映画ファンから高評価が集まる作品多数!藤井道人監督作品まとめ

海外ドラマなら任せろ!

POISON

『余命10年』『ヤクザと家族 the family』『新聞記者』など! 最新作公開に備えて、注目の映画監督・藤井道人監督作品を10本厳選してご紹介!

日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品『新聞記者』(19)や、『ヤクザと家族 The family』(21)を始め、多くの話題作を手掛ける気鋭の映画監督、藤井道人

本記事では、2023年4月21日に公開を控える最新作『ヴィレッジ』を含めた、藤井道人監督作品を10本厳選してご紹介。最新作公開に備えて、この機会に見逃した作品がないかチェックしてみては?

映画セレクト基準は?

本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づき、セレクトされています。

オー!ファーザー』(2013)

藤井道人監督による商業デビュー作。伊坂幸太郎による、同名のサスペンス小説を原作としている。岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、宮川大輔、村上淳、柄本明、賀来賢人、駿河太郎、榊原徹士、内田慈、橋本マナミ(橋本愛実)、矢島健一出演。

あらすじ:4人の親父を持つ高校生・由紀夫(岡田将生)。同居生活を続ける由紀夫はある奇妙な事件に巻き込まれてしまう……。由紀夫が監禁されたのだ……。絶対絶命の状況下で、愛する息子を救うため、4人の親父が取った行動とは!? 見事な伏線! 巧妙なトリック! 観る者すべてを笑いと感動で包み込む! サスペンスコメディ。

母親と個性豊かな4人の父親と共に、奇妙な同居生活を送る男子高校生が事件に巻き込まれたことから、愛する息子を救うため立ち上がった4人の父の奮闘する姿をコミカルな展開で描く。

7s セブンス』(2015)

深水元基、淵上泰史、アベラヒデノブ、須賀貴匡、小林夏子、竹井洋介、網川凛、麻亜里、木村啓介、池田嘩百哩、瀬下尚人、あべなぎさ、海東健、斎藤工(齊藤工)出演。

あらすじ:自主映画監督のサワダは、同級生と一緒に作った映画でインディーズ映画祭のグランプリを獲得する。その賞金をもとにさらに大きな映画を作ろうと意気込む。書き上げた脚本は「7s」という題名で、7人の天才詐欺集団が世の為、人の為に詐欺を行うという映画だった。スタッフも集まり「7s」がクランクインする。序盤の撮影は順調そのものだった。しかし徐々にその空気に暗雲が立ち込める。俳優の遅刻、スタッフ内の喧嘩、制作部の失踪、キャストの突然の降板……。そして、ついには撮影したデータが消えてしまう。資金も底をつき、映画「7s」は未完のまま撮影がストップしてしまった。3年が経った。スタッフ、キャストはバラバラになり、だれも「7s」の話をすることはなくなっていた。ある日「7s」の主演を務めていたカブとサワダが再会したことにより「7s」が思いもよらぬ方向に動き始める……。悔しい思いをしていたのはサワダだけではなかった。キャスト、スタッフみな、完成させることができなかった映画「7s」に対して後ろめたい気持ちを持っていた。そして再び「7s」の映画撮影が始まるのだった……。

藤井監督自身の、映画制作の経験に基づいて制作された大人の青春ドラマ。夢追う若者達が抱える苦悩や葛藤、友情、裏切りといったビターな心情を描く。

光と血』(2017)

打越梨子、世良佑樹、小林夏子、出原美佳、裕樹、南部映次、しいたけを、野沢ハモン、坂井裕美、前林恒平、風間晋之介出演。

あらすじ:日本、現代……いじめらっれ子を守る心優しき女子高生・光。3年間の交際を経て、恋人と婚約した青年・陽。被災地にボランティアへ通う青 年・健太とその姉・マナ。幸せな日々はいつまでも続くと思われたが、ある日、人生は一変する。何者かによるレイプ、無差別連続殺人事件、交通事故……予期せぬ悲劇が彼らを襲う。被害者になった者、加害者になった者 ……大切なものを失った彼らの運命は絡み合い、交差し始める……。

舞台は、現代の日本。とある悲劇的な事件をきっかけに、喪失感に苛まれる複数の男女の運命が交錯する様から再生していくまでを描いた社会派ヒューマンドラマ。

青の帰り道』(2018)

真野恵里菜、清水くるみ、横浜流星、森永悠希、戸塚純貴、秋月三佳、冨田佳輔、工藤夕貴、平田満出演。

あらすじ:2008年、東京近郊の町でまもなく高校卒業を迎える7人の若者たち。歌手を夢見て地元を離れ、上京するカナ(真野恵里菜)。家族と上手くいかず実家を出て東京で暮らすことを決めたキリ(清水くるみ)。漠然とデカイことをやると粋がるリョウ(横浜流星)。カナとの音楽活動を夢見ながらも受験に失敗し地元で浪人暮らしのタツオ(森永悠希)。できちゃった婚で結婚を決めたコウタ(戸塚純貴)とマリコ(秋月三佳)。現役で大学に進学し、意気揚々と上京するユウキ(冨田佳輔)。7人がそれぞれに大人への階段を上り始めて3年後、夢に挫折する者、希望を見失う者、予期せぬことに苦しむ者……7人7様の人生模様が繰り広げられる。そして、再び“あの場所”に戻った者たちの胸に宿る思いとは……。

群馬県前橋市と東京を舞台に、それぞれ過去の想いを胸に抱きながらも、未来に向かって突き進んでいく7人の若者達の姿をみずみずしく描いた青春群像劇。

デイアンドナイト』(2019)

名優・山田孝之が裏方に徹し、初の全面プロデュースに挑んだ作品。阿部進之介、安藤政信、清原果耶、小西真奈美、佐津川愛美、深水元基、藤本涼、笠松将、池端レイナ、山中崇、淵上泰史、渡辺裕之、室井滋、田中哲司出演。

あらすじ:父が自殺し、実家へ帰った明石幸次(阿部進之介)。父は大手企業の不正を内部告発したことで死に追いやられ、家族もまた、崩壊寸前であった。そんな明石に児童養護施設のオーナーを務める男、北村(安藤政信)が手を差し伸べる。孤児を父親同然に養う傍ら、「子供たちを生かすためなら犯罪をも厭わない。」という道徳観を持ち、正義と犯罪を共存させる北村に魅せられていく明石と、そんな明石を案じる児童養護施設で生活する少女・奈々(清原果耶)。しかし明石は次第に復讐心に駆られ、善悪の境を見失っていく……。

“人間の善と悪”を題材にした、心を強く揺さぶる極限のヒューマンドラマ。混沌とした現代の中で、生きることの厳しさを痛烈に描き出す。

新聞記者』(2019)

東京新聞記者・望月衣塑子による、同名著作を原案としている。シム・ウンギョン、松坂桃李、本田翼、岡山天音、郭智博、長田成哉、宮野陽名、高橋努、西田尚美、高橋和也、北村有起哉、田中哲司、望月衣塑子出演。

あらすじ:東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)のもとに、大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届いた。日本人の父と韓国人の母のもとアメリカで育ち、ある強い思いを秘めて日本の新聞社で働いている彼女は、真相を究明すべく調査をはじめる。一方、内閣情報調査室の官僚・杉原(松坂桃李)は葛藤していた。「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、与えられた任務は現政権に不都合なニュースのコントロール。愛する妻の出産が迫ったある日彼は、久々に尊敬する昔の上司・神崎と再会するのだが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。真実に迫ろうともがく若き新聞記者。「闇」の存在に気付き、選択を迫られるエリート官僚。二人の人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる!

政権が隠蔽しようとする権力中枢の闇に迫る女性新聞記者と、若手エリート官僚との対峙を、緊迫感溢れる展開で綴った社会派サスペンス。第43回日本アカデミー賞では、最優秀監督賞・最優秀脚本賞にノミネートされるほか、最優秀作品賞を含む3冠を受賞する快挙を成し遂げた。

宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020)

作家・野中ともそによる、同名の人気小説を原作としている。清原果耶、桃井かおり、伊藤健太郎(健太郎)、吉岡秀隆、坂井真紀、水野美紀、山中崇、醍醐虎汰朗出演。

あらすじ:お隣の大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する14歳の少女・つばめ(清原果耶)。優しく支えてくれる父(吉岡秀隆)と、明るく包み込んでくれる育ての母(坂井真紀)。もうすぐ2人の間に赤ちゃんが生まれるのだ。幸せそうな両親の姿はつばめの心をチクチクと刺していた。しかも、学校は元カレの笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂でもちきりで、なんだか居心地が悪い。つばめは書道教室の屋上でひとり過ごす時間が好きだった。ところがある夜、唯一の憩いの場に闖入者が……。空を見上げたつばめの目に飛び込んできたのは、星空を舞う老婆の姿!? 派手な装いの老婆・星ばあ(桃井かおり)はキックボードを乗り回しながら、「年くったらなんだってできるようになるんだ……」とはしゃいでいる。最初は自由気ままな星ばあが苦手だったのに、つばめはいつしか悩みを打ち明けるようになっていた。

迷える14歳の少女が老婆との不思議な出会いを通じて、成長していく姿を描いたファンタジーヒューマンドラマ。『デイアンドナイト』にも出演した、清原果耶が今作で映画初出演を飾った。

ヤクザと家族 The Family』(2021)

綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、菅田俊、康すおん、二ノ宮隆太郎、駿河太郎、岩松了、豊原功補、寺島しのぶ出演。

あらすじ:ヤクザという生き方を選んだ男の壮大なヒューマンストーリー。自暴自棄になっていた少年期にヤクザの世界へ足を踏み入れた男を中心に、暴対法によって変わっていった環境と共に1999年、2005年、2019年と3つの時代で見つめていく、一人の男とその「家族・ファミリー」の壮大な物語。

ヤクザとして生きることを選んだ一人の男が、約20年という長い年月の中でたどっていく厳しい運命と、変わりゆく時代の中で現代ヤクザが排除されていく様子をスタイリッシュな映像美で映し出す新感覚の群像劇。

余命10年』(2022)

SNSを中心に話題を呼んだ作家・小坂流加による、同名の恋愛小説を原作としている。小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒(本田なお)、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊出演。

あらすじ:20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれあい、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。思い出の数だけ失われていく時間……彼らが最後に選んだ道とは?

「生きる理由なんてどこにもない」と思っていた男女が偶然にも再会を果たし、惹かれ合い、かけがえのない時間を共に過ごす様子をエモーショナルな映像美で映し出す感動のラブストーリー。2022年公開の邦画実写作品の中では、興行収入No.1を記録する大ヒットを収めた。

ヴィレッジ』(2023)

横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗、淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太出演。

あらすじ:夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞⾨村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す……。

舞台は、「村」という閉ざされた世界。そこで生きる人々の綺麗事だけでは到底生きていけない姿から、同調圧力、格差社会、貧困といった現代社会の構造と闇を、圧巻の映像美でリアルに描いた衝撃のヒューマンサスペンス。藤井道人監督最新作『ヴィレッジ』は、2023年4月21日(金)より全国公開予定。

 

(C)2014吉本興業(C)7s/セブンス製作委員会(C)2017 BABEL LABEL(C)映画「青の帰り道」製作委員会「デイアンドナイト」製作委員会(C)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ(C)2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会(C)2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会(C)2022映画「余命10年」製作委員会(C)2023「ヴィレッジ」製作委員会

※2023年4月3日時点でのVOD配信情報です。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS