週末、なに観る?編集部がオススメする劇場公開&配信中の映画&ドラマ3選『デューン 砂の惑星PART2』や伝説の地上波ドラマetc. 【2024年3月15日版】

週末は映画/ドラマを観ない?  まだ何を観るか決まっていない方のために、映画館で公開中&ネットフリックスなどの動画配信サービスで視聴可能な作品をFILMAGA編集部員がレコメンド! 劇場公開作からお家でも楽しめる配信作品まで豊富なラインナップでご紹介。

今週はFILMAGA編集長・遠藤がレコメンド!

PROFILE:久々にグランドシネマサンシャイン 池袋のIMAXで映画を観て、大作は絶対に大きなスクリーンで観ることを誓いました。アカデミー賞授賞式などを経て映画熱が高まりまくる中でも相変わらず韓国ドラマ沼に浸かっており、好きな俳優さんの兵役のニュースに少し寂しい気持ちになっています。(ソン・ガン様です……)

劇場公開中『デューン 砂の惑星PART2』(2024)

あらすじ:惑星デューンをめぐる宇宙戦争が勃発! ハルコンネン家の陰謀により、アトレイデス家は全滅。しかし、最愛の父とすべてを失うも、王子ポールは生きていた。ついに復讐の時……。運命の女性・砂漠の民チャニとポールの、全宇宙を巻き込む最終決戦が始まる。

遠藤:2021年公開の『DUNE/デューン 砂の惑星』待望の続編です。全て創造とは思えないほど緻密に作り上げられた世界観に一気に引き込まれます。ヴィジュアルデザインもですが、フレメンの文化や言語、秘密結社であるベネ・ゲセリットの信条など……。物語の厚みがまさに超大作です。今作では色濃くキャラクターの成長や変化が描かれていて、シリーズを追いたい!という気持ちが久々に高まりました。完璧な惑星デューンの世界に浸りたいならぜひIMAXでの鑑賞をオススメします。そして前作に引き続き、衣装デザインも素晴らしいです。本作のベネ・ゲセリットの衣装は1940年代の初期バレンシアガから多くのインスピレーションを受けて制作されており、構築的なデザインにうっとりします。ファッション好きな方は衣装にも注目してほしいです。

FILMAGAでは前作を整理しておさらいする記事を掲出中なので、最新作を観る前にチェックしてみてください!

各VOD配信中『もっと超越した所へ。』(2022)

あらすじ:デザイナー・真知子、元子役のバラエティタレント・鈴、彼氏に染まる金髪ギャル・美和、風俗嬢・七瀬。2020年、彼女たちはそれぞれ“クズ男”たちと付き合っていた。真知子はバンドマン志望の怜人と、鈴はあざとかわいい男子の富と、美和はハイテンションなフリーター・泰造と、七瀬はプライドの高い元子役・慎太郎と。 彼女たちは、彼氏に不満を感じつつも、幸せな日々を過ごしていた。ただ、彼女に甘えた男たちはどんどん増長し、どうしようもない部分が露呈、遂に別れの時が訪れる……。そこで彼女たちが選ぶ誰も予想しない超越した決断とは?

遠藤:「邦画でオススメある?」と聞かれたら毎回オススメするほど大好きな作品です。登場人物がリアルでクスっと笑えるシーンがたくさんあります(笑)。それぞれの恋愛模様もリアルで「あ〜こういう人いる〜!」や、「こういうことある〜!」など、誰しも思い当たる感情があるように思います。こういうところはダメなんだけど、別れられない……とか、こういうところが嫌いだけど、好き! というどうしようもなく正直な恋愛映画って意外と少ないと思うので、ぜひ彼女たちが最後に下す“決断”を見届けてください。普段恋愛トークをするお友達とワイワイ観るのも楽しいと思います(笑)。

各VOD配信中『池袋ウエストゲートパーク』(2000)

あらすじ:池袋・西口公園。そにはいくつもの誘惑、欲望、そして危険が渦巻いている。今も伝言ダイヤルで知り合った女をホテルに連れ込み、薬で意識を失わせ殺害するというストラングラー事件が続発。警察も捜査に乗り出している。マコトはそんな池袋に生活する20歳。幼なじみのマサと賭けボーリングで小銭を稼いでいる。そんなマコトの前に、池袋を縄張りとするグループ「G ボーイズ」のリーダー格、タカシが現れる。タカシはマコトの高校時代からの親友で、ドーベルマン山井と決闘するから立ち会って欲しいという。マコトは「店番をしろ」という母・リツコを振り切り、決闘の場へ向かう。かつてはドーベルマンと決闘したことで知られる大男の山井も、タカシの敵ではなかった。ある日、マコトとマサは画集を万引きしているシュンを見付ける。万引きの件でシュンから金を取ろうとするマコトたちだが、シュンの不思議な感性に気付き、次第に行動を共にするようになる。そんな三人はヒカルとリカと出会い、五人はいつしか遊び仲間になっていく。

遠藤:人生で10回以上繰り返し観ているドラマです(笑)。映像、作中の音楽、ストリートファッション、全ていつ観てもイケてるなぁ……と感動します。語呂合わせで遊び心が溢れまくっているサブタイトルを含めた演出など、堤幸彦さんならではのエッジが効いていて好みです。現在脚本を担当する『不適切にもほどがある!』が放送中の宮藤官九郎さんの出世作で、まだまだコンプライアンスが厳しくない時代の尖っていて鋭い切れ味のあるドラマです。今の時代も素敵な作品が多いですが、2000年のドラマは別格です。観たことがない方はこれを機にぜひ!

 

週末に観る作品は決まりましたか? 名作に出会えたらFilmarksでレビューしてください! 今週もお疲れ様でした!

※2024年3月15日時点の情報です。

(C)2023 LEGENDARY AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.(C)「もっと超越した所へ。」製作委員会(C)TBS (C)石田衣良/文藝春秋

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