映画『SCRAPPER／スクラッパー』が、2024年7月5日（金）より公開されることが決定した。
【公開決定】『SCRAPPER／スクラッパー』（2023）
閉ざした⼼を＜解体＞しながら、＜闘う＞⼈＝＜SCRAPPER＞。母を亡くし、一人で生きる12歳の少女の元に音信不通だった父親が突如現れる。どこかで⽋けているけど、ぎこちなくて愛おしい親子の姿を描き出す感動作。
本作は、カラフルなビジュアルセンスと優しくもエモーショナルな親子のドラマが評判を呼び、サンダンス映画祭2023ワールドシネマドラマ部門にて審査員大賞を受賞、第77回英国アカデミー賞では『関心領域』（2023）、『哀れなるものたち』（2023）、『ナポレオン』（2023）と共に英国作品賞にノミネートを果たし、米アカデミー賞の前哨戦の一つであるナショナル・ボード・オブ・レビューではインディペンデント映画トップ10に選出された。
監督は、マイケル・ファスベンダーの制作会社DMCフィルムズに才能を見出された1994年生まれの新鋭シャーロット・リーガン。本作が長編デビューとなる彼女は、10代の頃からMVの監督を務め、これまでに200本以上を手掛けてきた。
主演のジョージーを演じるのは、リーガン監督が抜てきしたローラ・キャンベル。本作でスクリーンデビューを果たし、たくましさと可憐さが共存した絶妙な演技で多くの映画人の心を奪い、英国インディペンデント映画賞ほか複数の俳優賞にノミネートされた。さらに、一人娘ジョージーと親子関係を構築しようとする不器用な父親ジェイソンに扮するのは、『逆転のトライアングル』（2022）、『アイアンクロー』（2023）など話題作への出演が立て続くハリス・ディキンソン。次世代英国俳優として期待を寄せられている彼が、新境地をひらいている。
この度、俳優の小川未祐がナレーションを務めた予告映像が解禁となった。⺟を亡くし、ロンドン郊外のアパートで独り暮らしをするジョージーは、親友のアリと自転車を盗んでは転売して日銭を稼ぎながらたくましく生きていた。その一方で、母が遺したホームビデオを再生して孤独と哀しみを耐え忍ぶ日々。そんなジョージーのもとに突然、行方知れずだった父親、ジェイソンが現れる。「母親を亡くしたお前に会いに来た」と言うジェイソンだが、「12年間一度も会いに来なかったくせに」と複雑な気持ちのジョージー。お互い別々に過ごした年月を埋めるように、時間を紡いでいくふたりの姿が映し出されている。
【ポスター】『SCRAPPER／スクラッパー』
併せて、フィルムカメラで撮られたようなどこか懐かしい仕上がりのポスター画像も解禁。戸惑うような表情が垣間見え、不器用ながらも繋がろうとする二人を捉えた、あたたかくポップなビジュアルとなっている。
『SCRAPPER／スクラッパー』は、2024年7⽉5⽇（⾦）新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋⾕＆有楽町 ほか全国公開。
『SCRAPPER／スクラッパー』作品概要
監督・脚本：シャーロット・リーガン
出演：ローラ・キャンベル、ハリス・ディキンソン
配給：ブロードメディア
公式：https://scrapper.jp
（C）Scrapper Films Limited, British Broadcasting Corporation and the The British Film Institute 2022
※2024年4⽉10⽇時点の情報です。
