これぞ大人のエロス!極上の官能的フランス映画おすすめ13本!

腐女子目線で映画をフィーチャーしてみる。

阿刀ゼルダ

フランスのイメージというと、皆さんはどんなものを思い浮かべますか? おいしいワイン、ファッションと芸術の都パリ……そんなオシャレなイメージから、今は移民・難民問題に揺れる国というイメージも。

かつてフランスには「アバンチュールの国」というイメージがあったこと、ご存知でしょうか?
フランスにまつわる言葉にはその名残りを感じさせるものが……それこそ「アバンチュール(aventure)」はフランス語。もともとは「冒険」の意味しかないこの言葉が、日本では「(旅先などでの)恋の火遊び」という意味で使われているのは、何かしらの背景があってのことでしょう。

日本では軽いキスのニュアンスで誤用されている「フレンチ・キス」も、本来の英語の意味は逆で、ディープ・キスの意味です。

「フレンチ・キス」という言葉は、第一次世界大戦で大陸に派兵されたイギリス軍兵士が、フランスは性に奔放な国だということで使い始め、一般化したのだとか。

また、ハリウッドから世界に飛び火した「ミートゥー(Me Too)問題」に対して、カトリーヌ・ドヌーヴブリジット・バルドーといったフランスの大御所女優がほかとは異なった見方を示したのも、2人の性に対するおおらかさに何かしら象徴的なものを感じさせる出来事でした。

フランス映画を観ているとしばしば大胆な官能表現に出会うのは、こうしたフランスのイメージと無関係ではないのかもしれません。

フランス映画は芸術性重視で敷居が高い、観慣れた邦画・アメリカ映画などとは映画文法が違っていて入りにくい、というイメージを持たれがちですが、先入観を取り払ってみると、きっと新たなフランス映画の一面が見えてくるのでは?

というわけで今日は、官能的なフランス映画を選りすぐってご紹介してみたいと思います。

素直な悪女』(1956)

素直な悪女

この人を抜きにしてフランス映画のエロスは語れない神話的セックス・シンボル、ブリジット・バルドーの主演作。
タイトル通り、バルドーが男を翻弄するセクシーな“悪女”ジュリエットを演じます。

18歳のジュリエットは同じ町出身のアントワーヌ(クリスチャン・マルカン)と恋に落ちますが、彼に遊ばれたと知って傷つき、はらいせに彼の弟ミシェル(ジャン=ルイ・トランティニャン)と結婚。しかし結婚してもアントワーヌが忘れられず、兄弟を振り回し続けます。

新婚家庭にはアントワーヌも同居、しかもジュリエットは奔放すぎる性格……ときたら、何も起こらないはずがない。ミシェルの留守中、海で溺れそうになったジュリエットをアントワーヌが助けるという騒動の後、2人はとうとう一線を超えてしまいます。

びしょ濡れの服のまま浜辺で抱き合う2人……それまで抑制していたものが堰を切って溢れ出たような激しさ、背徳感も手伝って最高にエロティックです。

映画の中でジュリエットが着ている前開きワンピースも、ボタンのはずし方次第でどこまでもセクシー度が上がるスグレもの。 さりげないながら、細部までセンスを感じさせます。

ところで、この映画にはまさに映画を地でいく裏話が。
本作の監督はバルドーの当時の夫、ロジェ・ヴァディム。にもかかわらず、なんとバルドーは撮影中、ミシェル役のジャン=ルイ・トランティニャンと恋に落ち、ヴァディムと離婚してしまうんです。

その後も奔放な恋を繰り返したバルドー……そう考えると、ロジェ・ヴァディムはこの映画の製作時点で、すでに彼女の恋に奔放な性格・それゆえの魅力を見抜いていたということでしょうか。
しかし、自分が裏切られる顛末は予想していたのかどうか……事実は映画より奇なり、ですね。

危険な関係』(1959)

危険な関係

女が性愛にのめりこむ物語には、女を虜にする魅力的な男の存在が欠かせません。
本作では、ジャン・ギャバンアラン・ドロンジャン=ポール・ベルモンドなどと並んでフランス映画史上屈指と言われる二枚目俳優ジェラール・フィリップが、ジャンヌ・モローと美しくも危険な夫婦を演じます。

世間並みの夫婦生活に飽き足りず、常に刺激を求め続ける2人は、狙った異性をうまく落としたら勝ち、という危険な恋愛ゲームに夢中。
人妻はもちろん、自分の姪までターゲットにしてしまう夫、その経過をクールに見守りながら、自身も次々に男を篭絡する妻。背徳・嫉妬という要素をたっぷり含んだこのゲームは、夫婦関係を熱く燃え上がらせてくれますが、やがて2人は思わぬ深みにはまっていきます。

本作を手掛けたのは、『素直な悪女』でバルドーに去られたロジェ・ヴァディム。
本作の夫婦関係は、ヴァディムがバルドーとかくありたかった関係? 因果応報のラストは彼女への怨念? いろいろと憶測をめぐらせたくなります。

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昼顔』(1967)

昼顔

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