映画『プリシラ』ソフィア・コッポラ監督インタビュー映像解禁!

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ソフィア・コッポラ監督最新作『プリシラ』のインタビュー映像が公開された。

【インタビュー映像】『プリシラ』(2023)

エルヴィス・プレスリーと恋に落ちた14歳の少女プリシラがたどる魅惑と波乱の日々を、プリシラの視点で繊細に美しく描く映画、『プリシラ』。

今作は、『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)で第76回アカデミー賞脚本賞・第61回ゴールデングローブ賞脚本賞ほか、『SOMEWHERE』(2010)で第67回ベネチア国際映画祭金獅子賞、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』(2017)で第70回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞するなど数々の賞に輝き、ファッション・アイコンとしても世界に注目されるソフィア・コッポラの最新作だ。

この度、ソフィア・コッポラが本作に込めた思いやこだわりに迫るインタビュー映像が解禁となった。プリシラ・プレスリーの回想録「私のエルヴィス」を読み、彼女のグレースランド(エルヴィスの大邸宅)での体験に心を動かされたという監督。「プリシラの人生を凝縮してどのように伝えるか、非常に興味深い挑戦だった」と語り、「14歳の頃から成長していく過程が、本人の目にどう映っていたのか。彼女自身の視点から創造的な方法で捉えたかった」、「グレースランドに来てから去るまでの期間を中心に展開させていった」と明かしている。

そして、「彼女の人生は ある意味、数奇であると同時に、女性なら誰もが経験するような普遍的な面も多い。初めてのキスや子供を産んで母親になるというようにね。エルヴィスがツアーに出ても、彼女は子供と家に残されるということも。彼女のそういった人間的な側面や関係の浮き沈みをリアルに描きたかった」と思いを語る。

またソフィア・コッポラ作品の特徴である女性的な色使いが、本作においてもメイクやネイル、調度品などに反映されているという指摘について、「世界観の構築は私にとって非常に重要」としたうえで、「60年代のメンフィスといえば、毛足の長いラグを思い浮かべる。ラッキーなことに写真や映像が豊富に残っている。当時の色使いは今とは違うから当時の色彩で再現するのは楽しい。あの時代に観客を引き込みたい」と笑顔で説明した。

さらに「50年代~60年代にかけてのプリシラの変化や(彼女が暮らしていた)暗いドイツとの対比も表現したかった」と話し「グレースランドは色鮮やかで、魔法の国のように見える。人生の新たな章の始まりに、新たなスタイルを見出していくの」と語っている。ソフィア・コッポラの世界観に欠かせない色彩へのこだわりも垣間見られるインタビューとなっている。


『プリシラ』は、全国ロードショー中。

プリシラ』あらすじ

14歳のプリシラは、世界が憧れるスーパースター(エルヴィス)と出会い、恋に落ちる。彼の特別になるという夢のような現実……。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅で一緒に暮らし始める。魅惑的な別世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼の色に染まり、そばにいることが彼女のすべてだったが……。

監督・脚本:ソフィア・コッポラ
出演:ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ
配給:ギャガ
公式:https://gaga.ne.jp/priscilla/

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※2024年4⽉17⽇時点の情報です。

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