突き抜けた馬鹿さ加減が癖になる!藤原竜也の役者魂が炸裂する『探検隊の栄光』

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

舞台ではその実力を遺憾なく発揮する一方で、『デスノート』や『藁の楯』、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』などの映画主演作の影響からかすっかり「濁点」と「クズ」役のイメージがついてしまった藤原竜也。

そんな藤原竜也主演の劇場公開中の最新作、『探検隊の栄光』の魅力を大の藤原竜也ファンであるいとがとことん追求していきます。

この記事を読み終わった藤原竜也好きの方は、きっと劇場に足を運びたくなります…いや、「なんでまだ観てないんだよぉぉ….」ときっと自分を攻めるでしょう。

探検隊の栄光

人を楽しませるため、馬鹿みたいな事に全力で取り組む大人たちの物語

かつて熱血俳優として一世を風靡した俳優、杉崎(藤原竜也)は新しい方向性を求め、幻の大蛇ヤーガを探すドキュメンタリ番組の主演を引き受ける。

ペラッペラな台本・勢いと擬音だけのプロデューサー・先の見えない撮影に当初は悩まされていた杉崎だったが撮影を進める内に番組に対する思いを持ち始める……。

とにかく、全編通してぶっ飛ぶほどの馬鹿さ加減でした。しかし、その突き抜けた馬鹿さ加減は開始数分で次第に癖になり…最終的には藤原竜也バンザイとなります。

この作品は伝説的番組シリーズ『水曜スペシャル 川口浩探検隊』とその後続シリーズ『藤岡弘、探検隊』をリスペクトした荒木源による同名小説の実写化作品です。

探検隊と言えば、秘境へと未確認生物を追う探検隊たちが入り、タランチュラに襲われたり、大蛇に巻きつかれたり、崖から滑落したりとドキュメンタリと銘打ちながらヤラセとしか思えない展開と演出が逆に「馬鹿らしくて面白い」と人気になったシリーズでした。

その探検隊シリーズの裏側にスポットを当てたコメディ作品である『探検隊の栄光』にはコメディでありながら、「作っている当人たちが楽しまなければ見ている人に伝わらない」など実は熱いメッセージが沢山込められています。

藤原竜也が裸で人喰いアリゲーターと戦う??藤原竜也の体当たりの演技を見よ!!

幻の大蛇ヤーガを探す杉崎率いる探検隊は踏み込んだ深い森の中、ヤーガを守る第二の守り神ジャイアント・アリゲーターと対峙します。

ヤーガを前に引くわけには行かない杉崎隊長はジャイアント・アリゲーターに果敢に勝負を挑むのですが……。

まあ、もちろん相手は人形のワニなのですが、あくまでも探検隊の歴代隊長のように「果敢にジャイアント・アリゲーターに挑む演技をする杉崎」を演じる藤原竜也。彼の迫真の演技は間違いなくこの映画の見どころの1つです。

何よりも、この劇中劇でノリ気でなく撮影開始直後は反応も弱かった杉崎がトカゲを食べさせられたりする内にノリ気になっていき、次第に演技が派手になっていく様子を藤原竜也は見事に演じています。

また、『探検隊の栄光』では今ではすっかり「クズ」役のイメージがついてしまった藤原竜也自身の心の叫びともとれるセリフ満載で藤原竜也=「クズ」と勘違いしている人にこそ見ていただきたい作品です。

『探検隊の栄光』杉崎隊長たちの今後の展開

10月16日に行われた舞台挨拶で登壇した主演の藤原竜也は「続編をやる気満々」と言ったそうです。もしかしたら、杉崎探検隊の活躍(?)を再び劇場で鑑賞できる日も遠くないかもしれません。

 

全てがヤラセとは言え、完全に安全とは言えない撮影に命をかける大人たち。シュールな笑いを連発し、時に熱く、時に泣け……はしませんが、たまにはこんなぬるく熱い映画があっても良い!

きっと何かを頑張ろうという気持ちにさせてくれる、そんな映画です。「探検隊」という言葉に心動かされた方、今すぐ肩の力を抜いて劇場に足を運んでみませんか。

また、現在ひかりTVで俳優杉崎が探検隊の隊長に起用された経緯を描く前日譚を公開中!『ビッグフット』『イエティ』などお馴染みのUMAたちも登場するのでこちらも映画と併せてどうぞ!

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • しのぽん
    3.6
    藤原竜也さんの凄さを改めて実感。内容はお馬鹿ですが、愛すべき馬鹿達という感じで私は結構好きです。面白かったですよ。
  • シャーロットずんだ餅
    3.3
    懐かしい探検隊シリーズの物語でふざけてるけどすごい面白かった!
  • かなこ
    3.5
    お客さんが自分達のグループしかいなかった
  • エイデン
    -
    伝説の生物や古代文明の謎を追って冒険を繰り広げるバラエティ番組『探検サバイバル』に隊長として参加することになった俳優の杉崎は、撮影のため東南アジアの孤島に位置する“ベラン共和国”を訪れていた 今回テーマとなっているのは、“三つ首の巨獣ヤーガ”という神の使いで、清き魂を持つ者を天空の新世界へと導き、悪しき魂を持つ者は灼熱の炎で焼いてしまうというものだった もちろん設定は全てフィクションのやらせ番組だったが、真面目な杉崎は企画書を手に空港でスタッフを待っていた そこに現地人が現れ、何かを言いながらカバンを持ち去られてしまう 慌てて後を追った杉崎がその現地人と揉めているとプロデューサーの井坂が現れ、その現地人がガイドを務めるマゼランだと説明される 車に乗り込んだ杉崎は、井坂に衣装を渡されると、撮影の様子も飲み込めないまま現場へと移動する 今回 集まっていた杉崎と井坂、マゼランのほか、ディレクターの瀬川、カメラマンの橋本、音声・照明の小宮山、新人AD赤田の6人が“杉崎探検隊”に扮して撮影に臨むこととなる そして打ち合わせが始まると、杉崎は赤田に台本を手渡されるが、その薄さとあまりに感覚的な内容に驚いてしまう また瀬川が地図を示し、今日の予定を説明するが、それも村で必要物資を手に入れ、流れでジャングルに入るという雑なもの 更に井坂と瀬川の会話から、特に演出もその場任せであることが判明する 更には未確認生物オタクの小宮山や一言も喋らない橋本などといった自由すぎる面々に頭を抱え、台本を読み込みたいという願いも聞き届けられず、杉崎の意志とは裏腹に半ば強行的に撮影が始まっていく 杉崎は自身の熱い役者魂とは異なるやらせ番組のノリに苦しむことになるが・・・ 藤原竜也主演の冒険コメディ映画 察する人は察するであろうけど川口浩探検隊、藤原弘、探検隊のパロディを多分に含んだ作品 悪く言えばヤラセ、良く言えばモキュメンタリーとして製作されたシリーズにも則り、その製作風景とトラブルに巻き込まれる探検隊をコミカルに描く 藤岡弘、のシリーズは世代なんだけど、唐突に転がって来る丸太とか、毎回あと一歩で発見には至らないところとかも含めて大好きだった やっぱり男らしく先陣を切ってジャングルの危険を語る藤岡弘、隊長も好きだったんだけど、それを製作の裏側から作り上げて行くと言う本作のコンセプトは面白い まあ完全なヤラセ番組として、何か喋ってる外国人にそれらしい字幕つけたり、ワニのおもちゃと戦ってみたりと、熱意溢れる冒険譚の裏側のシュールさが笑いを誘う そして演者と製作陣の温度感の違いも笑いのポイントで、良い作品を作っていきたいという藤原竜也に対して、ノリでモノさえ撮ってしまえば何とかなるという日和見主義でこだわりの薄いユースケ・サンタマリアら いささかコメディみが強いけど構図としては実際ありそうで、1つの作品ができるまでの大変さと苦悩を面白おかしく描き出している そしてそこで活きてくるのが藤原竜也演じる杉崎 もともと熱血キャラでお馴染みとなった俳優という設定で、求められるのはそうした役ばかり、何とか役の幅を広げようと杉崎探検隊のオファーを引き受けた悩める俳優 しかし飛び込んだのは勢いが全てで作品づくりの情熱が感じられない世界となっていて、そこの苦悩や迷いがふざけたノリながらしっかりと表現されてる まあこれって藤原竜也のメタな評価とも重なってるので、そこが笑えるポイントでもあるんだよね 特にラスト間際の魂の叫びは杉崎の気持ちか藤原竜也の気持ちかわからなくなるけど、あまりに清々しいのでここだけは一見の価値あると思う 同じく作品づくりの裏側を描いてヒットした『カメラを止めるな!』なんかにも通じる、良い作品を作り上げようという裏側ならではのポジティブな意志も感じられるのは割と好き 後半エラい展開になったりもするけど、ゆるゆるとした雰囲気でシュールな笑いにクスリと頬が緩む、加点式では割と点数を稼ぎそうな作品です 藤原竜也ファンは観て
  • くぅー
    3.4
    my2015映画館#83》ドーーンとくだらねぇー作品を、なぜに映画館で鑑賞したかって?・・・そりゃあ、無料券があったので、肩の力を抜いて堪能してやったぜ(笑) いわゆる、未確認生物体系を探す80年代的なうさん臭い番組の裏側を見せつつ・・・そのスタッフの熱さを魅せ切る、いい意味でバカバカしい一本。 そう、藤原竜也のあの演技がハマっちゃってるし、テキトーなユースケ・サンタマリアらのキャラも申し分ないっ。 しかーし、個人的にはUFOは信じたいし・・・土地柄で座敷わらしは信じてるし、だから、どーんと構えて楽しめたさ(笑)
探検隊の栄光
のレビュー(2531件)