今度の週末は映画を観ない? 映画館で公開中&動画配信サービスで視聴できる映画をFILMAGA編集部員がレコメンドする企画、「#週末なに観る?」。まだ予定が決まっていない方のために、 作品の魅力を語ります!
今週はFILMAGA編集部・小川がレコメンド!

PROFILE:ミステリーで頭を使い、アクション作品でスカッとしたあと、ヒューマンドラマでジーンとする。花粉が辛い最近だけど、映画館を観てるとくしゃみが止まる。
3月22日劇場公開『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』(2024)
あらすじ:3年前の8月31日。突如巨大な『母艦』が東京へ舞い降り、この世界は終わりを迎えるかにみえた……。その後、絶望は日常に溶け込み、大きな円盤が空に浮かぶ世界は今日も変わらず廻り続ける。友情と初恋と終末と……。2人の少女のディストピア青春日常譚。
小川:「おやすみプンプン」で知られる浅野いにおによる同名漫画の映画化です。まず女子高生×SFというだけで、ワクワクすぎる……! 『シン・ゴジラ』はゴジラと政府の戦いを描いていましたが、「デデデデ」は民間人に焦点を当てています。突然空に宇宙船がやってきても、3年も経てば日常になってしまうんだな……と、日本人の適応力をしみじみ感じました。ゴツい銃器や自衛隊が『母艦』問題に対応するなかで、みんなが日常を生きている。一方で『母艦』による汚染に敏感になったり、ネットに蔓延る陰謀を鵜呑みにする人が現れたり、と不穏な光景も……。また、主役の2人の声を幾田りらさんとあのさんが担当していて、それがとっても魅力的なんです。彼女たちにとある事件が起こるのですが、その時の演技が特に好きでした。主題歌も素敵! 5月24日(金)に公開される後章が待ち遠しいです。
3月22日劇場公開『ペナルティループ』(2024)
あらすじ:「おはようございます。6月6日、月曜日。晴れ。今日の花はアイリス。花言葉は”希望”です」岩森淳が朝6時に目覚めると、時計からいつもの声が聞こえてくる。岩森は身支度をして家を出て、最愛の恋人・砂原唯を殺めた溝口登を殺害し、疲労困憊で眠りにつく。翌朝目覚めると周囲の様子は昨日のままで、溝口もなぜか生きている。そしてまた今日も、岩森は復讐を繰り返していく。
小川:主人公・岩森(若葉竜也)が、因縁の相手・溝口(伊勢谷友介)に復讐をしながら同じ一日を繰り返す物語。ループものといえば、“繰り返し”からどうやって抜け出すかがテーマになることが多いですが、今作でもループから抜け出せない岩森が描かれます。6月6日を繰り返すうちに岩森の中の恨みが消えていき、次第に溝口との関係にも変化が。“復讐”という一見物騒な題材の中、軽妙な2人のやりとりは見どころです! このループが終わる時、岩森と溝口はどうなるのか、そもそも何故ループしているのか、“ペナルティループ”とはどういう意味なのか。ぜひ、劇場で確かめてみてください。
劇場公開中『変な家』(2024)
あらすじ:“雨男”の名前で活動する、オカルト専門の動画クリエイター・雨宮は、マネージャーから引越しを検討している一軒家の間取りの相談を受ける。雨宮はその間取り図を手に、ミステリー愛好家の変人設計士・栗原さんに意見を聞いてみることに。間取りから次々と浮かび上がる奇妙な“違和感”に、栗原さんはある恐ろしい仮説を導き出す……。
小川:YouTube再生回数1900万回超え、発行部数90万部を突破する雨穴によるミステリーを原作とした映画です。一件の“変”な間取りから、次第に触れてはいけない闇に巻き込まれていってしまう雨宮と栗原さんが描かれます。原作は“ホラーが苦手な人でも楽しめるホラー”が特徴でしたが、映画版はホラー色強め。また、実際に変な家に忍び込んだりするなど、映像化ならではのアレンジが加えられています。雨宮も栗原さんも原作とはキャラクターが異なるものの、観ているうちに愛着が湧いてくるので、原作との違いを楽しむのも良いかもしれません。特に佐藤二朗さん演じる栗原さんは謎の安心感があって、活躍をずっとみていたかったです(笑)。
週末に観る映画は決まりましたか? 名作に出合えたらFilmarksでレビューしてね。それでは良い映画ライフを!
(c)浅野いにお/小学館/DeDeDeDe Committee、(c)2023『ペナルティループ』FILM PARTNERS、(c)2024「変な家」製作委員会
※2024年3月22日時点の情報です。



