国内最大級の映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)が、ユーザーのClip!数[観たい映画として登録している数]を集計し、2019年3月公開映画の期待度ランキングを発表。
まずはTOP10からチェック。
10位『美人が婚活してみたら』
4,769Clip![3月23日公開]
とあるアラ子の人気同名マンガを『勝手にふるえてろ』の大九明子監督が実写映画化。
美人であるがゆえに不毛な恋を重ねた末、孤独な日々をおくる30代独身OLの婚活をめぐる騒動を描く。脚本をお笑い芸人のじろう(シソンヌ)が担当している。
9位『岬の兄妹』
5,413Clip![3月1日公開]
ポン・ジュノや山下敦弘のもとで助監督を務めた片山慎三による初長編監督作。
足の悪い兄・良夫と自閉症の妹・真理子、ふたりきりで暮らす兄妹が生活のために売春で生計を立てようとする物語を描く。地方都市の暗部をあぶり出し、家族の本質を問うヒューマン・ドラマ。
8位『シンプル・フェイバー』
7,516Clip![3月8日公開]
全米で話題を呼んだダーシー・ベルのミステリー小説「ささやかな頼み」を人気女優アナ・ケンドリック、ブレイク・ライヴリーの共演で実写映画化。
したたかな女性2人を主人公に、女の友情や嫉妬、利害関係をブラックユーモアを交えて描くサスペンス。
7位『バンブルビー』
9,473Clip![3月22日公開]
「トランスフォーマー」シリーズの人気キャラクター、バンブルビーを主役にしたスピンオフ作品。
シリーズ1作目以前の1980年代を舞台に、ドジで心優しい地球外生命体のバンブルビーと少女の友情を迫力のバトルシーンを交えて描く。
6位『ダンボ』
12,674Clip![3月29日公開]
1941年のディズニー制作アニメ「ダンボ」をベースに、奇才ティム・バートン監督がオリジナル脚本で実写映画化したファンタジー。
大きな耳を羽ばたかせて空を飛ぶゾウのダンボとサーカス団の家族が、連れ去られた母親ゾウを助けるために奮闘する姿を描く。
5位『スパイダーマン:スパイダーバース』
15,634Clip![3月8日公開]
異なる次元でそれぞれ活躍していたスパイダーマンたちが、一堂に会する世界を描いたアニメーション。
本年度アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞。海外や試写会で一足先に鑑賞したFilmarksユーザーからもすでに高評価(★4.3[5.0満点])を得ている。
4位『ブラック・クランズマン』
15,894Clip![3月22日公開]
白人至上主義団体「KKK」潜入捜査をつづったノンフィクション小説を名匠スパイク・リー監督が実写映画化。
1970年代のアメリカを舞台に、初の黒人刑事ロンと同僚の白人刑事フリップが、過激な潜入捜査に挑む姿をコミカルなタッチで描く。
第71回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞、本年度アカデミー賞では脚色賞に輝いた。
3位『運び屋』
16,974Clip![3月8日公開]
老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという前代未聞の報道記事をもとに、巨匠クリント・イーストウッド監督・主演で映画化したヒューマン・ドラマ。
家族のことを気にも留めず、仕事一筋に生きてきた孤独な90歳の男アール・ストーン。商売に失敗して途方に暮れていたところに、車の運転仕事を持ちかけられるが、それは実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」の仕事だった。
2位『キャプテン・マーベル』
21,260Clip![3月15日公開]
マーベルシリーズ初、女性ヒーローが単独主役となったアクション・エンターテインメント。
アベンジャーズ結成以前の1990年代を舞台に、“奪われてはいけない” 禁断の記憶をめぐって繰り広げられるキャプテン・マーベルの戦いを描く。
キャプテン・マーベルを演じるのは、『ルーム』で第88回アカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。
1位『グリーンブック』
45,979Clip![3月1日公開]
人種差別が残る1960年代のアメリカ南部で、天才黒人ジャズピアニストとイタリア系白人運転手の二人が繰り広げる旅を、実話をもとに描いたロードムービー。
「グリーンブック」とは黒人が利用できる施設を記した旅行ガイドブックのこと。異なる世界を生きる二人が、衝突を繰り返しながらも次第に友情を築いていき、やがてひとつの奇跡を起こす。
監督は『メリーに首ったけ』などコメディで知られるピーター・ファレリー。
アカデミー賞受賞作『グリーンブック』と平成最後の衝撃作『岬の兄妹』
本年度アカデミー賞3部門(作品賞、助演男優賞、脚本賞)受賞をはじめ、ゴールデン・グローブ賞やトロント国際映画祭などで数々の賞に輝いた『グリーンブック』が、2位以下に大差となる4.5万Clip!を集め、3月の期待度ランキングNo.1を獲得。
「人種差別がテーマだけど重くなく、すごく楽しめた」「正反対の二人が織り成す笑いと涙で、心を温かく包まれました」「『最強のふたり』ぶりの新たな最高コンビ登場」「アカデミー賞作品賞も納得の名作」など、試写会で鑑賞したユーザーからの評価も高い。
加えて目立ったのが、「ケンタッキーフライドチキンが食べたくなる」「食べるシーンが美味しそうに、楽しく描かれている」といったコメントが多数寄せられていること。思わぬ “飯テロ” 要素も楽しめそうだ。
一方、邦画では片山慎三監督の初長編作品『岬の兄妹』が最上位という結果に。
本作は、「SKIPシネマ国際Dシネマ映画祭2018」に入選した作品の中から1本を選出し、全国規模の劇場公開を支援する「“最速・最短”全国劇場公開プロジェクト」で見事公開を勝ち取った注目のインディペンデント映画。
ポン・ジュノ監督から「衝撃を受けたよ。多くの論争を巻き起こす見事な傑作だ」という賞賛をはじめ、「処女作としては百点満点」(香川照之)、「あらゆることを吹き飛ばす笑いと生命の躍動。 世の中! この映画みろよ!」(白石和彌監督)、「吐き気を催すほど悲痛な傑作喜劇」(菊地成孔)、「良夫が愛しくてしょうがない」(尾崎世界観)、「一作目にして凄まじい」(池松壮亮)など他にも多数、各界の著名人、映画人から熱いコメントが寄せられている。
昨年の『カメラを止めるな!』のヒットもまだ記憶に新しい2019年早春、日本映画界を揺るがす新たな才能と作品の登場となるか、期待が高まる。
(著名人のコメントは『岬の兄妹』公式サイトより引用)
■11位以下も注目映画がランクイン
11位:『移動都市/モータル・エンジン』4,720Clip![3月1日公開]
12位:『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』4,139Clip![3月15日公開]
13位:『天国でまた会おう』3,513Clip![3月1日公開]
14位:『九月の恋と出会うまで』3,143Clip![3月1日公開]
15位:『ウトヤ島、7月22日』2,775Clip![3月8日公開]
16位:『君は月夜に光り輝く』2,734Clip![3月15日公開]
17位:『ビリーブ 未来への大逆転』2,675Clip![3月22日公開]
18位:『マイ・ブックショップ』2,364Clip![3月9日公開]
19位:『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3「恩讐の彼方に__」』2,221Clip![3月8日公開]
20位:『レゴ(R)ムービー2』1,636Clip![3月29日公開]
《期待度ランキングとは》
FilmarksのClip!数(ユーザーが観たい映画として登録した数)を集計し、ランキング化したもの(Clip!は1作品につき1人1件まで)。
※本ランキング及び記事内のClip!数及び★スコアは2019年2月27日時点のものです。
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※2021年12月28日時点のVOD配信情報です。