『ファンタビ』ジェイコブ&クイニー、キャストもショックを受けた衝撃の最新作『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』を語る【来日インタビュー】

世界のディズニーを翔る元映画サイト編集長

鴇田崇

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(11月23日より公開)でジェイコブ&クイニーを演じたダン・フォグラー&アリソン・スドルが来日。キャストもショックを受けたという衝撃的な展開について明かした。

あのハリー・ポッターが誕生する前の物語にして、魔法動物学者の魔法使いニュート・スキャマンダーの新たな冒険の旅を描く『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』がいよいよ公開に! 今作では“黒い魔法使い”グリンデルバルドという最強の敵が立ちはだかり、ニュートと仲間たちによる世界救出を追っていく。前作に続いてジェイコブとクイニー役を、ダン・フォグラーアリソン・スドルという名コンビが続投! 2作目にして超壮大なスケールになった本作について、赤裸々に語ったよ!

アリソン・スドル&ダン・フォグラー

ーー今回、そうとう衝撃的な展開が待っていましたね!

ダン どこ? どのあたりが?

ーーそりゃもう最後のほうとか(笑)。

ダン 確かにそうだ。そうだね(笑)。僕は「スター・ウォーズ」のファンでね、特にエピソード5『帝国の逆襲』がお気に入りだ。だから今回、『帝国の逆襲』みたいになるのかなって思っていたけれど、実際そう遠いものでもないと思った。あらすじやプロットの展開、キャラクターの変遷などがね。結局、両方ともジョゼフ・キャンベル(※)のヒーローの旅みたいなものであり、いい奴が窮地に陥る。でも観ている側はそれを望んでいるわけで、あまりにも簡単に物事が進行すると面白くないだろう? その後悪い人間が台頭してきて、衝撃的な展開が待っている。やがて観客を安心させた後に、早く次が観たいと思わせるものを用意する。それが僕にとっての<基準>だけれども、そういう意味では今回とてもわくわくして、楽しかったし、うれしかったし、いい意味ですごくショックを受けたね。

アリソン 最初にJ.K.ローリングに今回のストーリーを聞いた時は、すごく驚いたわ。ちょっと動揺もして、混乱もしたの。どうやって演じれば説得力が出るのかわからないままだったけれど、それはわたしがほかの多くの人たちと同じように、未知への恐れ、変化への恐れがあるからなのよね。これがシリーズものでなかったら、前作のまま、キャラクターそのままでいいのでしょうけれど、より壮大なストーリーになっていたから。チャレンジがある世界に放り出され、さまざまな挑戦を重ねて成長していくということは、みんな嫌がることかも知れないけれど、難しい経験をすることも人生で、それが醍醐味よね。そして映画を作っていく過程で、わたし自身も成長した感じがしたのよ。キャラクターが成長していくことを理解することで、わたし自身も成長した気がする。映画を撮り終わってしばらく経ってみると、あの方法こそがキャラクターが育っていく唯一の方法だと思ったし、そういう意味ですごくよかったと思っているわ。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

ーーアリソンさんは、こうおっしゃっていますが、いかがです?

ダン ……アイ・フィール・ナッシング!(別になにも!)

ーーえ?w

ダン 冗談だよ、冗談(笑)。僕も成長してプロフェッショナルになった気分がしたかな。毎回すごく自信がついていくものでね。1作目は自分にとってはものすごく大きなものを達成したなと。というのは、前作は彼らの旅路が始まり、浮かべたボートがちゃんとすべり出していくようだった。それが達成できて、自分にすごく自信がついた。今回は純粋に楽しめているという感じで、あまりプレッシャーを感じなかった。1作目はものすごくプレッシャーを感じたけれど、2作目はそうでもなかったよ。楽しかった。いい仕事をしようという感じでね。演技をする際に99%はアクション!と言われた時も心拍数が上がらないように平常心でいることが大事だけれど、今回はできたかなと。そうだね、僕も成長できた。プロフェッショナルな大人になった!

アリソン・スドル&ダン・フォグラー

ーーこのシリーズは、日本人が大好きな要素ばっかりですよね。キャラクターに魔法に、エディ・レッドメイン、ジョニー・デップ、ジュード・ロウなどの大スターの出演。もはや放っておいても大ヒットしそうですが、あえておふたりならではのおすすめポイントは?

ダン なんだろうね(笑)!

アリソン 今回のお話はとても「ハリー・ポッター」シリーズに近くなっているから、ストーリーがどうやってハリー・ポッターの世界につながっていくかを追っていくとすごく面白いわ。世界観がすごく広がっていることもね。魔法動物もすごくかわいいの。赤ちゃんニフラーが特にね!

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

ダン どうしよう(笑)。

ーーこういうの、後攻に回ると辛いですよね(笑)。

ダン すごく力強いメッセージがあるよね。さっきも言ったけれど、ジョゼフ・キャンベルの英雄譚のカテゴリーに入るということ、もうひとつはテーマ性だね。自分が愛する人と一緒にいられない、結婚できないということは、今日でもすごくうなずけることで、それから戦争をわざわざ仕掛るようなこと、敵を作り上げること、そういうことは今でも通じることだと思う。そういうことが、この映画を楽しみながらも今日的なテーマを考える機会になり得ると思う。つまり、薬に砂糖を混ぜて飲むようなもので、楽しみながらも我々が現代でも戦っている問題を考えるような……いますごくいいことを言った。よくやったフォグラー! 自分の答えに感心しているよ!

アリソン・スドル&ダン・フォグラー

ーー名言ですよね!

ダン (立ち上がって窓の向こうを見ながら)「いいことを言った!」と、通訳さんも同じようにやってくれない?(笑)

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

ーー(笑)それに今回、おふたりの関係も大きなポイントですよね!

ダン そうだね。ふたりの関係はすごく素晴らしいと思うけれども、その想いが試されていくわけだ。いろいろな試練を経るけれども、そういう意味である種の冒険になる。カンタンだと面白くないよね。お花畑だけが広がっているのではなくて、砂糖もあればスパイスもあるみたいな感じだ。いろいろあるからこそアドベンチャー、冒険として面白いわけでね!(取材・文=鴇田崇)

アリソン・スドル&ダン・フォグラー

※ジョゼフ・キャンベル:アメリカ出身の神話学者。彼の神話論は「スター・ウォーズ」シリーズに反映されていると言われている。

映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』は現在公開中。

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
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  • すとまう
    5
    これは思い出の映画笑笑
  • いくまる
    3.8
    一気に知らない名前が増えたけど一気に知ってる人も出てきたぞー!! そしてホグワーツ!! 自己紹介だった前作と比べて話がぐんと進み出した今作。 知らない名前だけどわざわざ名前を呼ばれている人はハリポタに出てきていたのかな?と推測して観ていました。 だから何人かラストで消えてびっくり。 ナギニが誰かは知ってるよ。 ダンブルドアが適当に軽くて良かったです。 ハリポタの時の終わりに近づくにつれエゴ丸出しになっていく感じ(私は5,6,7-1が抜けてるから本当のところは知らないけど)が初めから全開でジュード・ロウに似合っていた。 あとジェイコブがジェイコブしていて良かった。 ニュートがいきなり出来る男になっていて混乱したけど、元々変人なだけで出来るんだよな。 ハッフルパフの株爆上がりです。 グリンデルバルドはまだキャラが読めなくてそこまでハマっていないんだけど、カリスマ役のデップが最高以外の何かであるはずがないのでね。 次作でダンブルドアと戦うのがめちゃくちゃ楽しみ! 召集かける時の白いベールが美し過ぎて、技術の進歩にありがとう、と思いました。 魔法動物があまり出てこなかったのが残念だけど、地下室の構造がまた1つ分かって楽しかった。 河童の概念が変わる。 中国の獅子だかネコだか、攻略法が可愛すぎるでしょう。 少しだけハリポタにも興味が出てきたので、いずれまた1から観なおそうね。 原作は読みます。
  • hanaka
    3.9
    ハリーポッターより好き〜
  • Mizki
    3.8
    2019年鑑賞
  • しゅーと
    -
    記録用
ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生
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