子役でデビュー後、大小さまざまな作品に出演しキャリアを重ねてきた俳優・高橋一生。そんな彼が出演するおすすめ映画をまとめてご紹介。
高橋一生 プロフィール
高橋一生は1980年12月9日生まれ、東京都生まれ。身長175センチ。
幼少期に児童劇団に入ったのをきっかけに、1990年『ほしをつぐもの』で映画初出演。
その後キャリアを重ね、2015年のTVドラマ『民王』で貝原茂平役を演じ、第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞の助演男優賞を受賞。これを機に人気が急上昇し、TVドラマ『カルテット』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、連続テレビ小説『わろてんか』など話題作への出演が続く。
2018年10月には『僕らは奇跡でできている』で民放ゴールデン・プライム帯の連続TVドラマ初主演。
2019年には『九月の恋と出会うまで』『引っ越し大名!』などの出演作が劇場公開予定。
『耳をすませば』(1995)
柊あおいの同名漫画を原作とした、近藤喜文監督作のスタジオジブリ製作アニメ。
読書好きの女子中学生が、図書貸し出しカードにいつも同じ男の子の名前が載っていることに気付く。夢へまっすぐに向かう少年と、もがきながらも自分の道を切り開こうとする少女の姿を描いた青春ラブストーリー。
高橋一生が担当したのは、ヴァイオリン職人を目指す男の子・天沢聖司。当時、高橋一生は中学生。今とは声質が違うこともあり、近年「実は彼だった」という形で気付く人も多かったようだ。
『クリックシネマ 好き』(2000)
2000年11月よりインターネットで配信された「クリック・シネマ」の第1弾。1958年、1981年、2000年、異なる時代の女性像を田中麗奈主演で演じたオムニバス作品。
高橋一生は、そのうちのひとつ「チャーシュー麺」に出演。1958年、福岡から集団就職で上京し、ラーメン屋で働いていた直子(田中麗奈)がチンピラに追われた安藤秋生(高橋一生)をかくまうことから始まる物語。同郷という共通点から次第に打ち解けあっていく。
『MEATBALL MACHINE -ミートボールマシン-』(2005)
『地獄甲子園』の山口雄大監督と『口裂け女リターンズ』などの山本淳一監督がメガホンをとったバイオレンス・スプラッター映画。
高橋一生演じる孤独な青年ヨウジが、謎の物体にとりつかれグロテスク化し、同じくクリーチャーと化した人間“ネクロボーグ”との壮絶な戦いを繰り広げる。
数々の国際映画祭に正式招待される中、過激描写が影響して日本では一般公開が一時見送られていたという異色作。
『半落ち』(2003)
横山秀夫のベストセラー小説を『陽はまた昇る』の佐々部清監督が実写映画化。元刑事の殺人犯が妻を殺害して自首するまでの“空白の2日間”の謎を巡り、事件を裁くそれぞれの人々が犯人と向き合う姿を通し、生きるとは何かを問うヒューマンドラマ。
元刑事の犯人・梶聡一郎(寺尾聰)の息子と関係する役で高橋一生が登場している。作品は、2005年第28回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した。
『恋愛寫眞 Collage of Our Life 』(2003)
松田龍平と広末涼子のW主演、堤幸彦監督による青春ドラマ。東京とニューヨークを舞台に、プロのカメラマンを目指す青年の純愛を描く。
高橋一生が演じたのは、瀬川誠人(松田龍平)の大学の同級生・関口。堤監督らしいサスペンスフルな展開も見どころ。
『マリッジリング』(2007)
『失楽園』『愛の流刑地』の原作で知られる、ベストセラー作家・渡辺淳一の短編小説を『眠り姫』の七里圭監督が実写映画化。25歳のOLと、妻子ある40歳の男性が不倫におぼれていく様をリアルなタッチでつづるロマンス。
高橋一生が演じるのは、ヒロインの森谷千波(小橋めぐみ)の恋人・藤沢佳介。仕事が忙しく、千波と徐々に気持ちがすれ違ってしまう役どころ。
『デトロイト・メタル・シティ』(2008)
若杉公徳による人気ギャグ漫画を松山ケンイチ主演で実写映画化。ポップミュージシャンを目指す青年が、過激なデスメタルバンドのボーカルとを務めることになり、実際の自分とのギャップに悩みながらも成長していく姿を笑いを交えて描く。
高橋一生が演じるのは、主人公・根岸(松山ケンイチ)が所属する大学サークル「ポップミュージック研究会」の後輩・佐治秀紀。
インディーズバンド「テトラポット・メロン・ティ」で路上ライブを中心に活動しており、内股でタンバリンを叩く姿など、コミカルで可愛げのあるキャラクターを演じている。
『Tokyo Sky Story』(2013)
東京スカイツリー開業1周年を記念して作られたショートムービー。スカイツリーを舞台に、ケンカの絶えないカップル、初恋に悩む中学生、初恋をテーマに自主映画を撮る学生を主人公にした3つのストーリーが交錯する。
高橋一生が演じたのは、長年付き合っているものの些細なことでケンカをしてしまうカップルの彼氏・コウジ。自然体な演技で、結婚前のカップルをリアルに演じている。相手役は女優の比嘉愛未。
『ゾウを撫でる』(2013)
『半落ち』の佐々部清監督が、一本の映画制作に携わるさまざまな人々の人間模様を描くヒューマンドラマ。
高橋一生が演じたのは、若手の脚本家・鏑木孝一。その後、『シン・ゴジラ』で共演する故・大杉漣ら本格派俳優との演技を繰り広げる。
映画レビューサービス・Filmarksでは、「大杉漣と高橋一生のところが一番良かったかな」「キャスティングがいい」といったレビューが寄せられている。
『シン・ゴジラ』(2016)
「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が総監督を務めた「ゴジラ」シリーズ初のフルCG作品。現代の日本を舞台に、突如出現したゴジラによって未曾有の危機にさらされた人々を描く。
高橋一生が演じたのは、文科省研究振興局基礎研究振興課長・安田。ゴジラ鎮圧のために結成されたプロジェクトチーム「巨災対(巨大不明生物特設災害対策本部)」の一員であり、中心的人物のひとり。
理路整然とした研究者肌でありながらも、一癖あるキャラクターで総勢328名のキャストの中でも強い印象を残している。
『3月のライオン』(2017)
羽海野チカによる大ヒット漫画を『ミュージアム』や「るろうに剣心」シリーズの大友啓史監督が実写映画化。家族を亡くして孤独に生きてきた17歳のプロ棋士が、ある3姉妹と心を通わせながら、様々な人生を背負った棋士たちとの闘いを描く。
高橋一生が演じたのは、主人公・桐山零(神木隆之介)が通う高校の教師・林田高志。学校に馴染めず一人でいる桐山をいつも気にかけ、ポンと背中を押してあげる役柄。ノリは軽いけれど頼りになる、独特のキャラクターを好演。
『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY リミット・オブ・スリーピング ビューティ』(2017)
2015年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞した作品を、二宮健監督が商業映画デビュー作としてセルフリメイク。女優を夢見て上京し、小さなサーカス団でマジシャンの助手として働くヒロインが、やがて現実と妄想をさまよい始める姿を描く。
高橋一生が演じるのは、サーカス団を営むカイト。カラフルでスタイリッシュな映像で描かれるラブシーンは見どころ。
「高橋一生の色気尋常じゃなかった」「カイトの飄々とした感じは、さすが高橋一生。最後まで心に残った」「高橋一生のハニカミ破壊力に悶えた」など高評価をつづるレビューが多く寄せられている。
『blank13』(2017)
俳優・斎藤工の初長編監督作品。放送作家のはしもとこうじの実話を基に映画化。13年前に突然失踪した父の葬儀当日、参列者が語る父親のエピソードによって家族の誰も知らなかった父親の真実が明らかになる物語。
高橋一生が演じるのは、父・松田雅人(リリー・フランキー)の息子コウジ。父へ抱く複雑な気持ちを繊細な表情で演じる。本作での演技が評価され、第15回ウラジオストク国際映画祭長編コンペティション部門で、共演のリリー・フランキー、齊藤工とともに最優秀男優賞を受賞した。
『嘘を愛する女』(2018)
恋人に全てを偽造されていたと知った女性が、嘘に隠された愛と真実を探すラブサスペンス。「TSUTAYA CREATERS'PROGRAM FILM 2015」のグランプリを受賞した中江和仁が長編映画初監督を務めた。
高橋一生が演じたのは、謎に包まれた男性・小出桔平。キャリアウーマン・川原由加利(長澤まさみ)の恋人役で、優しい笑顔の裏に秘密を持つ人物を好演。
『空飛ぶタイヤ』(2018)
累計180万部突破したを池井戸潤の同名ベストセラー小説を実写映画化。トレーラーの脱輪事故をきっかけに浮き彫りになる大企業の“リコール隠し”をめぐる、大逆転エンタテインメント。
高橋一生が演じるのは銀行員・井崎一亮。冷静沈着だが心に熱い正義を持つ男を演じる。銀行の調査役として銀行の経営計画に疑問をいだき、調査に乗り出していく。
【文/taco】
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