさいあき
    3.4
    世の中の仕組みを決めていく政治家。その政治家の判断の裏にある、政治家同士のパワーバランスやお金や世論。そんな裏側の仕組みを熟知して、したたかに世の中を動かしていくロビイスト。ヒロインと呼ぶにはあまりに逞しい主人公のロビイスト、スローンの脳内のように密度の濃い脚本だった。部屋のソファでのんびりしたながら見には向いてなくて、背景や伏線を振り返るために思わず2日続けて鑑賞。 ストーリーの中心は、銃規制法案をめぐるロビイストの闘い。大手ロビー会社の敏腕ロビイストであるスローンに対して、資金が潤沢にある銃擁護派団体から「女性票を取り込みたい」という依頼があったところから物語はスタート。古いおっさん脳で考えた「銃を持つ女性像」売り込みの依頼に対してけちょんけちょんな物言いをしたスローンは、クライアント、そして会社のボス双方を激高させる。タイミングよく逆サイドにいる銃規制法案成立のために戦うロビー会社にスカウトされたスローンは、一部のチームメイトと共に移籍し、法案をめぐる古巣との闘いの火蓋が切られる。 美しいスタイルに、ミニマルで上質なスーツと、高級時計と、細いピンヒール。食欲も性欲も、合理的、効率的に処理するスローン。作品の中には、なぜそうなったか、スローンの胸中に何があるのかは数えるほどしか描かれない。出てくるのは、私の何百倍もの速さで回転してそうな脳で練られた、いくつものパターンの戦略に基づく言葉たち。感情的な振る舞いさえも、ビジネスモードの時にはきっと演出。(ビジネスモードじゃない時間がほとんどないけど…) ヒリヒリする闘いにあくまで冷静に、でもアグレッシブに、どんどんカードをきっていくスローンのスタイルが格好いい。確か、ロビイストという仕事を描いている作品を私が初めて見たのは「サンキュー・スモーキング」だったんだけど、約15年前のこの映画では、主人公は妻と離婚した敏腕ロビイストで、子供との対話を描いていたコメディだった記憶。時を経て、「女神の見えざる手」ではフォーカスされるロビイストは女性になって、作品の中で「性別」と和訳されていた単語は「gender」と発音されていた。この作品を15年後に振り返る時には、その時代の映画にはどんな世界観が映し出されているのだろうか。
  • みかかか
    4
    えーすごい 初めの方はむずいな、これおもろいんかなって見てたけど最後にどんでん返しというかうわーって
女神の見えざる手
のレビュー(27741件)