Bの戦場』のワールドプレミアが開催され、舞台挨拶にガンバレルーヤ、速水もこみち、脚本の久馬歩、尼神インター、並木道子監督が登壇した。
2016年ノベル大賞に選ばれた痛快お仕事コメディ、ゆきた志旗著「Bの戦場」。演技初挑戦で初主演のよしこ(ガンバレルーヤ)は、人々の幸せな瞬間を演出するウェディングプランナーを演じる。
共演には大野拓朗、速水もこみち。ブスがブスのままに、イケメン二人の間で揺れ動く、女性たちを勇気づける夢のような映画だ。
ひさびさの再会だったというよしこと速水。するとよしこは「久々にお会いしたら、なんか元彼のよう」とコメントし、会場を笑いであたためた。
また、本作が演技初出演でありながら初主演を飾るよしこ。「オファーがあったときはドッキリだと思った。もこみちさんが撮影現場に現れたときも、やっぱりドッキリだと思っていた」と青天の霹靂のできごとをにわかに信じることができなかったという。
しかし“絶世のブス”という役柄に対しては、「ブスの役というのにピンときていなくて、役作りがむずかしかった。でも監督がいろいろアドバイスしてくれたので、うまいことできていると思います」と真面目な顔でコメント。終始、会場を爆笑で盛り上げた。
そんなよしこを微笑ましく見守っていた速水は、「ご一緒できてすごくうれしいです。現場がとにかく明るくて、よしこさんは常に体当たりで現場に入っている。その一生懸命な姿に心打たれて、自分の役に入れることができた」と語る。
よしこ演じる香澄の上司で“B専”の久世を演じた速水。「B専になった?」という質問に対しては、「キュンとするシーンがたびたびあり、そのたびにドキドキした」と意外にもまんざらではない心境を明かした。
そんな速水との撮影を振り返ったよしこは「とてもお優しい方」と惚れ惚れした様子で語り出す。「頰に触れられるシーンがあるのですが、私、顔にニキビがすごくあって……。でもニキビを触ると余計悪化してしまうからとニキビのないところを触ろうとしてくれたんですけど、ニキビのないところがないのですごく大変そうでした」。
また、「カメラが止まるたびに『好きな食べものは?とか、ペットは飼ってる?とか聞いてきて……。本当にB専なんじゃないかと思ってしまった」と、速水が彼女と打ち解けるために積極的になってくれたというエピソードを明かした。
誰もが認める“絶世のブス”であるため、自らの結婚を諦め、ウェディングプランナーとして働く香澄は、イケメン上司・久世から突然プロポーズされる。
しかし久世は、自称“意識の高いB専”で香澄のことを「ドブス」と好意を持って言い放つ。
断じて事態を受け入れられない香澄は、久世を無視し仕事に没頭するが、トラブル勃発。おまけに一緒に結婚式を彩るフラワーコーディネーター・武内(大野拓朗)にも好意をよせられてしまう……。
“絶世のブス”である自分を心から「かわいい」と言ってくれる運命の相手はどちらなのか? 三角関係が織り成す、ブスに素敵なウェディングプランナーの恋の物語。
映画『Bの戦場』は、2018年公開予定。
「第10回 島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」は4月19日(木)〜22日(日)、沖縄各地で開催。