【映画×仕事】ついていきたい!と思われる「リーダーの心得」を学べるオススメ映画

映画好きなサラリーマン。

柏木雄介

leadership

出典:By   Ben Rosettより著者編集

あなたの周りに理想のリーダー、上司はいますでしょうか?

もしいない場合、どういった人がリーダーであるべきだと考えますか?また、自分が誰かのリーダーであるならば、自信を持って理想的なリーダーであると言えるでしょうか。

チームを円滑にかつ効率的にまとめ、そして人を行動に移させるために”リーダー”は必要になります。まさに”人の心を動かす”ことができる人こそがリーダーと言えると思います。

もちろん、人によって求めるリーダー像は異なるかもしれませんが、映画の中で登場する「この人こそリーダー!」と言える人を何人かピックアップしました。今回はD・カーネギーの『人を動かす』という本の名言と照らし合わせながら、映画のご紹介をしたいと思います。

『人を動かす』リーダーの3原則を映画から理解する!

人を動かす

D(デール)・カーネギーという人は、現代で言う企業研修の講師・コンサルタントなどをされた方です。

カーネギー氏の面白い所は、経歴が非常に様々であること。農家生まれで、大学卒業後に新聞記者、俳優、セールスパーソンなどを経験された後に、1936年に人間関係の秘訣を記した『人を動かす』を出版します。

経営者が勧める本や上司に読んで欲しい本として今でも読まれ続けている自己啓発本の名著です。

その本で述べられていることは、端的に言うと「とことん相手の立場から考えろ」ということ。”人を動かす”なんて上から目線のタイトルですが、人と良い関係になるには、相手の視点になることが一番であるということを様々な事例を元に説明しているのです。

「人を変えたい、動かしたい」という前に、いかに関わる相手の気持ちになれるかという「自分の考え方、行動」を変える方法を書いています。

至極当たり前のことしか書かれていないのですが、紛れもなく大事なことが書かれているので、仕事だけでなく人間関係を円滑に行いたいと思う人にも支持されています。とはいいつつも例にされている事例は50年以上の当時のことなのでピンとこない所も多々あります。

ということで、具体的にこの名著で書かれている『人を動かす』3原則に沿って、映画にも表現されている”人を動かす”リーダーを描いた映画をいくつかご紹介します。きっとこれらの映画のリーダー像を見れば、なんとなくこういった人が”人を動かす”人なんだと理解でき、それを少しでも見習い今後の人生に活かせるかもしれません。

①人を許すこと。『ペイ・フォワード/可能の王国』から学ぶ

ペイフォワード

リーダーにとって大切なことは、自分が思っている理念を分かりやすい形で多くの人に伝え、それを共感させ広めることができること

『ペイ・フォワード/可能の王国』という映画は11歳の少年トレヴァーが、「世の中を良くするためには何をしたらいい?」という学校の授業での課題の対して、“人から受けた親切を別の人へ回す”というアイデアを考え実践していく話です。

1人が別の3人に親切なことを行い、それを受けた3人がまた別の3人に親切なことをするというシンプルなこと。人を動かす人の共通点のひとつは、物事の本質をつき、それを実践する力があるのではないでしょうか。

どんな難関なことであっても諦めず、粘り強く信念を持って変えていこうとする姿勢。たくさんの人を動かした例として、この映画の主人公のした<ペイ・フォワード>から学べることがあると思います。

そして、この映画のもう一つ学べることが、”許す”ということです。

◆『人を動かす』3原則①”盗人にも五分の理を認める”

人を非難するかわりに、相手を理解するよう努めようではないか。

<ペイ・フォワード>には”自分ができないような困難なことを相手にする”というルールがあります。

家庭内暴力を振るう父親からのストレスにもよりアルコール依存症になってしまったトレヴァーの母親。彼女の母親もまたアルコール依存症でずっと距離を取って仲違いのままでした。

しかし母親もまた息子の<ペイ・フォワード>について知り、自分の母親を許すこをと決心します。誰だって間違い過ちを犯します。非難して遠ざけることは簡単ですが、相手のことを考えて広い心で認めることができることもまたリーダーとしての素質の一つだと思います。

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②『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から、他人を評価することを学ぶ!

マッドマックス 怒りのデス・ロード

今年爆発的に一部の映画好きから支持された映画、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。この映画の面白さについては以下記事を参照していただくとして、こちらで取り上げる人物は、イモータン・ジョーという砂漠の中の支配者です。

参照:【レンタル開始!】ぶっちゃけドコがイイの?『マッド・マックス怒りのデス・ロード』 | FILMAGA(フィルマガ

なお、こちらについては都内で行われた映画イベント「“人生を面白くする映画”を観て語ろう会」でピックアップされた映画でありそちらで言及されたことを元にご説明します。

参照:第1回:“人生を面白くする映画”を観て語ろう会~「大ヒット上映中“マッドマックス”名作“スパルタカス」から学ぶ”リーダーシップ“とは~

※第1回目となる同イベントのメインテーマが”リーダーシップ”。“マッドマックス”から名作“スパルタカス”までジャンル問わず映画を通してリーダーシップについて深く学ぶ内容に富む充実したイベントでした。

◆『人を動かす』3原則②”重要感を持たせる”

人間は例外なく他人から評価を受けたいと強く望んでいるのだ。この事実を、決して忘れてはならない。

『マッドマックス』では荒廃した世界の中で貴重な水資源を求めて争いが起こります。イモータン・ジョーは、その世界における命とも言える水資源を独占供給し、その土地の者に秩序と生きる希望を与えることで強大なる力を得ます。そして、彼のカリスマ的な言動を神のように崇拝するものが武装集団であるウォーボーイズ。

重要感を持たせるとは、自分が重要な立場にあると感じることです。つまり、他人から評価されるということ。武装集団であるウォーボーイズは、支配者であるイモータン・ジョーのためなら自分の命を物ともせず捧げる覚悟を持っています。なぜならそれこそが生きる意味であり、このような環境の元で生きることの唯一の希望なのです。

だからイモータン・ジョーに名前を覚えてもらったり、目が合っただけで喜んだりするのです。つまり、イモータン・ジョーが指導者として優れている点は、生きる”尊厳”を与えている、あるいは与えるような環境にしているところにあります。

『マッドマックス』のような極端な世界でなくとも、私たちは生活していく中で他人から重要視されたい、賞賛されたいと願っています。その人のことを考えて本当に素晴らしいと伝えてあげること、感謝すること。それが含まれる”賞賛”だからこそ、もらった人は一生忘れないような気持ちになり、その人についていこうと思います

きっとウォーボーイズが名誉ある死を遂げたとき、周りが賞賛し、戦士として後世に名を残す仕組みを作ったのもイモータン・ジョーであり、そしてそれができる人が指導者として素質がある人だと思います。

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③『デーヴ』から人の立場に立つことを学ぶ!

デーヴ

最後の3つ目の原則。

◆人を動かす3原則③”人の立場に身を置く”

人を動かす唯一の方法は、その人の好むものを問題にし、それを手に入れる方法を教えてやることだ。

誰だって、それが自分の利益になるかどうかは第一に考えることだと思います。人に手伝ってもらったり、お願いする時、自分の利益になることだけ前面に出して言ったところで誰がその人の話についていくでしょうか。相手が望むことを第一に考えて、相手の利益になるということが明確にすることができれば人は喜んで協力したくなります。

そのことが端的に分かる映画が、『デーヴ』。人材派遣業の仕事をしているデーヴは大統領にそっくり。本物の大統領が脳卒中で倒れたためにひょんなことから替え玉として大統領を演じることに。誠実でユーモアがあるデーヴが政治を改革していくヒューマン・コメディです。

国のトップリーダーである大統領の話に学ぶことができます。デーヴは国のリーダーとして驕ることなく国民全員に雇われていると考え、その国民が本当に望むものを提供しようと考えます。自身の保身しか考えない政治家とは一線を介します。

企業のトップでも、自分が雇ってやっていると考えている人には誰もついていかないのではないでしょうか?それよりも本当に働く社員の幸せを願って行動する経営者に追いていこうとするのは当たり前のこと。

また経営者でなくとも、営業の方であれば、自社の利益だけでなく、お客さんの利益を第一に優先にしているかどうかということも大事な視点の一つです。何にしても自分ありきの行動ではなく、相手の立場に身を置いて動けることが人を動かす秘訣であることは間違いありません。

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映画を楽しみながら「リーダーの在り方」について考えてみては?

人を動かす力。自分一人の力では限界があるからこそ、人の力を集結してより良いものを生み出したいと考えることは仕事に限らず生活の中でよくあることです。でも、人によっては人を動かす力を使って、その人を誤った方向に陥させるリーダーもいることは間違いありません。

大切なことは冒頭でも記しましたが、「とことん相手のことを考えること」。人を動かす力を使って誤った道に導くことは論外であり、その人が本当に幸せな方向に導いてくれる人こそが、真のリーダーと言えるのではないでしょうか。

是非これらの映画を見て、自分にとっての理想のリーダー像を模索してみて”相手の視点”でもって人と接してみてはいかがでしょうか。

 

※2021年5月31日時点のVOD配信情報です。

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  • ジャッジメン
    2.8
    ハーレイ最近見かけないなぁ。
  • ひくん
    4.3
    人間の強さと弱さ、その両方を描くことに成功している作品であるという印象を見終わったすぐにもった。  これを理想論的な提唱として観る人は多いかもしれないが、このような人間味あふれる作品から、小さな一歩を踏み出す人もきっといる。
  • ささちゃん
    4
    いい映画だよ、と勧められて 見てみたところとてもいい映画すぎて ずっと忘れられない映画。 もう、10年近く前に見た映画だけど ちゃんと記憶に残っている。 いいことをしてもらったら 他の人にいいことを返す ただそれだけで世界が変わるかもしれない 単純で子供っぽい考え方かもしれない だけど今のギスギスした日本や 些細なことで戦争が勃発してしまう 世界中で1番必要なことなのかもしれない。 話は少し逸れるけど 昔運動部で先輩にキツくしごかれて 先輩が厳しかったから、 後輩には優しくするんだといった友がいて 先輩が厳しかったから後輩にも厳しくするんじゃなくて 自分が先頭に立って優しくするってことを しっかり行動に移した友を私はずっと 尊敬しているし、 この映画を思い出すたびその友人を思い出す。
  • 作品集
    4.6
    観ることで世界がやさしくなる作品 トレバーは中学一年生。 社会科の授業の時に先生が 「世界を変える方法を考え、実行する」 という課題を出す。 彼は真摯にその課題に向き合い、 「ペイ・フォワード」というものを考案する。。。 【難題】 「ペイ・フォワード」とは 「次に渡せ」 つまり、【善意のバトン】なんです。 いいことを誰かにしてもらったら、 簡単なことではなく、 その人にはできないであろうヘルプを 誰かにしてあげる。それも3人に。 そうすることでこの「クソな世界」も やさしくなるであろうというアイデア 超画期的で誰でもすぐにできそう。 そして、先生の課題にも当てはまってる。 でもね、これがなかなかうまくいかない。 よく考えてみたらこれって、 「人を変える」ことにも繋がるんです。 世の中、 人を変えることが難しいから 自分が変わるってことが多いんですよね。 だから、このアイデアは失敗だらけ。 成功なんてほとんどしない。 でも大事なことは、 「チャレンジしたかどうか」 何もしなければ、何も変わらない。 「諦めたらそこで試合終了」という 誰かさんの名言が蘇るような映画でした。 報われる人は報われ、 報われない人は報われない。 いい人が報われるなんてこともない。 悪い人が報われることもある。 そんなクソみたいな世界を、 それでも良くしたいと言えるトレバーが 素敵すぎて、涙が止まらない映画です。 一度はみんなに観てほしい映画です。
  • mons
    4.8
    作品の偉大さを感じた。文化は人の価値観や思考に大きな影響を与えていることがよくわかる。少なくとも当時この作品が話題となったことで他者に温厚を施すことは世界を変え自分自身をも変える力があると多くの人が思っただろう。合衆国では忘れかけていたクリスチャンの精神に立ち返るような、まさに社会科の授業で取り上げていただきたい作品。原作も読んでみたい。
ペイ・フォワード 可能の王国
のレビュー(24361件)