みんな「ハロウィン」って騒ぎすぎだよ!「天使」だって頑張っている映画9選

人との出会いに日々感謝(ライター・編集)

大久保渉

そうなんです、10月のメインイベントといえば…【ハロウィン】なんです。でも、わたくし、基本的に「おばけ」は好きではないのです。

「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ!?」

いやいや、それって、よくよく聞いてみたら超怖いこと言ってるじゃないですか!?

吸血鬼?ジャックオーランタン?ミイラ男?いやいや、活気づかれても困りますし…。

みなさま、そもそも、この時期「天使」たちのことをおざなりにしたりしてはいませんか!?天使たちはもっと、ずっと、あなたたちのそばで微笑んでいてくれたりしているのかもしれませんよ!?

というわけで、今回は素敵な「天使」が登場する映画をいくつかご紹介させてもらいたいと思います。

「天使」たちのことも、忘れないでいてあげてくださいね。

『天使とデート』(1987/アメリカ)

天使とデート

ストーリー

空から天使が落ちてきた!?

翼の折れた天使と彼女を介抱する男の生活を追った、ハプニング満載なラブコメディです。男を羨む悪友がひたすらちょっかいをだしてきたり、TV取材が来たりと、ふたりの周りはもう大変で…。

天使役には、当代きっての美しさを誇るフランス人女優のエマニュエル・ベアール。もはや「天使」そのものと言ってもいいほどにチャーミングな彼女の好演がただひたすら輝き続ける1作です。

天使ポイント

はにかんだ笑顔。上目づかいで見つめてくる瞳。顔を近づけてはふわーっと優しくキスしてくれる可憐な唇…。おそらく、男性も女性も誰もかれもが彼女の魅力にメロメロになってしまうことかと思われます。

フライドポテトを食べてはその美味しさに興奮しちゃって、口いっぱいにパクパクもぐもぐ。人語を話せない天使の「キューキュー」鳴くような話し方がまたキュートで…。

こんなにまで女優に魅了させられてしまうのか、というほどにうっとりと酔いしれてしまう時間を楽しめることかと思います!

『マイケル』(1996/アメリカ)

マイケル

ストーリー

「うちには天使が住み着いています!」

そんな連絡を受けて急ぎ現場に走った主人公とその取材仲間たち。しかしながら、そこで彼らを待ち受けていたのは、タバコを吸い、下品なジョークをとばすひとりのおっさんだったのでありました…。

彼は本当に天使なのか、どうなのか?ユーモアに満ち溢れたヒューマンドラマがゆったりとのんびりと繰り広げられていきます。

天使ポイント

見た目はまるっきり中年のおじさんなんだけど、背中に大きな白い翼を生やした謎の人物(?)をジョン・トラボルタが好演しています。

あの柔和な頬笑みが天使の穏やかさを、頭空っぽな感じが天使の素直さをあらわしているようでいて、なんとも愛嬌のある天使(?)に見えました。

ダンティな天使がもたらす温かな「奇跡」の数々を、ちょいとお時間のあるときにでも見てみていただければと思います!

『エンジェルス』(1994/アメリカ)

エンジェルス

ストーリー

もしも弱小野球チームが優勝できたら、再び一緒に暮らしてあげてもいいよ。

そんな元父親との約束を天に祈った少年に、天使たちが優しく手を差し伸べてくれるというファンタジー×スポーツ×コメディです。

天使ポイント

天使たちが弱小野球チームの手助けをしてくれます。守ってはピッチャーの後ろに立って風を送り、剛速球を投げさせる。打ってはバッターの打球を見えざる手でいじくりまわして、敵に捕球させないよう転々とさせる。

本当にもう、「天使」を信じて味方につけるっていうことはやっぱり心強いことなんだな、と再確認できるような1作でした。

そしてまた、ラストはラストで「人間」のもつ素晴らしき素養が垣間見れる、ぐっと元気がでるような作品でした!

『素晴らしき哉、人生』(1946/アメリカ)

素晴らしき哉

ストーリー

とあるクリスマスの夜に起こった奇跡!

世の中に絶望したひとりの男が、天使の用意した「摩訶不思議な体験」を通して再び生きる道を見い出していくというヒューマンドラマです。

アメリカでは毎年クリスマスに必ずTVで再放送されているというほどに、不朽の名作として知られています。

素晴らしき哉天使

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Henry_Travers

天使ポイント

翼をまだ持っていないという二級天使役・ヘンリー・トラヴァースのとぼけた表情がとてもいい味をだしていて、妙に親近感がもてる丸っ鼻が殊更人を惹きつけるような、素朴で穏やかな天使に見えました。

悩める人を導いてくれる「天使」の優しさがいっぱいにつまった1作ですので、先行きに不安が生まれたときなんかには劇中の端々から素敵なアドバイスがいただけるやもしれません!

『普通じゃない』(1997/アメリカ)

普通じゃない

ストーリー

ひょんなことから誘拐犯になってしまった男と、その男を操って自分自身への身代金要求を目論む女。

そこに「とある理由」からやってきた謎の天使二人組が加わって、くんずほぐれずのドタバタ劇が繰り広げられていくというアクション×ラブ×コメディです。

主演に、ユアン・マクレガー&キャメロン・ディアス。天使役に、ホリー・ハンター&スタンリー・トゥッチ。豪華共演による1作です。

天使ポイント

とにかく、天使二人組が暴れる暴れる。死んでも死なないし(?)、身体が壊れても動き続けるし。

結局、今作の天使は人間の心がまるで分かっていないというか、なんというか…。そんな「超自然的」な天使っぽさが「自然」と描かれているところに面白さを感じました。

それでも、人間のために何かしようと必死に頑張る天使のすがたを、最後まで何卒好意的に見てやってもらえたらと思います。ラストはラストで、「天使、やったね!」と思えるはずです。

『シティ・オブ・エンジェル』(1998/アメリカ)

シティオブ

ストーリー

「一度人間になってしまったらもう二度と天使に戻ることはできない」

人間の女性と恋に落ち、思い悩みながらも人間になることを決めた天使の姿が情緒豊かに描き出されていくラブストーリーです。

天使役に、ニコラス・ケイジ。その相手の女医役に、メグ・ライアン。元ネタは、ヴィム・ヴェンダース監督の「ベルリン 天使の詩」。今作は、そのハリウッド版リメイクとしてつくられました。

天使ポイント

とにかく、ニコラス演じる穏やかな天使が魅力的な1作です。想い人のそばにつかずはなれず現われてくれるニコラス天使。彼女が悩んでは話を聞いてあげて、彼女が泣いてはそっと見守っていてあげて…。

人間と天使、その間にある障壁を乗り越えるほどの「愛」が実に美しく感じられました。

私も誰かに見守っていてもらえているのかも、と心がしばしゆるやかになれる映画体験を、この機会に味わってもらえたらと思います!

『ベルリン 天使の詩』

ベルリン

ストーリー

同上。しかしながら、今作とハリウッド版にはクライマックスに決定的な違いがあるため、是非とも両作品を見比べてみてほしいです。

ちなみに、ヴィム・ヴェンダース監督は「ハリウッドリメイク版」に対して極めて好意的とのことです。

天使ポイント

天使だから人間の気持ちがよく分からない。天使だから人間の喜怒哀楽が分からない。それでも彼らを見ていくうちに、次第に興味を持ってしまい、そしてひとりの女性を猛烈に愛するようになっていってしまう…。

その繊細な感情の流れが詩的な映像の中で鬱々と表現されているところが素晴らしく、そしてまた天使が「人間」になった瞬間の色鮮やかな恍惚感が素晴らしく、天使のこの上もなく嬉しそうな表情が魅力的な1作でした。

天使の優しさもさることながら、人間として生きていることの喜びを今作で今一度思い起こしてもらえたらと思います!

天使』(2005/日本)

天使深田

ストーリー

様々な悩みを抱えた登場人物たちが、東京のとある町に舞い降りた天使と関わることで、不思議と問題解決&癒されていくというファンタジードラマです。

主演の天使役に、深田恭子さん。共演に、内田朝陽さん、永瀬正敏さん、永作博美さん、西田尚美さん。原作は、桜沢エリカさんによる同名漫画(詳伝者)です。

天使ポイント

台詞のない深田さんの演技が不思議ちゃんっぽさを増長していて可愛らしくキョトンとした顔でこちらを見つめてくる感じがとってもキュートで魅力的に感じられました。

そしてまた、ふわーっと悩みを解消してくれるような雰囲気づくりがとっても良くって、彼女の前回出演作『下妻物語』での大ヒットが自信になったのか、無邪気で悪戯な天使を好演しているように感じられました。

「日本の天使だって負けてないよ」と思えるような、おすすめ作品です!

『恋は舞い降りた』(1997/日本)

ストーリー

天使のちょっとした勘違いから「殺されてしまった」主人公が、生き返るための条件=「女性を一人幸せにする」ために、七転八倒を繰り返していくというラブコメディです。

主演に、唐沢寿明さん。天使役に、玉置浩二さん。共演に、江角マキコさん。そして注目の挿入歌、B’zさんによる『いつかのメリークリスマス』がドラマを劇的に彩っています。

天使ポイント

当代最もホットなキャストが集まった話題作だけあって、とにかくみんなが大声で騒いでいる印象が強い今作ですが、そんな中でも玉置さん演じる天使役がずば抜けて奇天烈な性格をしているように感じられました。

ちょうどこの前年に大ヒットしたTVドラマ『コーチ』での勢いをそのままに、のびのび呑気な天使がとっても可笑しく魅力的にうつりました。

「日本の天使だって負けてないよ」と思えるような、おすすめしたい作品です(PART 2)!

まとめ

この9作品以外にも、

『レオン』を手掛けたリュック・ベッソン監督による天使と男の悪戯な愛を描いた『アンジェラ』

キアヌ・リーブス出演による天使と悪魔の対決を描いた『コンスタンティン』

人種差別をブラックユーモアで包み込んだ天使青春ドラマの『ドグマ』

バイオレンス天使アクションの『レギオン』等々

天使系映画はまだまだあります!

「おばけ」よりも「天使」を!!

みなさま、そんな10月31日も、たまにはいいのではないでしょうか?

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    4.7
    1人の人生を描くということをこれだけ丁寧に物語にしてる。この世界にとって誰もが誰かの大切な人であって、お金持ちになったとか、大きい家を買ったとかそういうものよりもっともな豊かさを教えてくれる作品だった。白黒映画はあんまり見ないけど、前後ろのイン、エンドロールが今と比べるととても短くて予算をかけなくてもいい映画がとれるんだという映画そのもののよさを教えてもらった気がする。これを機に白黒映画見始めようかな。
  • くのう
    5
    一番良い
  • このみ
    4.2
    ただただ、観て良かった。 そう思える映画
  • 魅蛇化
    -
    まだ未観賞
  • ねこまるキャット
    4.5
    ベストムービーに選んでいる方も非常に多い作品です。 ニコラスケイジ主演の「天使のくれた時間」のオマージュ元の作品となりますが、テイストはかなり違います。 モノクロ映画ですが、初めて見た時は涙を流し、とても良い余韻に浸れました。モノクロ映画でも、泣ける心を持ち合わせていた事が、少し嬉しかったです 笑 ネガティブ思考な方は「自分の存在意義は何なんだろう」とか一度は考えて、気分が落ち込んだ事がある方も多いかと思いますが、この作品はそんな方に、特にオススメです! インフルエンサーな訳でもなく、会社で役職がある訳でもなく、自分の存在を客観的に見ると小さく感じて、卑屈になってしまう方などに、特にオススメです! 自分で認識出来ていないだけで、自分一人の存在が、周りにどれだけ影響を及ぼしているか、もし自分がいなかった場合の世界との比較、というのが可視化される描写が、とても感慨深いです。 モノクロ映画に抵抗がある人は、これだけでも挑戦してみてはいかがでしょう? 今でもリマスター版のBlu-rayが新しく発売されたりするほど、長年愛され続けている作品になります。 ちなみにモノクロ映画は、部屋を真っ暗にして鑑賞すると、ぐっと世界観に入り込めますよ^^ また、ウィルスミス主演の映画で同タイトルの映画がありますが、そちらは全く関係ない作品なので、ご注意下さい^^
素晴らしき哉、人生!
のレビュー(15888件)