1日1組、世界に一つだけのウェディングパーティーを行う“TRUNK by SHOTO GALLERY”。
今回は、卓越したクリエイティブでウェディングパーティーを創り上げるTRUNK by SHOTO GALLERYのスタッフの皆さんに、インスピレーションを受けた映画作品をレコメンド形式でご紹介いただきます。
プランニングする際に思い出すことなど……ウェディングパーティーのプロ達は、どんな映画からどのようなインスピレーションを受けているのか。気になる作品をチェック。
河上 芳史(GeneralManager)

profile:世の中のエンターテイメントが好きです。幼少期、映画館でドラゴンボールを見た後の興奮は今でも鮮明に残ってます。時を経て大人になったワタシはHappyな映画を見れば笑顔で街を歩き、やんちゃな映画を見れば肩で風を切って歩きます。
Instagram:@kawakami.tsg
レコメンド作品『ディオールと私』(2014)
あらすじ:世界的ブランド「クリスチャン・ディオール」のアーティスティックデザイナーに大抜擢されたラフ・シモンズが、自身初となるオートクチュール・コレクションを発表するまでの8週間を追ったドキュメンタリー。
河上:お二人の一点ものを創るオートクチュールの世界で、出来ないとは決して口にはしないプロ意識と、必ず実現させるチームの熱量に感動しました。効率化していく現代とは逆に、泥臭く原始的な働き方からしか得れない達成感や喜びがあり、人が創り出す感動に、自身も奮い立たされる映画です。現代のWEDDINGもシステム化が進み、どんどん効率化していく。しかしながら結婚式の裏側も、真摯に向き合う過程で、摩擦やドラマがあります。多様な結婚式への価値観が生まれていく中、TRUNKとしてどう結婚式へ向き合うのか?向き合うべきなのか?世の中の進化を受け入れながらも、非効率であっても自分たちが良いと思っていることを信じる覚悟が磨かれました。ラストのショーは圧巻ですが、そこに至るプロセスに心打たれた映画です。
伊藤 えりか(グラフィックデザイナー)

profile:TRUNK by SHOTO GALLERYでグラフィックデザインと制作を担当しています。映画と音楽とラジオとお笑いと犬が好きです。Filmarksのレビューは見た後にすぐ書かないと適当になっちゃいます。ホラー映画が好きな自分に最近気づき始めたところです。
Instagram:@e.ito.tsg
レコメンド作品『歩いても 歩いても』(2007)
あらすじ:是枝裕和監督、阿部寛主演の作品。夏の終わり、15年前に亡くなった兄の命日に妻と息子を連れて実家へ帰る良多。姉一家も合流し、明るく過ごしているかのように見えるが……。家族の距離感を絶妙に描いたホームドラマ。
伊藤:インスピレーションというよりいつも仕事をしている時に、ふと思い出すのが、是枝裕和監督の『歩いても歩いても』です。
どこかの家族を覗き見しているような、懐かしく感じる映像がとても好きで、夏場、まだ明るい時間から香る夕飯の匂い。子供を中心に会話が展開される親戚の集まり。兄弟の思い出話が、誰の話だかわからなくなる。綺麗事ではない家族の関係や、実際に巻き込まれると面倒な事情もどれもこれも大変だけど、人が関わり合うことで生まれる様々な描写が面白いです。
日頃、多くの結婚式に関わりますが、ふと、新郎新婦も誰かの子供で、二人にはお母さんやお父さんがいて、様々な人間模様があって今ここにいるのだろうな〜と思うとすごく愛おしい気持ちになります。「生きているものは、みんな手間がかかる。」この言葉がぴったりの映画です。おすすめです。
平木 文(ウェディングプランナー)

profile:TRUNK by SHOTO GALLERYでウェディングプランナーをしています。故郷(島根県隠岐の島)と家族を大事に想っています。素潜りができ、牛と会話もできる自然児です。映画も好きで1人でふらっと映画館に行くのも好きです。
Instgram: @hiraki.tsg
レコメンド作品『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)
あらすじ:死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。銭湯「幸 さちの湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら、娘を育てていた。そんなある日、突然、「余命わずか」という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる。気が優しすぎる娘を独り立ちさせる。娘をある人に会わせる。その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する。
平木:主人公・双葉(宮沢りえ)の残された命の中で、残されていく人の事を考え、日々何ができるかを考えて過ごしていく姿が、温かくて、深い深い愛情を感じます。また宮沢りえさん演じる“お母さん”がすごく好きで、見るたびに元気をもらいます。その周りにいる父・一浩(オダギリジョー)や子役のみなさんの演技もくっすと笑えて最高で、あったかいです。
結婚式でもおふたりの家族や、友人、仕事の事など、時にセンシティブな内容もヒアリングするのですが、その時にきめつけなどはせず、フランクに話を二人から引き出し、本音や思った事、結婚式で伝えたいことなど、いろんな“気持ち”に敏感になることを大切にしているので、この映画からも多くのインスピレーションを受けています。またこの映画は銭湯が舞台となっておりますが、先日、銭湯をフォトスポットにしたパーティがありました。ただ銭湯のフォトスポットをつくるのではなく、この映画の軸にある、“家族のあたたかさ”が生まれる時間をつくれるよう、その空間でゲストとどのような時間を過ごすかを想像し、プランニングしています。映画を見ることは結婚式を創るうえで、様々な角度からインスピレーションをもらえる、そんな時間です。
守本 眞理(ウェディングプランナー)

profile:TRUNK by SHOTO GALLERYでウェディングプランナーをしています。青空があればだいたい幸せです。休日はほぼ自然を感じに出かけます。特に夜中にドライブするワクワク感と早朝の映画館の清々しさが好きです。
Instagram:@morimoto.tsg
レコメンド作品『コーダ あいのうた』(2021)
あらすじ:豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビーは、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聞こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。新学期、秘かに憧れるクラスメイトのマイルズと同じ合唱クラブを選択するルビー。すると、顧問の先生がルビーの歌の才能に気づき、都会の名門音楽大学の受験を強く勧める。だが、ルビーの歌声が聞こえない両親は娘の才能を信じられず、家業の方が大事だと大反対。悩んだルビーは夢よりも家族の助けを続けることを選ぶと決めるが、思いがけない方法で娘の才能に気づいた父は、意外な決意をし……。
守本:家族の中で自分だけが聴覚があり、そんな中で歌手になるという夢を持つ女の子と家族の物語です。決して正しいと言えない家族が、成長していく姿には障害があること以前に人間味を感じさせてくれます。この映画は分かりやすく障害の壁というもので家族の間で伝えることの大切さと難しさを表現しているように感じます。それぞれの立場になって耳を傾けること、伝え方を工夫してみること、それがちゃんとできた時にすごく幸せな気持ちになるものだと改めて感じさせてくれる、そんな作品です。
結婚式でも、二人らしく、その家族らしく居られる空間はどんなものか、何が一番嬉しい提案なのか、今持っている気持ちを、受け取る側がどういうシチュエーションや方法ならもっと深くまっすぐ伝わるのか、その人の立場になって考えることを大事にしていますが、そういう事を考える時にふと思い出す映画です。合唱のコンサートでろう者の立場になるシーンが特に印象的で、ここを見ると自分は当事者意識をちゃんと持って考えられてるか? と改めて考えさせられます。
About TRUNK BY SHOTO GALLERY

渋谷・松濤にあるTRUNK BY SHOTO GALLERYは、“PLAY FUL(あそび心)”をコンセプトに、自由で クリエイティブな空間とチャレンジングな発想で、おふたりにとって大切な時間を、おふたりにとって大切 な人たちと、世界で一つだけのウェディングパーティをつくる場所です。
公式WEBサイト:https://www.tgn.co.jp/trunk-shoto/
※2024年6月10日時点の情報です。




