『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)に脚本で参加した伊藤ちひろがオリジナル脚本を書き下ろし、監督も務める『サイド バイ サイド 隣にいる⼈』。「サイド バイ サイド」=隣同士で/一緒に という題名を冠され、リアルとファンタジーが混在する「マジックリアリズム」が息づく本作の場⾯写真が公開された。
【場面写真】『サイド バイ サイド 隣にいる⼈』(2023)
今回公開された場面写真は、乃木坂46卒業発表後初の映画出演となる齋藤飛鳥が演じる、莉子の姿を切り取ったもの。
緑豊かな森の中で草木に触れ、穏やかな表情を捉えた写真からは莉子の透明感や純真さが感じられる。しかし同時に解禁されたもう一方の写真では、謎に包まれた女性の雰囲気が漂う。薄暗い部屋で何かをじっと見つめ、放心状態の莉子。彼女の視線の先には何があるのか。
『あの頃、君を追いかけた』(18)、『映像研には手を出すな!』(20)など、様々なジャンルの作品に出演してきた齋藤。本作では不思議な力を持つ主人公・未山の過去の秘密の鍵を握る役どころを演じている。監督の希望である“ただ佇んでいても雰囲気のある人”という条件に当てはまった齋藤が莉子役にキャスティングされた。
実際に齋藤とタッグを組み、監督は「すごく器用だし、理解力もあるし、とても頭のいい人で、そして人としてすごく面白い方。莉子だけ時が止まっているようにも見せたかったので、きっとこの人はずっとこのままなんだろうなと感じさせてくれる齋藤さんの独特な雰囲気がまさにぴったりでした。」と明かしている。
『サイド バイ サイド 隣にいる⼈』は、2023年4⽉14⽇(⾦)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。
『サイド バイ サイド 隣にいる⼈』あらすじ
目の前に存在しない“誰かの想い”が見える青年・未山(坂口健太郎)。その不思議な力で身体の不調に悩む人や、トラウマを抱えた人を癒やし、周囲と寄り添いながら、恋人の詩織(市川実日子)とその娘・美々(磯村アメリ)と静かに暮らしていた。そんな彼はある日、自らの”隣”に謎の男(浅香航大)が見え始める。これまで体感してきたものとは異質なその想いをたどり、遠く離れた東京に行きついた未山。その男は、未山に対して抱えていた特別な感情を明かし、更には元恋人・莉子(齋藤飛鳥)との間に起きた”ある事件”の顛末を語る。未山は彼を介し、その事件以来一度も会うことがなかった莉子と再会。自らが“置き去りにしてきた過去”と向き合うことになる……。やがて紐解かれていく、未山の秘密。彼は一体、どこから来た何者なのかー?
監督・脚本・原案:伊藤ちひろ
出演:坂口健太郎、齋藤飛鳥、浅香航大、磯村アメリ、茅島成美、不破万作、津田寛治、井口理、市川実日子
(C)2023『サイド バイ サイド』製作委員会
※2023年4⽉6⽇時点の情報です。