連休はおうちでのんびり!3人の女性シェフが活躍する映画を見て運気とテンションUP

映画は人生のスパイス

橋本大介

シルバーウィークも今日を含めて残り3日、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

人ごみや渋滞は苦手、夏にお金をつかいすぎた、ケガして治療中(全部わたしの話ですが)などの理由でおうちでのんびりと過ごされている方もいらっしゃるのでは?

近ごろは災害や経済不安など気持ちが暗くなってしまう話題ばかり。こうなったらなんとか運気をあげて、何かステキなことが起きるのを期待しちゃいましょうよ!?

そこで!「映画で活躍する女性シェフにあやかって、運気UPメニューを食べよう!」をテーマに女性シェフが活躍する3作品をご紹介したいと思います。

かもめ食堂のシナモンロール

かもめ食堂

あらすじ

フィンランドはヘルシンキ。そこは青い海にゆったりとかもめが飛びかう港町。その街角に小さくたたずむ「かもめ食堂」は日本人女性サチコ(小林聡美)が開店したお店。じっくりと淹れる珈琲心をこめて握ったおにぎりなど時間をかけてつくる料理が店のウリ。そんなとても美味しそうな料理なのですが、お客さんがほとんど入りません。なんとかお客さんを呼びたいサチコですが…。

みどころ

なにげない日常のなかで凛として生きる女性たちを描き、多くの女性読者から支持の高い群ようこ原作の『かもめ食堂』。本作も小さな食堂にちょっぴり変わった女性がひとり、またひとりと現れて、ありそうでなさそうな話へと進んでいきます。

そんな女性たちを演じるのは、小林聡美片桐はいりもたいまさこ、と不思議な世界観にぴったりの個性派女優たち。ちからの抜けたナチュラルな演技がとても心地いいです。

また、木のぬくもりが感じられる北欧家具をはじめ、センスのいい食器や雑貨をみているだけでもほんわかします。

運気UP

かもめ食堂にたくさんのお客さんが来るきっかけになった運気UPメニューは「香りただようシナモンロール」

気になるレシピは『南国料理人』『深夜食堂』なども手がけている人気フードスタイリストの飯島奈美が出版した「シネマレシピ」に載っています。ちなみにカルダモンをすこし入れるのがポイントなのだとか。

サチコのように時間を気にしないで、焼きたてのシナモンロールと淹れたてのコーヒーを召しあがってみてはいかがでしょうか?

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インド人マダムがもてなす黄金の伝統菓子ラドュ

マダムインニューヨーク

あらすじ

インドで夫と子供ふたりを育てるごく普通の専業主婦シャシ。彼女の悩みは家族でじぶんだけ英語が話せないこと。そんなある日、親せきの結婚式を手伝うために家族みんなでNYに行くことに。苦手な英語のせいでトラブルに見舞われたり、家族にからかわれて、いつも不満を抱えていたシャシは意をけっして英会話教室に通うのだが…。

みどころ

じぶんの悩みを克服するため「専業主婦、母親」の立場でありながら「ひとりの人間、女性」として奮闘するシャシ。

得意とする料理を知人にふるまったり、地道に英会話を勉強したりと、いまできることを精一杯がんばる姿は観ているこちらまで勇気づけられます。そんな彼女の努力がむくわれるフィナーレはまさに感動的!

運気UP

シャシが自信を取り戻すきっかけになった運気UPメニューは、インドでお祝いの席にふるまわれる伝統菓子ラドゥ」

オーガニック食材のベサン(ひよこ豆の粉)をベースとした黄金に輝くラドゥは見た目も美しくとてもおいしそうです。シナモンロールに続いて、ラドゥもカルダモンを使います。

気になるレシピはcookpadをご参照ください。

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いまが旬!ポルチーニ茸のスクランブルエッグ

大統領の料理人

みどころ

実話を基にした本作のモデルは、1988年から2年間フランス大統領ミッテランのプライベート・シェフとして仕えた実在する女性シェフ、ダニエル・デルプシュ。登場する料理の数々は、彼女が当時にじっさいに作ったメニューを忠実に再現されています。

あらすじ

豪華な飾りつけばかりが目立つ料理よりも素朴な料理を好むフランス大統領。そんな大統領の要望で(世界一のシェフと呼び名も高いジョエル・ロブションの紹介により)プライベート・シェフとして招かれたのは、田舎料理や伝統料理など素材を生かした料理を得意とする女性シェフのオルタンス。

オルタンスは女性シェフということで、キッチンの同僚や官邸職員などから煙にまかれ、満足できる食材をそろえられずに四苦八苦。素材に強いこだわりをもっていた彼女は信念を曲げずに奮闘していくのだが…。

運気UP

オルタンスが大統領に仕えてはじめて出した料理が「ポルチーニ茸をつかったスクランブルエッグ」。この料理が大統領の心をつかみ2年間も仕えるきっかけとなった運気UPメニュー。

ポルチーニ茸は味覚の秋にふさわしい今が旬の食材。気になるレシピは公式HPをご参照ください。

彼女が訪日した際に日本テレビの番組「世界一うけたい授業」で紹介した料理がサイトに掲載されています。興味がある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

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いかがでしたでしょうか?どの作品もストーリーももちろんですが、登場する食事が非常に魅力的です。映画をみた後は是非一度ご自身で作ってみてください!それではみなさま、ステキな連休を!

 

※2022年5月30日時点のVOD配信情報です。

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    3.5
    英語しゃべれたらなぁ…。 面白いです。 ほんわかおちゃめな異文化交流。 マダムがカワイイもん。 あれだけぐいぐい来るフランス人に対して、結局貞操を守るマダムの姿は、欧米の映画だったら絶対にあり得ない展開でした。 アジア的メンタリティというか、邦画的にも日本の連ドラ的にも普通に違和感なく、共感して見ている自分がいました。 その辺りは良くも悪くも願望を含めたメルヘンなんですよね。 これがまさに異文化なのかも。
  • 寿司
    3.9
    マダムかわいい
  • 青葉麒麟
    5
    🇮🇳映画。 久し振りに観たけど、とても良かった。 英語を話せるか否かで家庭内に格差があるのは、観ていて不愉快だった。 特に旦那&娘ね。 誰のお陰でストレスフリーに生活出来てると思ってんだって突っ込みたくなる。 英会話教室の皆が素敵な人達で本当に良かった。 絶対にあの旦那よかフランス人のシェフの方が良いと思うんだけどなぁ。 姪っ子も善き人。 色んな🥻が出て来たけど、私は中盤辺りの真紅のサリーがお気に入り。 主演の女優さん含め、インドの女性は綺麗な人ばかりで眼福眼福。
  • sgeswa
    3.8
    尊重
  • カポERROR
    4.1
    ※はじめに  本作の主人公シャシ役を演じたシュリ  デヴィさんが2018年2月に急逝されて  から、もう5年以上が経つんですね。  天国のシュリデヴィさんへ。  貴女の残したこの素晴らしい作品は  私達多くのファンの心の中で生き続けて  います。  これからも、ずっと。  心からの感謝を込めて。 インフル休養3日目。 ようやく熱が下がり、思考が復活しつつあるので、いつものように過去鑑賞作も感想・コラムを上げていきたい。 本作『マダム・イン・ニューヨーク』は、私の大好きなボリウッド作品だ。 本作のあらすじは以下の通り。 インドで夫サティシュ、娘サプナ、息子サガル、姑と暮らす主婦シャシ。 良妻賢母な彼女だが、家族の中で自分だけ英語が全く話せず、夫や娘から日常的にそれを揶揄われている。 彼女にとってはそれがこの上ないコンプレックスだった。 そんなある日、ニューヨークで暮らす姉のマヌから、娘(シャシの姪)のミーラの結婚準備を手伝って欲しいと頼まれ、単身ニューヨークに行くことに。 何とかニューヨークの姉の家に到着するものの、当然の事ながら、周囲は英語だらけで、ますます気後れするシャシ。 そんな時、街中を走るバスに貼られた「あなたも4週間で英語をマスター出来る」という英会話スクールの広告が目に入り、シャシは矢も立てもいられず入会するのだった。 こうして、家族にも内緒でこっそり通い始めた英会話スクール。 そこでシャシを待ち受けるものは? 果たして彼女は英語が話せるようになるのか?…というストーリー。 とにかく、冒頭から英語が話せないシャシをあからさまに小馬鹿にする家族に終始イラッとする。 かつてインドの女性は、男性に比べ教育の機会が限られており、社会に出て仕事をするよりは家庭に入ることを優先させられてきた歴史がある。 こうした傾向は貧困層や地方部で特に強いと言われており、英語を学ぶ機会がなかった女性は無数にいるのだ。 だからと言って、実の家族が、妻や母親をここまであからさまに揶揄するのは、非常に浅ましいと感じた。 だが、これがあったればこそ、あのエンディングの爽快感に繋がるのかもしれない。 そう、本作の最も素晴らしいシーンは、作品のラスト、姉の結婚式でのシャシのお祝いスピーチである。 私が観てきた数多の映画作品のスピーチ・演説の中で、このシャシのスピーチが、文句なしでダントツNo.1だ。 これほど胸のすく完璧なスピーチにはそうそう出会えやしない。 未見の方は、一生に一度で良いのでTSUTAYAでレンタルしてでも観て頂きたい。 かく言う私も、作中序盤のシャシをとやかく言えないくらい、英語はからっきし苦手なのだが…驚くことなかれ、世の中にはもっと上手のレジェンドがいるのだ。 今日は、私の身近にいたシャシを凌ぐ最強英語無知勢の伝説を幾つか掻い摘んでご紹介したい。 ✤✤✤ ①A君の場合(マクドナルド編) その昔、友人達と卒業旅行でアメリカに行った際、ロスのマクドナルドに皆で立ち寄った。 店内のメニュー表は当然全て英語標記である。 皆がたじろぐ中、「英語なんか楽勝!」と豪語していたA君が、先陣を切ってカウンターに向かった。 彼は、金髪の美しい白人女性店員に、自称流暢なイングリッシュでこう言った。 A君「アー、バッコンチーズバーガー、    ワンプリーズ!」 店員「What?」 A君「アー、ドンチューノウ?    バッコン!…チーズ!…バーガー! バッコン!バッコン!」 彼はメニューを指さし何度もバッコン!バッコン!連呼しているが、そこには、Bacon cheeseburgerと記されていた。 これ、もはや母国日本を貶める無差別テロじゃね? 私と残りの二人は、この〖Mr.日本の恥〗をおいて、忍びの如く店からトンズラしたのだった。 ② B君の場合(ホテルフロント編) これも同じ卒業旅行中の出来事である。 皆で外出先からホテルに戻り、預けておいたルームキーを返してもらおうとB君がフロントに向かった。 彼の部屋は、確か209号室だった。 B君「ア〜、ルームキー、プリーズ!」 フロント「What's the room number?」 B君「オーケー!オーケー!マイ    ルーナンバー イズ…    トゥー(2)…    ゼロー(0)…    キュウー(9)!」 フロント「…What?」 A君「オーケー!ワンモア!ワンモア!    マイルームナンバーイズ…    トゥー(2)…    ゼロー(0)…    キュウー(9)!」 フロント「…What?」 A君「オーケー!ワンモア!ワンモア!    マイ…」 この不毛なやり取りは3分近く続いたらしい。 当然残りのメンバーはこっ恥ずかしくて、とっくに夜の街にトンズラしていたのだった。 ③C君の場合 こちらは職場での話である。 数年前までうちの部にいた中途採用のC君。 私は彼に、ある製品の工程表を見直し提出するよう指示した。 その際、見直し版の右上には、更新年月日と3回目の見直しと分かるよう、【rev.3】(リビジョン.3)と忘れずに記載するよう注意した。 1時間後、B君は工程表を持ってきて、私にこう言ったのだ。 「カポさんに言われた通り見直しました。右上にもしっかり書きましたよ…ほらこの通り…レボリューション3です!」 こいつ、革命起こしやがった。 私の頭の中に渡辺美里の歌声が鳴り響いていた。 ✤✤✤ では最後、皆さんに英語の問題を出題しよう。 これは私が高校3年の受験前に友人から出題された問題だ。 以下英文を日本語に訳してほしい。 【問題】   Today or Sunday.   It is Monday. 分かっただろうか? では、正解を発表しよう。   Today or Sunday.   (東大か駿台か…)   It is Monday.   (それが問題だ。) まさかのローマ字読み。 因みに、当時私は見事にSunday行きとなった(´༎ຶོρ༎ຶོ`) 受験生の皆さん、こんなアホなことに答える暇あったら、シャシを見習って勉強すべし! 己の崇高な自尊心を取り戻すために奮闘するお母さんのサクセスストーリーは、必ずや貴方のポジティブスイッチを押してくれることだろう。 未見の方は是非御鑑賞頂きたい。 『マダム・イン・ニューヨーク』は現在TSUTAYAプレミアムにてレンタル配信中。
マダム・イン・ニューヨーク
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