夫婦の絆を描いた『振り子』(14)に続き、鉄拳の代表作・感動のパラパラ漫画「家族のはなし」が、岡田将生主演で実写化されることが決定した。
鉄拳をアートディレクターに迎え、物語のキーポイントで今回のために新たに書き下ろしたパラパラ漫画と実写映像を融合した演出も。温かみ溢れるタッチで描かれたパラパラ漫画とのコラボレーションに期待が高まる。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】映画『家族のはなし』あらすじ
ある挫折をきっかけに自分の進むべき道を失った主人公・小林拓也(岡田将生)は、リンゴ農園を営む田舎の両親の元を離れ、東京で仕送りを受けながら、大学生活の傍らバンドに熱中しプロを目指すようになる。さまざまな挫折を経て家族の温かさを再発見しながら成長していく、人生を必死に生きる主人公と、それをそっと支える両親との切なくも心温まるストーリー。
映画『家族のはなし』キャスト
主人公・小林拓也を演じるのは、『重力ピエロ』(09)、『悪人』(10)、『告白』(10)、『何者』(16)など数々の話題作に出演してきた岡田将生。
本作では思春期に挫折をし、次第に両親とすれ違っていく多感な時期の主人公を演じている。またバンドマン役ということで、金髪姿でギター演奏に初挑戦。劇中の迫力溢れる演奏シーンには注目したい。
岡田将生コメント
台本を読む前に鉄拳さんのパラパラ漫画を見させていただいたのですが、とても素敵な話で映画になるなら是非参加させていただきたいと思いました。僕が演じるのはなかなか目が出ないバンドマンで、売れたいという気持ちで焦り、壁にぶつかっている役です。そんななか親の温かい気持ちを知り、改めて親の存在を考えます。とても温かい映画になったと思います。是非楽しみにしていただけたら幸いです。
映画『家族のはなし』監督
海洋科学技術の圧倒的なリアリティと驚異的な深海美で描いたヒューマンドラマ『海に降る』(15)、東日本大震災で被災した牧場の家族が、様々な困難に直面しつつも残された子馬を競争馬に育てあげる姿を追った『絆~走れ奇跡の子馬~』(17)など、数々のテレビドラマを手掛けてきた山本剛義監督。
映画『家族のはなし』原作
原作「家族のはなし」は2013年に信濃毎日新聞との企画として発表され、第17回アジア太平洋広告祭でフィルム部門・プレス部門をW受賞。涙が止まらないとネット上をはじめ各所で話題を集めた家族の大切さをストレートに表現した感動の話題作。
鉄拳コメント
「家族のはなし」は、パラパラ漫画作品の中で隠れた名作だと思っていたので映画化される事はとても嬉しいですし、主人公を岡田将生さんに演じてもらえると聞いたときに、僕の中で奇跡的に主人公に合っていたのでとても光栄で嬉しかったです。映画は沢山の方に観てもらいたいですが、特に親元から離れ都会で挑戦している若い方に是非、観てもらいたいです。
鉄拳
日本のお笑い芸人、イラストレーター。2012年に、左右に揺れる時計の振り子をフレームに夫婦の半生を描いたパラパラ漫画『振り子』を番組の企画で発表しYoutubeにアップロードされたことで、その感動的なストーリーと優しく素朴なタッチが多くの世代の共感を呼び話題となった。また、イギリスのロックバンド・Museの「エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)」がBGMとして使用されたが、それがMuse関係者の目に留まり、公式プロモーションビデオとして採用されることに。現在も世界中で配信されている。その後も作品を次々と発表しており、第42回日本漫画家協会賞特別賞を受賞するなど、漫画家として高く評価されている。
「振り子」
『家族のはなし』作品情報
2018年全国ロードショー
配給:KATSU-do
公式サイト:kazokunohanashi.official-movie.com
(C)「家族のはなし」製作委員会
※2021年8月30日時点のVOD配信情報です。