松居大悟監督作品まとめ!最新作『不死身ラヴァーズ』を含む10作品のあらすじ・概要を紹介

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『アフロ田中』から最新作『不死身ラヴァーズ』まで、松居大悟監督作品をまとめてご紹介。

2006年に劇団ゴジゲンを結成し、全公演の作・演出を手掛けてきた松居大悟。『ふたつのスピカ』(2009)でNHKの連続ドラマ脚本家としてデビューし、以降は脚本家・映画監督して数々の作品を世に送り出してきた。

本記事では、2024年5月10日(金)に公開の最新作『不死身ラヴァーズ』を含めた、松居大悟作品を一覧でご紹介します。

映画セレクト基準は?

本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づき、セレクトされています。

アフロ田中』(2012)

あらすじ:強烈な天然パーマでこの世に産まれ落ちた田中広。24歳になった今も彼女は出来ず、日々をなんとなく過ごしていた。そんな時、学生時代からのダメ仲間、大沢、岡本、村田、井上のうち、井上が結婚するとの知らせが舞い込む。驚きと共に田中が思い出した“誰かが結婚する時、それぞれの彼女を連れていこう”というモテない男ならではの悲しい約束。「やばい……これは早急に彼女を作らねば!」そんな田中の前に、隣に引越してきた加藤亜矢が現れる。激しくあふれ出す好意と性欲をおさえられない田中。果たして結婚式までに彼女を作ることができるのか。

出演は松田翔太、佐々木希、堤下敦、田中圭、遠藤要ほか。松居大悟の監督デビュー作。まだ見ぬ彼女を探し求める妄想男子が間違えまくる奮闘記。

自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013)

あらすじ:元カレが忘れられないピンサロ嬢、大好きなバンドのライブ当日に残業させられているOL、一途な想いを爆発させるオタク青年、トレーラーハウスで生活する謎の青年と美しき家出少女。どうにもうまく立ち行かない彼らの後悔だらけの日々が少しずつ交差し……。

出演は池松壮亮、黒川芽以、安藤聖、尾上寛之、山田真歩ほか。クリープハイプの楽曲をもとに製作したMVや短編に新たな短編をつけ加え、オムニバス形式で再構成した青春群像劇。

私たちのハァハァ』(2015)

あらすじ:福岡県北九州市の片田舎に住むチエ、さっつん、文子、一ノ瀬の女子高生四人組は、若手ロックバンド“クリープハイプ”の大ファンだ。彼女たちは、福岡のライブを見に行き、出待ちした時に、「東京のライブにもぜひ」と言われた言葉を真に受けて、東京に行くことを決意する。高校3年生最後の夏休み、クリープハイプに報告するために自分たちでカメラを回しながら自転車を漕いだ。だが、初期衝動だけで出発した彼女たちの自転車は早々にパンクして、お尻が痛くなり、お金もなくなってしまい、仲の良かった四人に亀裂が走る。東京のライブの日が刻々と近づいていく中で、福岡、山口、広島、岡山、神戸から東京へ、1000キロを駆け抜ける。この夏が終わったら、受験が始まって、きっとみんなバラバラになる……。

出演は井上苑子、大関れいか、真山朔、三浦透子、クリープハイプほか。四人の女子高生が挑む一夏の自転車旅行。どうしようもなく好きなものがある全ての人に向けた、青春ロードムービー。

アイスと雨音』(2017)

あらすじ:2017年、小さな町で演劇公演が予定されていた。イギリスの戯曲を日本で初上演する。戯曲は、世界の演劇シーンで注目を集めるイギリスの劇作家Simon Stephensの「MORNING」。親友が町を出ていくことをきっかけに、鬱屈からの夜明けを描いた物語。

出演は森田想、田中なつ(田中怜子)、田中偉登、青木柚、紅甘ほか。音楽は、ラップグループ・MOROHAが劇中で生演奏。実際の出来事を基に、“現実と虚構”“映画と演劇”の狭間でもがく若者たちの一ヶ月間を、74分ワンカットで描いた青春譚。

君が君で君だ』(2018)

あらすじ:大好きな女の子の好きな男になりきり、自分の名前すら捨て去った十年間。彼女のあとをつけて、こっそり写真を撮る。彼女と同じ時間に同じ食べものを食べる。向かい合うアパートの一室に身を潜め、決して、彼女にその存在をバレることもなく暮らしてきた。しかし、そんなある日、彼女への借金の取り立てが突如彼らの前に現れ、三人の歯車が狂い出し、物語は大いなる騒動へと発展していく……。

出演は池松壮亮、キム・コッピ、満島真之介、大倉孝二、向井理ほか。尾崎豊、ブラピ、龍馬と自分の名前を捨てた男三人の物語が、動き出す。好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、十年間彼女を見守ってきた三人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。

バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』(2021)

あらすじ:富士山の麓にあるのどかな撮影所・バイプレウッドでは、100人を超える役者たちがそれぞれの撮影に臨んでいた。そんななか、濱田岳監督は自主映画を撮影しており、ラストに100人の役者がSLで祝杯を挙げるという壮大なストーリーを描いていたのだが……。

出演は田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、阿部亮平ほか。ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズに引き続き、豪華なバイプレイヤーたちが実名で出演している、深夜のおじさまたちの“わちゃわちゃ・ゆるシブドラマ”の設定はそのままに、続編となる本作は、ドラマで出演した約100名の“バイプレイヤーズ”に加え、豪華な映画オリジナルメンバーが参戦。

くれなずめ』(2021)

あらすじ:優柔不断だが心優しい吉尾、劇団を主宰する欽一と役者の明石、既婚者となったソース、会社員で後輩気質の大成、唯一地元に残ってネジ工場で働くネジ、高校時代の帰宅部仲間がアラサーを迎えた今、久しぶりに友人の結婚式で再会した。満を辞して用意した余興はかつて文化祭で披露した、赤いフンドシ一丁で踊る・赤フンダンス。新郎新婦のために一世一代のダンスを踊ってみせようとして迎えた披露宴。が、結局はだだスベりで終わってしまった。そんな気持ちのまま、二次会までは三時間。誰からともなく、学生時代に思いを馳せる。しかし、思い出すのは、くだらないことばかり。彼らは認めなかった。ある日突然、友人が死んだことを……。

出演は成田凌、高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節ほか。六人の“今”と、思い出が蘇る“過去”が交錯して笑いと寂しさがごちゃ混ぜになり、 やがて、目を背けていた “友の死”がそれぞれの人生に立ちはだかる。

ちょっと思い出しただけ』(2022)

あらすじ:2021年7月26日、この日34回目の誕生日を迎えた佐伯照生は、朝起きていつものようにサボテンに水をあげ、ラジオから流れる音楽に合わせて体を動かす。ステージ照明の仕事をしている彼は、誕生日の今日もダンサーに照明を当てている。一方、タクシー運転手の葉は、ミュージシャンの男を乗せてコロナ禍の東京の夜の街を走っていた。トイレに行きたいという男を降ろし、自身もタクシーを降りると、どこからか聴こえてくる足音に吸い込まれるように歩いて行く葉。すると彼女の視線の先にはステージで踊る照生の姿があった……。時は遡り、誕生日を迎えた照生は、昼間は散髪屋で伸びた髪を切り、夜はライブハウスでの仕事を終えたあとに行きつけのバーで常連のフミオとダンス仲間の泉美と飲んでいた。同じ頃、居酒屋で合コンをしていた葉は、見知らぬ男から声をかけられ、LINEを交換することに。葉のアイコンを見た男が「あれ、猫飼ってるんですか?」と尋ねると、葉は「いや……今は飼ってないけど」と返し、続けて「向こうが引き取ったから」と切ない表情でポツリと呟く。彼女がLINEのアイコンにしていた猫は、いまも照生が飼っているモンジャだった……。

出演は池松壮亮、伊藤沙莉、河合優実、大関れいか、屋敷裕政ほか。照明スタッフの照生と、タクシードライバーの葉。物語はふたりが別れてしまった後から始まり、時が巻き戻されていく。コロナ禍より前の世界に戻れないように、誰もが戻れない過去を抱えて生きている。そんな日々を”ちょっと思い出しただけ”。

』(2022)

あらすじ:おじさんの写真を撮ってはコレクションするのが趣味のさわ子。これまで付き合ってきた男性はいつも年上ばかりなのに、父とはなんだか上手く話せずギクシャクしていた。そんな時、同年代の同僚・森との距離が縮まっていくにつれ、さわ子の心にも徐々に変化が訪れる……。

原作は山崎ナオコーラの同名小説。出演は福永朱梨、金子大地、津田寛治、大渕夏子、田村健太郎ほか。日活ロマンポルノ50周年を祝う記念プロジェクト「ロマンポルノ・ナウ」の1作。年上のおじさん好きのヒロインが、同年代の青年と恋に落ちるさまを切ないタッチで描く。

不死身ラヴァーズ』(2024)

あらすじ:⻑⾕部りのが“運命の相⼿”と信じて追いかけるのは、両想いになった瞬間、この世界から忽然と消えてしてしまう甲野じゅん。⼆⼈は⼈⽣の中で何度も出会い、その度にりのは「好き」と伝え、両想いになり、じゅんが“消える”という出来事を繰り返していく。それでも諦めないりののどこまでも真っすぐな「好き」が起こす奇跡の結末とは……。

原作は高木ユーナの同名漫画。出演は見上愛、佐藤寛太、落合モトキ、大関れいか、平井珠生ほか。カッコ悪くても「好き」を真っすぐに伝える大切さと無防備さから生まれる純粋なエネルギーが胸を打つ、新世代の恋愛映画。最新作『不死身ラヴァーズ』は、2024年5月10日(金)より全国公開予定。

※2024年3月4日時点での情報です。

※最新の配信状況は、各動画配信事業者の公式サイトにてご確認ください。

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