映画ファンに人気のウディ・アレン監督おすすめ作品10選！『ミッドナイト・イン・パリ』から最新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』からまで

節目の50作品目となる新作『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』が好評公開中のウディ・アレン監督。今回は、Filmarks内で人気のウディ・アレン監督のおすすめ作品10本をまとめてご紹介します。

『誘惑のアフロディーテ』（1995）

監督・脚本のウディ・アレンが主演も務めたロマンティック・コメディ。ヘレナ・ボナム=カーター、ミラ・ソルヴィノ、マイケル・ラパポート出演。

子どもがいない中年のワインリブ夫妻は、生まれたばかりの赤ちゃんを養子に迎える。その子は頭も容姿もよく、さらには性格までもがよい完璧な子に育ち、夫・レニーは大喜びだった。レニーは子供の実母を探し、売春婦のリンダであることを突き止めた。リンダを演じたミラ・ソルヴィノは、本作で第68回アカデミー賞の助演女優賞などを受賞した。

『ギター弾きの恋』（1999）

ショーン・ペン主演によるラブストーリー。サマンサ・モートン、ユマ・サーマン、ウディ・アレン出演。

1930年代のシカゴ。目立ちたがり屋のエメットは、才能にあふれるジプシージャズのギタリストである一方、娼婦の元締めという別の顔も持ち、女遊びに明け暮れる自堕落な生活を送っていた。そんなある日、口のきけないハッティという女性に出会い、互いに惹かれ合うのだが……。大人の切ない恋愛ストーリー。劇中を彩るジャズの名曲にも注目。

『それでも恋するバルセロナ』（2008）

スペインを舞台に、複雑に絡み合う四角関係を描いたロマンティック・コメディ。ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルス、スカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール出演。

親友同士だが恋愛観は真逆のクリスティーナとヴィッキーは、バカンスに訪れたバルセロナで魅力的な画家のフアンに出会い、2人とも彼に惹かれていく。そこへ画家の元妻で美しく激情的なマリアが現れ、4人の関係は奇妙で複雑なものに発展していく……。魅力的な俳優陣の演技合戦にも注目。

『ミッドナイト・イン・パリ』（2011）

第84回アカデミー賞、第69回ゴールデングローブ賞の双方で脚本賞を受賞したロマンティック・ラブコメディ。キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ、マリオン・コティヤール、レイチェル・マクアダムス出演。

売れっ子脚本家のギルは、婚約者のイネズと彼女の両親と共にパリを訪れる。ギルは脚本家としては成功しているものの小説家への夢を捨て切れない。1920年代のパリに憧れを抱くギルは、真夜中のパリで不思議な出会いを経験する……。ウディ・アレンが描く、大人のおとぎ話。

『ブルージャスミン』（2013）

ウディ・アレン監督作品初出演のケイト・ブランシェットを主演に迎えておくるドラマ。アレック・ボールドウィン、ルイス・C・K、ボビー・カナヴェイル出演。

実業家と結婚し、ニューヨークでセレブ生活を謳歌していたジャスミン。しかし、結婚生活が破綻し資産も地位もすべて失ってしまったことから、庶民的な暮らしを送る妹・ジンジャーのもとに転がり込む。過去のセレブ生活にしがみつき、不慣れな仕事や勉強に疲れ果てたジャスミンは、やがて精神バランスを崩していく。第86回アカデミー賞の主演女優賞などに輝いたケイト・ブランシェットの鬼気迫る演技から目が離せない。

『マジック・イン・ムーンライト』（2014）

1920年代の南フランスを舞台に、恋の駆け引きを描いたロマンティック・コメディ。コリン・ファース、エマ・ストーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、サイモン・マクバーニー出演。

イギリス人の天才マジシャン・スタンリーは、皮肉屋で頭が固く、魔法や超能力の類を一切信じていない。そんな彼は、ある大富豪が入れあげている占い師の正体を暴いてほしいという幼なじみからの頼みを受け、ペテン師の本性を暴こうと富豪宅を訪れる。ところが占い師の女性・ソフィーは驚きの透視能力を発揮し、スタンリーの価値観は崩壊。さらには美しく魅力的な彼女に惹かれてしまう。

『教授のおかしな妄想殺人』（2015）

ウディ・アレン監督作品初出演のホアキン・フェニックスを主演に迎えておくるダークコメディ。エマ・ストーン、ジェイミー・ブラックリー、パーカー・ポージー出演。

人生の意味を見失い、孤独と無気力の中で生きる哲学科教授のエイブ。ある日、不快な悪徳判事の噂を耳にしたエイブは、判事を自ら殺害するという完全犯罪を夢想。新たな“生きる意味”を見つけた彼の日々は再び活気づく。エイブのそんな妄想など知るよしもなく彼に恋心を抱く教え子のジルは、ますますエイブに惹かれていく……。ウディ・アレン独自の人生哲学を堪能できる一作。

『カフェ・ソサエティ』（2016）

1930年代のハリウッドを舞台に、上流階級に飛び込んだ男性の恋を描いたロマンティック・コメディ。ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライヴリー、スティーヴ・カレル出演。

刺激的な人生を夢見てハリウッドを訪れた青年ボビーは、映画業界の有力者である叔父フィルのもとで働き始める。フィルの秘書を務める女性ヴォニーに心を奪われたボビーは、やがて彼女との距離を縮めていくが、実はヴォニーには別の交際相手がいた。もつれた恋の行方をビターに描き出す。

『女と男の観覧車』（2017）

1950年代のニューヨークを舞台に、刹那的な恋の行方を描く。ケイト・ウィンスレット、ジャスティン・ティンバーレイク、ジュノー・テンプル、ジェームズ・ベルーシ出演。

遊園地のレストランで働く元女優のジニーは、再婚同士の夫ハンプティと自身の連れ子の3人で、観覧車の見える部屋で暮らしていた。平凡な日々に嫌気がさしているジニーは、湾岸で監視員のアルバイトをするミッキーとこっそり交際し、将来を夢見ていたが、長年音信不通だった夫の娘・キャロライナが現れたことですべての歯車が大きく狂い始める。現実から目を背け、理想を追い求める女性のひと夏の恋と人生模様を切なく映し出す。

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』（2019）

ウディ・アレン監督作品50作目となるロマンティック・コメディ。ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメス、ジュード・ロウ出演。

大学の課題で、著名な映画監督ポラードへのインタビューをすることになったアシュレーと彼氏のギャツビーは、マンハッタンで素敵な週末を過ごそうとしていた。ニューヨーク生まれのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュリーにマンハッタンを案内するためのデートプランを練るが、予想もしない出来事に次々と見舞われ、計画が狂っていく。ティモシー・シャラメとエル・ファニング、2人の実力派若手俳優を迎えておくる、キュートでほろ苦いラブコメディ。2020年7月3日より公開中。

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年7月7日時点の情報です。