2012年10月17日の若松孝二監督逝去から6年、若松プロダクションの映画製作再始動の第一弾『止められるか、俺たちを』の公開が決定した。いまや日本映画界を代表する白石和彌監督のもとに、若き実力派女優・門脇麦、若松組の常連・井浦新が集結。若松孝二と共に映画、政治、青春が駆け抜けていった一瞬の時を描く。
映画『止められるか、俺たちを』あらすじ
映画が時代とともに全力で駆け抜けていた……1960年代末、原宿セントラルアパートの一角にあった若松プロダクションがいま甦る!
『甘い罠』(63)でピンク映画監督としてデビューを果たし、次々と意欲作を発表、『水のないプール』(82)から一般商業映画に活躍の場を移し『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(08)、『キャタピラー』(10)でベルリン国際映画祭を席巻した若松孝二監督。
当時、“何者かになること”を夢見て若松プロの扉を叩いた吉積めぐみ(門脇麦)の眼差しを通して、“ここではないどこか”を探し続けた映画人たちの怒涛の生き様を描く。これは、青春を映画に捧げた若者たちのむき出しの生のグラフィティである。
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主人公である若松プロダクション助監督・吉積めぐみ役には、映画・ドラマに引っ張りだこ、『ここは退屈迎えに来て』(18)、『チワワちゃん』(19)の公開も控えている門脇麦が熱演。
門脇麦コメント
私は若松監督にも、もちろん当時の若松組の皆さんともお会いしたことがありません。そんな中、白石監督をはじめ、若松組をよく知る皆さんの下、当時の皆さんの背中をひたすら必死に追い求めながら挑んだ作品です。スクリーンの中の彼らは青春を生きる若者の姿そのもので、とにかく輝いていて、胸が熱くなりました。私はこの先何度も彼らに会いたくなって、この映画を観るんだろうなと思います。この出会いは私の一生の財産です。
そして若松孝二役には『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』以降、晩年の若松作品5作品すべてに出演した井浦新がキャスティング。
井浦新コメント
若松プロに集結した親しい顔ぶれ、真新しい風を吹かせた若者たちと、むちゃくちゃで幸せな夢を見た。ただただ感謝しかありません。
映画『止められるか、俺たちを』監督・スタッフ
若松プロダクション出身で、『凶悪』(13)、『日本で一番悪い奴ら』(16)などの衝撃作を次々に生み出し、いまや日本映画界を代表する監督となった白石和彌がメガホンを取り、脚本は同じく若松プロダクション出身の井上淳一が担当した。
白石和彌コメント
まさかの若松プロを舞台とした青春映画を恐れ多くも監督しました。この映画は僕にとっての英雄譚であり、僕自身の物語でもありました。井浦新さんが若松孝二だとカッコよすぎる、と思ったあなた、是非観てください。俳優って、新さんって、凄いなと思うはずです。そして門脇麦さん。もう言うことありません。麦さんを通して、この映画があなた自身の物語になることを切に願っています。
映画『止められるか、俺たちを』作品情報
2018年秋テアトル新宿ほか全国順次公開
配給:若松プロダクション スコーレ
公式サイト:TBA
(C)2018若松プロダクション
※2022年10月20日時点のVOD配信情報です。