【お得に映画を観る方法】都内ミニシアターのサービス料金&公開中イチオシ作品

映画ファンのボンクラ

鎗火亮介

皆さん、普段映画をいくらでご覧になりますか?

大人の方であれば¥1800が多いと思います。そのため、「映画を見るなんて高いよ!」という声も聞こえてきます。これはごもっともな意見です。また、毎月1日のサービスデーになかなか都合がつかない、前売り券の購入も面倒くさいなどともお考えでしょう。

しかし、毎週のサービスデーやポイント割引などで、¥1800より少しでも安く見られるとしたら、どうでしょうか?きっと、重い腰を上げて見に行く気にもなれますよね!

実はあまり知られていませんが、都心のミニシアターでは通常料金より安く鑑賞できる劇場が数多く存在します。

そこで今回は、ミニシアター映画ファン必見!少しでもお得な料金で映画を見られる方法をご紹介します。

テアトルシネマグループ

都内ですと、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿、シネ・リーブル池袋、角川シネマ新宿、角川シネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ有楽町、キネカ大森などの劇場が該当します。

上記の映画館では、毎週水曜日がサービスデー、¥1000で鑑賞できます。さらに、年会費¥1000を支払えば会員になれます。そうすることで、火曜日、金曜日は¥1000で見ることができ、上記以外の曜日も¥1300で見られます。

※特別興行は、作品によって料金が異なります。
※3D作品は、+¥400となります。

公開中のイチオシ作品『ラブ&マーシー 終わらないメロディ』

ラブ&マーシー

ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンの半生を描いた作品。

夏に聴きたくなる明るい曲ばかりを世に生み出してきたイメージの強いザ・ビーチ・ボーイズでしたが、グループのリーダー的存在だったブライアンの人生は苦悩に満ちたものでした。

ポール・ダノとジョン・キューザックのダブル主演も話題になりました。

これから観に行くという方は、ザ・ビーチ・ボーイズの代表曲を予習していくのもオススメです!

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新宿武蔵野館、新宿シネマカリテ

水曜日は映画ファンサービスデー。男女共に¥1000で映画を鑑賞できます。

また、三越伊勢丹エムアイカード割引と呼ばれるサービスでは、伊勢丹アイカード提示で当日料金一般300円引き!

公開中のイチオシ作品『ナイトクローラー』

ナイトクローラー

本作は、『ドニー・ダーコ』などで有名なジェイク・ギレンホール主演作です。彼がとにかくサイコパスでクレイジーな傑作です。

主人公ルイスは、ある日警察の無線傍受を始めてから、いち早く事件現場に駆けつけ、ニュース映像の撮影に執着するナイトクローラーとなります。

スクープ映像は、いかに早く、いかにセンセーショナルに撮られるか?ということが重要。そんなTV局の要望に応えるべく、彼は人の不幸をカメラに収め、口八丁手八丁の営業で売りつけます。

使える画を撮るためなら手段を選びません。現場にて、素手で遺体を動かして撮影、ということも平気でやります。

ジャケ写通り、ニュース映像に餓えた野獣です。

しかし、常に倫理の彼岸にいる彼の行動を見るにつれ、観客側は気づかぬうちに傍観者となり、次の悪行をつい期待してしまいます。本作はそんな奇妙なスリルに満ちています。

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シネマート新宿

月曜日がメンズデー、火曜日がシネマート会員デー、水曜日がレディースデーで、それぞれ¥1100で鑑賞できます。また、入会金¥300で会員になることができ、10ポイント貯めることで、1回分の鑑賞料金が無料になります。ちなみに木曜はポイント2倍デーです。

※3D作品については別途、3D追加料金が発生する場合がございます。あらかじめご了承ください。

公開中のイチオシ作品『コンフェッション 友の告白』

コンフェッション

中学時代からの旧友三人組で、17年のときを経てもなお仲むつまじい関係ながら、ある事件を機にひびが入っていくクライムサスペンスです。

事が起こるまで、中学時代の卒業旅行、現在の家族ぐるみの付き合い、カラオケでのバカ騒ぎなど、微笑ましい限りの描写が続きます。

しかし、金銭をめぐる事件以降、信頼関係が崩れ始め、さらに複雑な利害関係も絡み、三人は悲しい末路をたどります。もろもろの登場人物たちが対峙するたびに、「どのように事態が進展していくのか?」一秒たりとも目が離せません。

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シネクイント

本館は、シネマライズで鑑賞の半券を見せることで、¥1300で鑑賞できます。また、同様に本館の半券をシネマライズで見せることで上記の料金で鑑賞できます。(有効期限なし、特別興行・招待券は対象外)

公開中のイチオシ作品『若さは向こう見ず』

若さは向こう見ず

ハリウッドも大注目をしているボリウッドの国:インド発の青春群像劇。

IFFJ(インディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン)にて上映され、その高評価から一般公開された経緯を持つ作品です。また、インド映画としては史上初、全米週末興行ランキングで初登場9位に入った話題作です。

まだご覧になられてない方はぜひ、【ハリウッドが注目】ほろニガで超ハッピーな傑作が遂に上陸『若さは向こう見ず』を読んでみてください!

シネマライズ

本館は、シネクイントとの相互割引のため¥1300で鑑賞できます。また、毎週日曜最終回、火曜はそれぞれ¥1000で鑑賞できます。

公開中のイチオシ作品『人生スイッチ』

人生スイッチ

本作は全6話でオムニバス形式のブラックコメディです。

人はある瞬間、「もしも○○したら?」とよく仮定します。そこでは良からぬ想像もあり、理性によって抑えるのが普通ですが、本作はその○○に至るまでのハードルが異常に低いのが特徴的です。

それゆえに、『人生スイッチ』というタイトルなのです。

例えば第2話。人通りが少ない山道で、ちょっと車をぶつけられたぐらいなのに、相手に悪質ないたずらをするなど、とにかく怒りの沸点が低過ぎて、笑いがもれます。

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ユーロスペース渋谷

年会費¥1000で一作につき¥1200で鑑賞できます。入会当日から利用できてお得!

公開中のイチオシ作品『野火』

野火

太平洋戦争末期、フィリピンのレイテ島で前線の兵士がサバイブするストーリーです。ちなみに、主人公は塚本晋也監督ご自身が演じています。本作において、生死をかけた様々な描写は、リアルとも言えます。

しかし、ジャングルの木々が生い茂り、空の天気も目まぐるしく変わるなど、心理を大自然に重ねた描写が中心となります。そのため、見ながらクラクラするでしょう。ただ、貴重な映画体験となるはずです。

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実はお得に見れるミニシアター作品

いかがでしたか?ご紹介したミニシアター上映作品は、お得な割引を有効に活用すれば、実は半額近い料金で見ることもできるのです。

お得に見る方法が分からない状況ですと、ほとんど自宅で見ることになるでしょう。それでも楽しめることは多々あります。しかし、言うまでもなく、暗い中、大画面で、何にも邪魔をされず鑑賞することとは、映画体験に大きな違いがあります。

年に数本しか見ない、という方でも、映画に行く機会が増えることで、少しでも多く触れられるようになるでしょう。

そうすることで、ご自身にとって大切な作品も増えるのではないでしょうか?

アイキャッチ画像出典:http://www.ttcg.jp/human_shibuya/theater/

 

※2022年4月24日時点のVOD配信情報です。

 

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  • chisato
    3.7
    凄いな…撮り方まで生々しい。私なんかちょっとお腹がすいただけでイライラしちゃうのに、食料もなくていつ殺されるかわからない、そんな極限状態だったら人肉を食べるのもしょうがないと思う、というかそんな状況で倫理観とか言ってる場合じゃないよね?太平洋戦争の時、リアルに日本兵が人肉を食べたらしくて、小笠原事件と言うらしい。その日本兵は死刑になったらしいけど、日本のために戦いに行ってまともに生きられないような状況で仕方なくやったはずなのに、犯罪者になってしまうのは、何か違うような気がした。所々音声が小さすぎて聞こえづらかった。
  • マフィン
    -
    1676
  • けんこや
    4
    見る前から覚悟が必要な映画だと聞いていたのでしっかりと心の準備を整えて拝観したけど、やっぱり気持ちがボロボロになりました。 心の武装をしておかなければどうなっていたことやら…いやはや凄まじい作品でした。 見終えた後でふと思ったんだけど、この作品、戦争の悲惨さを描いているというよりも、飢餓状態での人間性の崩壊にフォーカスされてる感じ。 でもそれってよく考えると本来の戦場の恐怖とはまた違うものなんだよね。兵站を軽視した失策なわけだし。 いずれにしても見ながら、「こんな目に遭うのは絶対に嫌だ!」と思わずにはいられなくなるのでいやがおうにも反戦気分になります。 塚本監督はこの度「ネルソンさん…」で明確に反戦を主題とした作品を制作してるのでそちらの方も俄然興味が湧きました。 ところで本作ではカニバリズムがテーマの一つとして語られているのですが、自身の生存率を上げるために死者の人肉を食さなければならないとなった場合、自分だったらどうするかと考えてしまいました。 中学生の時に「生きてこそ」を読んで感銘を受けた身としてはあまり迷うことがなさそうな気がするけど…やっぱりできないものなのかな。人としての越えるべき一線を超えてしまうのだろうか。守るべき何かを失ってしまうのだろうか。(もっとも殺人行為は論外だけど) サバイバル有識者の見解を聞いてみたいと思いました。
  • SAW
    3.5
    国産で頑張ってる
  • かな
    4.4
    「塚本晋也監督 戦争三部作 一作目はリアルな戦争描写と帰還後の強烈なトラウマが恐怖であった」  塚本晋也監督の、戦争三部作の一作目である本作は、太平洋戦争、フィリピン戦線を舞台にした、リアルで戦慄すら覚える強烈な戦争映画となっていた。冒頭では、肺病を患った主人公の田村が、上官から何度も理不尽な命令を受ける。戦争に放り込まれた兵士たちは、それまでの人生や個人の事情を無視され、上官の命令一つで戦い、生き残るか死ぬかを迫られる存在となる。  田村が部隊から離れて、一人フィリピンの原野を歩く、どこまでも歩く。どこに行けばいいのかわからない。そして倒れる。そこに妻の幻影が表れ、また立ち上がり歩く。この孤独感と隣り合わせには死が待っているという予感が漂ってくる。そのうちに他の部隊と出会い、日本に帰還できる場所を目指して歩くことになる。  部隊が目的地に行くため、夜前進する。その時、目の前が突然明るくなり、米軍の一斉射撃を受ける。激烈な銃撃を受け、手足がもがれ、血が噴き出す容赦のない描写は、戦争が人間の身体を無残に破壊する現実を、観客に突き付けている。  そしてこの戦争の最大の敵は、米軍との戦いだけでなく飢えであった。限られた食糧を奪うためには味方も騙す。さらに、極限の飢えに追い詰められた者は、人肉さえ口にする。生き延びるために、人間としての倫理を保つことすら困難になる姿に、戦争の恐ろしさが浮かび上がる。  本作の最大の恐怖は、生き残り日本に帰って来てからの田村の姿だ。田村の姿は、戦争が終わっても、人間の身体と精神に刻まれたものまでは消えないことを示しているのではないか。その傷は、戦地でのトラウマとなり、帰還後の食事の場面にも表れている。  塚本監督の戦争をめぐる作品、「ほかげ」「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか」には、戦争が終わっても、生き残った者がどのように生きていくか、また戦争体験が人間の身体と精神に深く残り続けるという問題意識が一貫しているように感じる。本作で、塚本監督は田村を自ら演じることで、戦争によって変えられてしまう人間の身体と精神を、自身の身体表現を通して観客に突きつけていた。
野火
のレビュー(16207件)