今度の週末は映画を観ない? 映画館で公開中&動画配信サービスで視聴できる映画をFILMAGA編集部員がレコメンドする企画、「#週末なに観る?」。まだ予定が決まっていない方のために、 作品の魅力を語ります!
今週はFILMAGA編集部・小川がレコメンド!

PROFILE: ハッピーハロウィーン! 映画『ハロウィン』が大好きなので、ハロウィンは出歩いたりしません。
11月1日劇場公開『ノーヴィス』(2021)
あらすじ:「困難だからこそ挑戦するのだ」 J・F・ケネディの言葉を胸に、アレックスは大学女子ボート部の門を叩く。猛烈に練習に励み、スポーツ万能な同期のジェイミーにライバル心を燃やすアレックス。上級生のケガでレギュラーの座がひとつ空いた時、その座を巡って熾烈な争いが繰り広げられる。レギュラー入りで得られる奨学金がどうしても必要なジェイミーは画策に走り、その座を奪取。出し抜かれたアレクッスは雪辱を果たそうとするが、その強すぎる執着心は次第に狂気を帯びていく…。
小川:成績に執着しすぎた濃すぎる狂気……! 主人公のダル(アレックス)は見てるこちらが筋肉痛になりそうなほど苛烈なウエイトトレーニングに励みますが、常にライバルが目の前に立ち塞がる。周りがライバルを褒める言葉だったり、無意識な比較だったり、そういった細やかなエッセンスがリアルなんです。そうしたこと一つひとつに心が仄暗く刺激されていくダルの様子が観ていてとても苦しい……。「テストで良い順位になりたい」、「負けたくない」。そんな感情を誰しもが一度は抱いたことがあるからこそ、ダルが腐心する姿に自分を重ねてしまうのかもしれません。今作が初長編作品となる監督のローレン・ハダウェイは物語の主題を“闘志”だと語っていて、実際に自身がボート部に所属していた実体験をもとにダルの物語へ昇華させているそうです。主演は『エスター』(09)のイザベル・ファーマン。6週間もの間、1日6時間の水上トレーニングを行い撮影に挑んでいます。“打ち負かすこと”に執着したダルは、一体どこへ向かうのでしょうか。
VOD配信中『ハロウィン』(2018)
あらすじ:40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺害事件の犯人、マイケル・マイヤーズは精神病棟に収監されていた。彼は40年間、一言も話すことなく動機や感情は一切不明。あまりの恐怖に人々は彼を“ブギーマン”と名付けた。事件の被害者で唯一の生き残りローリー・ストロードは再びマイケルが目の前に現れることを恐れ、いつ起きるか分からない非常事態に一人備えていたのだ。その予感は最悪の形で現実となる。ハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが脱走してしまう……。
小川:「アメリカ3大ホラー」と称される映画『ハロウィン』をご存知ですか? 1978年に公開され、アメリカの子供たちを震え上がらせた名作です。スプラッタでもなければびっくり系でもなくて、でもふと窓の外を眺めるとマスクの男が佇んでいる、という静かで不気味な殺人鬼、マイケル・マイヤーズを描いたホラー作品。『13日の金曜日』のジェイソンが倒されても体をぐ〜んと起こすシーンって有名ですが、実はそれをやったのは『ハロウィン』のマイケルが先だったりします。今回ご紹介するのは、『ハロウィン』の正統続編となる三部作の一作目。初代が公開されてから40年の年月を経て、かつての生き残りの少女・ローリーが同じキャストでマイケルと対峙するという胸熱展開。そして「ハロウィン」シリーズといえば一度聴いたら忘れられない音楽! 今作もめっちゃアガるアレンジがされていてたまらないです。公開当時、応援上映に参加したのですが、「ローリー、うしろうしろ〜!」みたいな感じで劇場が盛り上がっていたのが印象的でした(笑)。
VOD配信中『怪怪怪怪物!』(2017)
あらすじ:高校でいじめられている主人公リンは、とある事件で濡れ衣を着せられ、罰として不良たちと共に奉仕活動を行う。不良たちはその施設で怪物の少女と遭遇。不良たちは気絶した怪物をリンと共に自分たちのアジトへ連れて帰り、残酷な実験を繰り返すようになる……。
小川:ギデンズ・コー監督による台湾ホラー。ポップなタイトルとは裏腹に、かなりエグい内容です。まず何より、不良たちの怪物の少女への実験と称した虐待がえげつない……。その倫理観ゼロな行動は怪物だけにとどまらず……。そして、攫われた怪物の少女を探しに母親の怪物が高校生たちを襲い始めるのですが、これまた造形がめちゃくちゃ怖い……! 映画全体に漂う湿気った空気もそれを後押ししてくれています。個人的にかなり不快感が強かったのですが、それでもこの作品を推したくなるのは、序盤からエンディングにかけてテーマが一貫していて素晴らしいからです。「良いエンディングの映画は?」と聞かれたらきっとこの作品を挙げてしまうと思う。きっと観ている途中に、「ん?」となるような違和感が出てくると思います。その違和感を忘れずに、最後まで観てほしい!
週末に観る映画は決まりましたか? 名作に出合えたらFilmarksでレビューしてね。それでは良い映画ライフを!
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※2024年10月31日時点の情報です。



