『海街diary』も!フードスタイリスト・飯島奈美さんが手がける癒しの映画メシ

映画は気持ちよく生きるためのヒント

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先日発表された第39回日本アカデミー賞最優秀作品賞に、『海街diary』が選ばれました。この作品で思いのほか印象に残るのが、時折登場する食事シーン。素朴なのに、おいしそう。見ているだけで癒されるものばかり。

その料理を手がけているのがフードスタイリストの飯島奈美さん!  実は飯島さんは『海街diary』以外の映画でも数々の料理を手掛けています。

そこで、飯島奈美さんが携わった「映画メシ」をその作品とともにご紹介します!

『海街diary』のしらす丼とちくわカレー

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(c)2015吉田秋生・小学館/「海街diary」製作委員会

鎌倉に姉妹だけで住んでいた幸、佳乃、千佳。家を出て行った父が亡くなったことで腹違いの妹・すずを引き取ることになり、四姉妹になった彼女たちの1年を描いた作品。

この料理に注目!

四姉妹で食べるしらす丼。実は亡き父とも関係のあるものなのですが……それはさておき、四姉妹がおいしそうにどんぶりを頬張る姿は心和みます。

あとは、姉2人がいないときに千佳が作ったちくわカレー。食べながらすずと千佳が重めな会話をしているのですが、それさえもマイルドに感じてしまうほどほっこりする懐かしいビジュアル! そして、なんだか無性に休日のお昼に食べてみたくなるカレーです。

『舟を編む』のこんにゃくの煮付け

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出版社の冴えない書店営業だった馬締が辞書編集部にスカウトされたことで言葉の魅力に取り憑かれ、14年かけて国語辞典「大渡海」を完成させるまでを描いた作品。

この料理に注目!

馬締の下宿先に住む板前修行中の大家の孫・香具矢が練習として作ったこんにゃくの煮付け。きれいにスライスしたこんにゃくを煮ただけのシンプルな料理ですが、お酒を飲みながら食べていたので思わず「おつまみに煮物もいいな」と感じさせるシーンです。

ちなみに馬締は食べながらとある決意をしていたので、見ているこちらもドキドキ! その決意は本編でお確かめ下さい。

『南極料理人』のラーメンと唐揚げ

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南極観測隊員の調理担当として派遣された西村と隊員たちとの、食事を通して見えるちょっと笑える南極での生活を描いた作品。

この料理に注目!

ストックしていたインスタントラーメンが切れて発狂しかけた隊員のために作ったラーメン。シンプルですが温かみがあって、普段あんまりラーメンを食べない人でも食べたくなってくるシーンです。

それから、とあることが原因で調理を休んだ西村に代わり仲間たちが作った不器用な唐揚げ。食べた西村が料理下手な奥さんの唐揚げを思い出して涙してしまうシーンは、ちょっとホロリ。でも見た目はとってもおいしそうな唐揚げでしたよ!

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』のお弁当

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福岡で過ごした幼少期、家を出た高校時代、上京した大学時代、東京にオカンを呼び寄せたときなど、オカンの闘病の最中、過去を振り返ってオカンとボクの関係を描いた作品。

この料理に注目!

高校は大分でひとり暮らしをしながら通うことになったボクが、電車に乗って地元から離れるときにオカンから渡されたお弁当。おにぎりにお漬物、唐揚げ、卵焼き、赤いウインナーといった「ザ・お弁当」といった中身がなおさらオカンとの別れを強調させます。

また最近流行りのキャラ弁もいいけれど、こういった昔からあるお弁当らしいお弁当のよさも再発見できるシーンです!

『かもめ食堂』のおにぎり

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フィンランドのヘルシンキで日本食がメインの「かもめ食堂」を開いたサチエが、さまざまな人との交流を経て、食堂が現地に受け入れられるまでを描いた作品。

この料理に注目!

とあるトラブルがひと段落したあとに出てきたおにぎり。映画では、シナモンロールに生姜焼き、とんかつ、唐揚げなどおいしそうなメニューがたっぷり出てくるのですが、このおにぎりは見ているこちらもほっとゆるんでしまう、そんな魅力を放っています。

ちなみに「おにぎりは自分で作るより人に作ってもらったほうがずっとうまい」というセリフがあるんですが、言われてみれば確かにそうかも!

「シネマ食堂」という本も!

そのほかにも『ハンサム★スーツ』や『のんちゃんのり弁』などのフードスタイリングも飯島さんが手掛けています。気になったらこちらの作品もチェックしてみて下さい!

さらに、さまざまな映画に出てくる「映画メシ」を飯島さんが再現した「シネマ食堂」という本も出ています。

『かもめ食堂』、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』、『南極料理人』のレシピも登場するので(映画によって今回紹介した料理以外のレシピの場合もあるのでその点はご注意を)、映画を見て作ってみたくなった人はこちらもぜひ!

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  • きたうりゃ
    4
    良質な邦画見ることができて満足。 こんな姉妹めっちゃ憧れるなあ。 お互いに長所際立ってて支え合って生活してて。もちろん苦労もあるやろうけど。 広瀬すずの繊細な表情とフレッシュな感じにきゅんきゅんした。 綾瀬はるかはけっこうコミカルなの演じてる印象あったから役の使い分けもやっぱさすがやなあ〜と思ったし長澤まさみは安定に好き。 夏帆の髪型めちゃくちゃかわいいあれ。ほわんとしたあのキャラあって姉妹成り立ってるなあと思う。 ほんまに良いバランス。 癒されましたありがとう〜。
  • chiaki
    3
    画として美しかった
  • take
    3.2
    広瀬すずの活き活きとした姿を観ることができる。 扇風機の前に立つシーンが印象的。 扇風機というと、声音を変えることを思い出す。 ワ~レ~ワ~レ~ワ~ウ~チュ~ウ~ジ~ン~ダ~ それを、裸体のために使うというのが面白い。 他の女優陣も、自然な演技。 海辺の古民家で、こんな姉妹家族で暮らしてみたい、と思わせる。 花火のシーンも効果的。 赤い光の打ち上げ花火は直接映さずに、 血のつながった4人の姉妹、家族水入らずの花火を、ささやかなものでもじっくりと描く。 是枝監督が、何を大切に思っているのかが感じられる。 メッセージ性は控えめだが、上品な表現に仕上がっています。 人の動きも自然に描かれている、佳品だと思います。
  • Hitomi
    -
    記録
  • リカコ
    4
    先日瀧本さんにお会いしたからか、映像の美しさに終始見惚れてしまった 花火を映さない演出きれいだったなぁ 是枝監督の映画はいつもお婆ちゃん家に来た時のような安心感と穏やかさと、心をほどいてくれる温もりが満ちていて大好きです 苦しみや偏見に振り回されながらも、彼女達のように愛が深い人間でありたいと思う
海街diary
のレビュー(118167件)