福士蒼汰、『旅猫リポート』のナナと5カ月ぶりの再会!犬好きが「猫大好き」に【インタビュー】

映画のインタビュー&取材漬けの日々是幸也

赤山恭子

福士蒼汰が主演を務めたハートフルな映画『旅猫リポート』が、このほど、Blu-ray&DVDとしてリリースされる。『図書館戦争』、『植物図鑑』など、数多くの映画化作品を持つ有川浩が紡いだのは、心優しき青年・悟とツンデレな猫・ナナとの、言葉を超えたかけがえのない絆だった。

旅猫リポート

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元野良猫のナナ(声・高畑充希)は、交通事故に遭ったところを猫好きの悟(福士)に助けられ、飼い猫として幸せに暮らしてきた。しかし、とある事情で悟はナナを手放さなくてはならなくなり、小学校時代の親友、高校時代の友人夫婦、叔母などを次々に訪ねる、新しい飼い主を探す旅に出る。

撮影中、毎日のように一緒にいて、元々“犬好き”だった福士を「猫も大好き」に変えたほど、ベタ惚れ状態だった猫のナナ。インタビューにて5カ月ぶりに再会したというひとりと1匹は、取材陣に見守られるという特殊な状況下でも、抱っこをされてみたり、ときに逃げるそぶりを見せたり、じっと見つめたりなど、屈託なくコミュニケーションを取っていた。猫はナナが一番だと断言する福士に、この上ない作品への思い入れを、改めて振り返ってもらった。

福士蒼汰

――今日、ナナとは久々の再会でしたか?

福士 はい、もう5カ月ぶりです。相変わらずだな~っていう印象でした(笑)。ナナは本当に猫らしい猫で、自由気ままです。

――メイキング映像には、「ナナとの出会いで猫好きになっていった」と入っていますが、猫好きについては変わっていませんか?

福士 はい、変わらないですね。この映画を通して、猫のかわいさや魅力を存分に知りました。本当にかわいいです。……あっ、そういえばこの前初めて猫カフェにも行きました! 友達に誘われたんですが、楽しかったです。猫、いっぱいいました、当たり前ですが(笑)。

――多くの猫と触れ合っても、一番はナナですか?

福士 ナナはちょっと生意気なところもあるんですが、思い入れが全然違います! 一緒に作品を作ってきた仲間というのもありますし、ナナじゃなかったら撮れない映画だったと思います。それに、見た目もやっぱり一番だと思いますし。

旅猫リポート

――撮影では「猫待ち」などもあり、集中力を保つ難しさもあったかと思います。動物との撮影の楽しさ、難しさなどはどう感じていますか?

福士 確かに、普段の撮影とは全然違いました。猫の撮影は、大変な部分もありましたが、自分はそういうのが好きなんだな、というのが今回でわかりました。何かのためにやることのほうが、自分は、より好きですし、そのほうが能力も引き出される気がしました。今回は全員が「ナナのために」という気持ちでいたので、主演でありながら気持ち的には実は楽にやれていたりもしたんです。

――特に印象深いシーンは?

福士 何でかわからないですが、ナナがしがみついてきた瞬間が、すごく記憶に残っています。フェリーの上のシーンと、シャワーのシーンです。シャワーのシーンでは泡まみれのまましがみついてくるから、自分も泡まみれになってしまうというようなことがありました。普段、抱っこが大嫌いなナナなのに、自分からガシッと離れない感じでつかんできたので、「ちょっと怖いのかな~」と愛しくなりました。すごく記憶に残っています。

福士蒼汰

――逆に、「こう仕上がっていたんだ」と驚くような場面もありましたか?

福士 ナナの野良猫時代は感動して観ていました。自分は悟の飼っているナナしか知らなかったので、自分の知らないナナを観たときには、「ああ、頑張っているなあ!」という気持ちになっしまって……。撮影としてもそうですし、ほかの猫と一緒にいても大丈夫なのかな、とか。もう、親目線です(笑)。

福士蒼汰

――おそらくお友達やご家族なども、『旅猫レポート』はもうご覧になっていますよね。どんな感想が印象的でしたか?

福士 いろいろ聞いていると、猫を飼っている人や、動物を飼っている人には、特に響く部分があるんだな、と感じました。動物と人間の愛の話は普遍的なものがあるなと、みんなの話を聞いていて改めて思いました。

福士蒼汰

福士 「ペットとして飼う」というのは、すごく人間主体の話という側面もありますが。そこにはもちろん愛情があって、その愛情に応えてくれる動物たちもいて、さらに愛情が生まれていく。人間的であり、動物的である、そのふたつが合致していないようで、合致している絶妙な関係性なんです。野生と人間はまったく違うけれど、ペットはその間に唯一いるので、感謝するべき存在なんだな、と思いました。

――福士さんも以前、ご実家で犬を飼っていらしたそうですが、例えば、何かあったときに家族には言えなくても、犬には言えたり、一緒にいるだけで自分の心が満たされていくような経験はありますか?

福士 もちろんあります。ペットを飼っている人なら、誰しもがあると思います! 犬を飼っていたのは小学校から高校の途中までだったんですが、単純に、人間のエゴかもしれませんが、話を聞いてくれる、わかってくれている気がするんです。……話しかけたりもしましたし……!

――どんな感じで?

福士 ………今日あった学校の話とか……ですけど……。照れますね(笑)。

福士蒼汰

――ところで、本インタビューは映画好きが集うFilmarksがおくるWEBマガジン「FILMAGA」で? ??載されます。福士さんの映画遍歴など、よければ教えていただけませんか?

福士 ジャンル分けはせずに、邦画、洋画問わず観ます。強いて挙げるなら、アクション系は昔から理由なく好きです。あと……お化けっぽいのは怖くて、ホラーだけは夜眠れなくなるので、観られないです(笑)。

福士蒼汰

――2018年観た中で「これがよかった」という1作はありますか?

福士 『アリー/ スター誕生』でしょうか! ストーリーもすごく好きですし、(レディー・)ガガの普通の女の子っぽい感じは、新鮮で、でも歌はすごくうまくて。好きなシーンは、スーパーの駐車場で、パンチした後の手を冷やしながら、話して、話して、歌の話になって、歌い始めるところです。

ブラッドリー・クーパーは出演者でもあり、監督もやっていますが、あの視点、もう……意味が分からないです! 主演しつつ、監督もやるということは、自分の表情を自分で撮るということだから……それがすごいというか、不思議です。

福士蒼汰

――自分で自分を演出することは、想像を超えますか?

福士 はい。自分の感覚にはないな、と思います。もしも自分が監督をやるなら、自分は出たくないかもしれない……特に主役なんて考えられないので、すごい才能だと思います。演出に興味ですか? ありますが、絶対にできないと思っています。難しそうというか、絶対に難しすぎますから!(取材・文=赤山恭子、撮影=林孝典)

映画『旅猫リポート』は2019年4月24日(水)、Blu-ray&DVDリリース。

旅猫リポート

出演:福士蒼汰ほか
監督:三木康一郎
公式サイト:http://tabineko-movie.jp/
(C)2018「旅猫リポート」製作委員会 (C)有川浩/講談社

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福士蒼汰

応募締切 2019年4月30日(火)23:59までのご応募分有効

【応募資格】
・Filmarksの会員で日本在住の方

【応募方法および当選者の発表】
・応募フォームに必要事項をご記入の上ご応募ください
・当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます

 

※2021年5月31日時点のVOD配信情報です。

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  • s
    3.5
    あー、泣いちゃう
  • Shiro
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    記録
  • 4
    なんかすごい泣いた気がする
  • Fiore
    3.4
    猫がとにかくかわいい
  • yuka
    4.6
    猫好きにはたまらない🐈
旅猫リポート
のレビュー(10546件)