週末なに観る?編集部がおすすめする劇場公開中&VOD配信中の映画3選!『ANORA アノーラ』『シンパシー・フォー・ザ・デビル』etc.【2025年2月28日版】

週末に劇場公開中&VOD配信中の映画から、FILMAGA編集部員がおすすめする3作品を紹介します。(2025年2月28日版)

今度の週末は映画を観ない?  映画館で公開中&動画配信サービスで視聴できる映画をFILMAGA編集部員がレコメンドする企画、「#週末なに観る?」。まだ予定が決まっていない方のために、 作品の魅力を語ります!

今週はFILMAGA編集部・小川がレコメンド!

PROFILE: 休日は午前中に映画館に行って、作品の余韻に浸りながらお散歩するが好き。

劇場公開中『ANORA アノーラ』(2024)

あらすじ:NY でストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァンと出会う。彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで“契約彼女”になったアニー。パーティーにショッピング、贅沢三昧の日々を過ごした二人は休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚。幸せ絶頂の二人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対。結婚を阻止すべく、屈強な男たちを息子の邸宅へと送り込む。ほどなくして、イヴァンの両親がロシアから到着。空から舞い降りてきた厳しい現実を前に、アニーの物語の第二章が幕を開ける。

小川:「シンデレラストーリーのその先へ」と銘打たれた本作。イヴァンの両親に結婚を拒絶されて深刻な状況に陥るアニーですが、両親の手先とアニーのやり取りがコミカルに描かれており、クスッと笑えるシーンもあったりしてストレスなく物語を追いかけることができます。悲劇の物語というよりは、はちゃめちゃ珍道中。そんなストーリーも十分楽しいのですが、エンディングを観終わって、作品の中で描かれた“ある問題”を考えた時、登場人物たちの行動一つひとつに意味があることに気づき感服しました。アニーの態度、傷ついた顔、寝たフリをされたこと、サングラス、本名を嫌う理由、ラストシーンの行動、そして涙。テンポがいいストーリーだからこそ、点と点が線で繋がって素晴らしい映画体験をしました。もちろん受け取り方は人それぞれ! どのような印象を受けたか、皆さんのレビューが楽しみです。FILMAGAで解説記事も予定しているのでお楽しみに!

劇場公開中『シンパシー・フォー・ザ・デビル』(2023)

あらすじ:ある夜、デイビッドは愛する妻の出産に立ち会うため、ラスベガス中心部の病院へ車を走らせていた。ところが病院の駐車場で、見覚えのない男が後部座席に乗り込んでくる。「車を出せ」。拳銃を突きつけられ、やむなく指示に従ったデイビッドは、ハイウェイを走行中にあの手この手の脱出策を試みるが、ことごとく阻まれてしまう。支離滅裂な言動を連発する正体不明の男は、なぜデイビッドに異常な悪意を向けるのか。やがて狂気を剥き出しにした男の暴走はエスカレートし、デイビッドとともに立ち寄ったダイナーで大惨事が勃発するのだった……。

小川:見どころはなんと言ってもニコラス・ケイジ! 赤髪に赤いスーツでバシッと決めた姿に、「ニコラス・ケイジってこんなに色っぽかったっけ…?」と動揺してしまいました。今作では主人公を脅す謎の男を演じているのですが、危険な香りしかしないキャラクターがその魅力をグッと引き上げています。謎の男は会話はできるし、チャーミングな一面もあるものの、急に怒り出したり、暴力的だったりで観ているこちらも緊張。車という密室に二人きりでなかなか逃げ出すチャンスがない中、「この状況が自分だったら……」と思わず想像してしまいます。 ニコラス・ケイジ演じるイカれた男と最低最悪なドライブデートを体感したい方におすすめです! それにしても今作はもちろん3月公開予定の『ロングレックス』では陰惨な殺人鬼を演じるなど、ユニークな役が多くてニコラス・ケイジから目が離せません!

VOD配信中『ドリーム・シナリオ』(2023)

あらすじ:ごく普通の暮らしをしている大学教授のポール・マシューズ。ある日、何百万人という人々の夢の中に一⻫にポールが現れ、一躍有名人となる。道ゆく人からもてはやされ、メディアにも取り沙汰されるようになり、夢だった本の出版まで持ちかけられ、ポールは天にも昇る気持ちだった。しかし、そんな夢のような日々は突然終わりを告げる。夢の中のポールが様々な悪事を働くようになり、現実世界で大炎上。その人気は一転、ポールは人々から一気に嫌われ者になり、悪夢のような日常が始まる。 何もしていないのに人気絶頂を迎え、何もしていないのに大炎上したポールの運命は!?

小川:ニコラス・ケイジ繋がりで2024年に公開された『ドリーム・シナリオ』をご紹介します。こちらの作品ではニコラス・ケイジはめちゃくちゃ冴えないおじさん・ポールを演じています。娘たちからは煙たがられ、大学でもパッとせず、同級生の食事会にも招待されない。先ほどご紹介した『シンパシー・フォー・ザ・デビル』の謎の男とのギャップがすごいのでぜひ一緒に観ていただきたい作品です。『ドリーム・シナリオ』はみんなの夢の中にポールが出てくる、ネットミーム「This Man」を思わせる内容となっています。自分の制御できないところで人気になり、そして嫌われていく。結構ゾッとするストーリーですよね。ポールの人生は一体どうなっていくのか、切ないラストに注目です。FILMAGAでは解説記事もありますのでチェックしてくださいね。

週末に観る映画は決まりましたか? 名作に出合えたらFilmarksでレビューしてね。それでは良い映画ライフを!
過去の編集部おすすめ作品はコチラ

 

※2025年2月28日時点の情報です。

公式アカウントをフォロー

  • RSS