LDHを代表するアーティスト・俳優陣が紡ぐ6つの新たな旋律から生みだされた、6つの心揺さぶるショートフィルムプロジェクト『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project』が、6月22日(金)に全国公開となる。
『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project』は、EXILE HIROとアジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SFF&ASIA)代表を務める俳優の別所哲也、そして、EXILEや三代目 J Soul Brothersなどに歌詞を提供してきた作詞家・小竹正人の3人によって打ち出された、詩と音楽、映像を一つに融合したプロジェクト「-CINEMA FIGHTERS project-」の最新作。
6つの詩から生まれた6つの新たな楽曲を、EXILE TAKAHIRO、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、JAY’ED & 鷲尾伶菜、DANCE EARTH PARTY、DEEPというLDHを代表する6組のアーティストが歌い上げ、TAKAHIRO、岩田剛典、白濱亜嵐、石井杏奈、青柳翔、山下健二郎などが演技で各楽曲の世界観を表現する。
さらに、それぞれの作品の監督を『舟を編む」(13)の石井裕也、『トイレのピエタ』(15)の松永大司、『0.5 ミリ』(14)の安藤桃子、『663114』(11)の平林勇、SFF & ASIAの常連Yuki Saito、『こころ、おどる』(15)の岸本司といった新進気鋭のフィルムメーカーたちが務めた。
TAKAHIRO主演『カナリア』
あらすじ
早朝、霧のかかった牧場。高橋巌は牛舎でいつも通り牛の世話を始める。そこへ遅れてやってくる亮。「無理して来なくていい」と声をかける巌だが、亮は返事もせず黙々と作業を手伝う。作業後、2人のいるコンテナまで、別棟の牛の大きな鳴き声が響く。お産が近いのだ。気になり足を運ぶと、そこには雌牛を見つめている楓の姿が。亮は声をかけようとするが諦める。その後、自分のとったある行動が原因で巌と衝突してしまった亮。感情のはけ口を見つけられず、閑散とした街をひとり彷徨う。再び牧場に戻り、ハンマーを手にして向かった先は、昼間に楓が見つめていた雌牛の前だったー。
キャスト
TAKAHIRO
EXILEのボーカルとして活躍する一方、俳優としても「HIGH&LOW」シリーズやドラマ「戦力外捜査官」(14)などに出演。
TAKAHIROコメント
今回の作品を通して初めて松永監督とご一緒させていただいたんですが、役者業を始めてから歩んできた道や、いち人間として僕がど ういうふうに歩み生きてきたのかということを、すべてさらけ出されたような経験でした。 そしてその経験をどのように、いかにカメラの前で表現すればいいのか。そこに対する姿勢や、役との対峙の仕方を監督に引き出しても らえたことで、ようやく役者としてスタート地点に立てたような気がしています。“ショートフィルム”という限られた短い時間のなかで、 出演者と画だけでストーリーの内容を始め、ストーリーには描かれないけれど、そこに付随する時間や記憶、出来事などを、ご覧いただ く方々に伝えるというのが難しいところ。 でも難しいからこそやりがいや醍醐味を感じますし、限られた時間だからこそ、より濃密にせつなさや温かさ、悲しさを集約できるのが ショートフィルムの魅力だと思います。 どうかまた今後も参加できるように引き続き頑張っていきたいと思います。
共演には『鉄男』(89)、『野火』(15)の塚本晋也。『うた魂♪』(08)、『海街diary』(15)の夏帆。
主題歌
Canaria(新曲)/EXILE TAKAHIRO
監督
松永大司
ドキュメンタリー映画『ピュ〜ぴる』(11)で監督デビューを果たし、長編映画『トイレのピエタ』(15)で第56回日本映画監督協会新人賞を受賞。
岩田剛典主演『ファンキー』
あらすじ
2041 年、東京の片隅に謎のファンキー集団が現れる。そして突然、彼らはダンスを始めた。だがしかし、皆から「純司の兄貴」と呼ばれるリーダーの男だけは、この日に限って踊ろうとせずに塞ぎ込んでいる。彼には子どもの頃から変わっていないただひとつの願いがあった。それは「亡くなった母親に会いたい」というものだ。母親の30回目の命日、ファンキーな仲間たちが純司のために行動を始めた時、奇跡が起こる。
キャスト
岩田剛典
三代目 J Soul Brothersのダンサーであり、俳優としても活躍。2018年は『去年の冬、君と別れ』をはじめ、河瀨直美監督の最新作『Vision』や『パーフェクトワールド』など出演作が続く。本プロジェクトには、前作『CINEMA FIGHTERS』の一編『SWAN SONG』に続く二度目の参加。
岩田剛典コメント
今回石井裕也監督と初めてご一緒させて頂いたのですが、本当にクリエイティブな方で脚本にも石井監督のエッセンスがたくさんちりば められていました。そして、出来上がって初めて見た映像は、現場ではなかなかイメージ出来なかった世界観が表現されていました。 と いうのも、今回の楽曲「東京」を、僕は女性目線の失恋の曲だと思っていたのですが、鬼才・石井裕也監督がこの楽曲を聴いたインスピ レーションだとこんなにも独特な世界観になるんだな、という印象を受けたからです。作品を観たら感じてもらえると思いますが、テー マとなった楽曲と映像の世界観がここまで対になっている作品はなかなかない。稀に見る作品になっていると思いますので、そこを醍醐 味にして楽しんでもらいたいです。
共演には『インスタント沼』(09)、『グッモーエビアン!』(12)の麻生久美子。『愛の渦』(14)、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)の池松壮亮。
主題歌
東京(新曲)/三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
監督
石井裕也
『舟を編む』(13)で第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞し、『僕たちの家族』(14)や『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』(17)などの話題作を手がける。
白濱亜嵐主演『アエイオウ』
あらすじ
次なる世界大戦の予兆が全世界を覆っている。孤独な若き自衛隊員、安住ひかるは、特命任務に突如選抜される。開戦を阻止すべく、将補・山崎と共に最果ての地へと赴く。その鍵を握る聖地、美しい浜にポツリとある見張り台に立つひかる。海を見るひかるの脳裏にかつての恋人・知和(ちか)の姿が蘇る。ある日、ひかるの前に老婆が現れる。「おわりのはじまり」……老婆の紡ぐ言葉から、ひかるに打ち寄せる真実とは何か。そして未来はー。
キャスト
白濱亜嵐
GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバー。俳優として「HIGH&LOW」シリーズのほか、『ひるなかの流星』(16)などに出演。
共演には、『あゝ、荒野』(17)で注目を集めた木下あかり。『皆月』(99)や『少女〜an adolescent』(01)など多くの作品に出演する名優・奥田瑛二。
主題歌
何もかもがせつない(新曲)/GENERATIONS from EXILE TRIBE
監督
安藤桃子
『カケラ』(10)で監督・脚本デビューを果たし、『0.5ミリ』(14)で国内外多数の映画賞を受賞。本作に出演する奥田瑛二は実の父。
石井杏奈主演『KUU』
あらすじ
深い谷。音を立てて激しく流れる川。何モノかから逃げる様にさまよい歩くアン。 ボロボロのアンは対岸に人を見つけ、助けを求めようと思うが「自分とは違う人々」ではないかと感じる。アンの対岸にいたハナとテンは、アンが「自分達とは違う人々」なのか、身体を使ってアンに対話を試みる。 アン、そしてハナとテンは、全身全霊で相手の存在を理解し認めようと対話を続ける。
キャスト
石井杏奈
E-girlsのパフォーマーであり、女優として『ソロモンの偽証』前編/後編(15)、『ガールズ・ステップ』(15)などに出演。前作『CINEMA FIGHTERS』にも、河瀨直美が監督を務めた『パラレルワールド』に出演している。
共演に、同じくE-girlsのパフォーマー・山口乃々華、坂東希がキャスティング。
主題歌
あの子のトランク(新曲)/DANCE EARTH PARTY
監督
平林勇
アニメーション作品『663114』、幼児教育番組「しまじろうのわお!」の総合演出を務める。
青柳翔主演『Our Birthday』
あらすじ
アメリカ留学時代の友人と起業し、成功している若き社長の戸倉奏は、同じ誕生日であるパティシエの梨香と出会い運命を感じ惹かれ合う。誕生日に結婚の約束を交わすが、梨香は突然離れてしまう。梨香を失った喪失感から心を閉ざしてしまった奏。翌年の誕生日、全ての誘いを断り一人帰宅した奏は、真っ暗なはずの部屋でキャンドルに照らされた梨香の姿を見つけた。二人の誕生日に永遠の愛を誓う奏だがー。
キャスト
青柳翔
劇団EXILEのメンバーとして、『メンゲキ!』(11)、『渾身 KON-SHIN』(12)、などに出演。自身が主演を務めた『たたら侍』(17)は、第40回モントリオール映画祭ワールドコンペティション部門最優秀芸術賞を受賞した。
共演に、『蝉しぐれ』(05)、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)の佐津川愛美。『シルク』(06)、『七瀬ふたたび』(10)の芦名星。
主題歌
How about your Love?(新曲)/JAY’ED&鷲尾伶菜
監督
Yuki Saito
「昼のセント酒」(16)、「甲殻不動戦記ロボサン」(14)などTVドラマを手がける一方、映画『古都』(16)で長編デビューを飾る。
山下健二郎主演『幻光の果て』
あらすじ
漁師のヨシヤは未経験の花田を雇い、共に働くことになる。ある日、花田が船に置かれた折れたサーフボードを気にしていると、ヨシヤは突然、サメを 目撃したと船を走らせる。不審に思った花田は「本当にサメはいたのか?」と問うが、ヨシヤは取り付く島も無い。数日後、漁師仲間のカオルがクジラを見に行こうと二人を誘うのだが、その最中にもヨシヤはサメを目撃する。戸惑う花田とカオルをよそに彼は魚影を追い続けた。
キャスト
山下健二郎
三代目J Soul Brothersのメンバー。過去には劇団EXILEに所属し、多くの舞台に出演。近年では「HIGH&LOW」シリーズ、『パンとバスと二度目のハツコイ』(17)などの映画作品に出演している。
共演に、『マリリンに逢いたい』(88)、「アンフェア」シリーズの加藤雅也。『カケラ』(10)、『愛の小さな歴史』(14)の中村映里子。
主題歌
Baby Shine(新曲)/DEEP
監督
岸本司
『こころ、おどる』(15)でSSFF&ASIA 2015コンペティション「ジ ャパン部門」優秀賞受賞、『沖縄を変えた男』(16)で沖縄タイムス芸術選賞奨励賞受賞を受賞した。
『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』作品情報
2018年6月22日(金)公開
配給 : LDH PICTURES
公式サイト : utamonogatari.jp
(C)2018 CINEMA FIGHTERS