第95回アカデミー賞(2023)主演男優賞にノミネートされ、第76回英国アカデミー賞(2023)では英国新人賞を受賞した話題作『aftersun/アフターサン』。11歳のソフィが父親とふたりきりで過ごした夏休みを、その20年後、父親と同じ年齢になった彼女の視点で綴るヒューマンドラマ。
この度、本作のクリエイティブディレクションを務めたデザイナー・大島依提亜氏が手掛けた“夏の想い出を焼きつけた”バリエーションビジュアル10種が公開された。
【バリエーションビジュアル】『aftersun/アフターサン』(2022)
『aftersun/アフターサン』の舞台はトルコのリゾート地。父カラムと11歳の娘ソフィが波打ち際ではしゃいだり、ビーチへの道を連れ立って歩いたり、陽光の下で寝そべってトランプをしたりと、二人の幸せな瞬間を切り取っている。一方、公衆電話で二人が誰かと話をする様子や、笑顔で父親を見上げる娘と、それを心配そうな顔で見下ろす父親というドラマを感じさせるものも。ノスタルジックな切なさを感じさせる、父と娘のまばゆいひと夏の思い出の数々が映しだされている。
ディレクションを務めたデザイナー・大島依提亜氏は、「父と娘のバカンスを切り取っただけの物語がこれほど豊かな映画体験をもたらすとは。まず初見で見た時に心臓を鷲掴みにされながら強く思ったので、二人の様々なシーンをひとつひとつポスターにしました。二人のかけがえのない時をなるべく留めておきたくて、本当はもっともっと作りたかったです。」とその魅力を語っている。
『aftersun/アフターサン』は、2023年5月26日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿ピカデリーほか全国公開。
『aftersun/アフターサン』あらすじ
思春期真っただ中のソフィ(フランキー・コリオ)は、離れて暮らす若き父・カラム(ポール・メスカル)とトルコのひなびたリゾート地にやってきた。輝く太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、親密な時間をともにする。20年後、カラムと同じ年齢になったソフィは、ローファイな映像のなかに大好きだった父の、当時は知らなかった一面を見出してゆく……。
監督・脚本:シャーロット・ウェルズ
出演:ポール・メスカル、フランキー・コリオ、セリア・ロウルソン・ホール、ケイリー・コールマン、サリー・メッシャム
公式:happinet-phantom.com/aftersun/
(C)Turkish Riviera Run Club Limited, British Broadcasting Corporation, The British Film Institute & Tango 2022
※2023年4⽉10⽇時点の情報です。