ハン・シュアイ監督作「Green Night(英題)」が、『緑の夜』の邦題で、2024年1月19日(金)より公開されることが決定。併せて、日本版ポスタービジュアルが公開された。
【公開決定】『緑の夜』(2023)
韓国を舞台に、抑圧された生活を送っている中国人のジン・シャとミステリアスな緑の髪の女性との出会いや、韓国社会で生きる彼女たちの葛藤や一筋の希望を丹念に描く本作。
主人公ジン・シャを演じるのは、本作が俳優復帰作となったファン・ビンビン。ハリウッド作品『355』(2022)などその天性の華を最大限に活かした役柄が多かった彼女が、訳あって中国を離れ、韓国で働いている移民という難しい役柄を体現している。そして謎多き緑の髪の女性を『梨泰院クラス』(2020)、『ベイビー・ブローカー』(2022)などのイ・ジュヨンが演じる。
メガホンを取ったのは、『阪南の夏』(2020)で世界的に高い評価を得たハン・シュアイ。2023年東京国際映画祭 ガラ・セレクション部門に出品され、2023年ベルリン国際映画祭テディ賞・パノラマ観客賞にノミネートされた本作は、韓国社会の闇を通して、彼女たちの自由と解放を最後の一瞬まで問い続ける。「自由を得るためには、見えない何者かの許可を得る必要がある」と語る監督は、「この物語で彼女たちの揺るぎない決意にもう一度触れ、何者かに立ち向かう勇気を手にしたい」と作品に込めた願いを述べている。
【ポスタービジュアル】『緑の夜』
併せて解禁されたのは、額に傷をつけたジン・シャと緑の髪の女性が寄り添い合う日本版ポスタービジュアル。ファーの華やかさとは裏腹に、目を伏したジン・シャに「何を恐れているの?」と、語りかけるようなコピーが添えられている。
『緑の夜』は、2024年1月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントほか全国公開。
『緑の夜』あらすじ
苦難に満ちた過去から逃れようと中国を離れ、韓国で抑圧された生活を送るジン・シャ。保安検査場での仕事中、ミステリアスなオーラを放つ緑色の髪の女と出会い、ふとしたきっかけから危険で非合法な闇の世界に巻き込まれていく。果たして、彼女たちの運命の先に待ち受けるものは……。
監督:ハン・シュアイ
出演:ファン・ビンビン、イ・ジュヨン、キム・ヨンホ
配給:ファインフィルムズ
公式:midorinoyoru.com
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※2023年10⽉27⽇時点の情報です。