歌手や俳優など、アーティストとして多才な才能を見せる星野源。今回は俳優としての魅力を見ることができる映画作品を7本ご紹介します。
『箱入り息子の恋』(2013)
恋をしたことがない独身男の初めての恋と成長を描く人間ドラマ。
市役所に勤める天雫健太郎(星野源)は女性との恋愛経験のない内気な独身男。見かねた両親は親同士が婚活する代理見合いに参加する。そこで美しい奈穂子(夏帆)とのお見合いのチャンスを掴むが、実は奈穂子は幼い頃の病気により目が全く見えていなかった。それでも健太郎は奈穂子と初めての恋に落ちる。しかし2人には思わぬ障害が待ち受けていた。
星野源は内気で愛想がない主人公を演じる。滑稽だが真剣に恋に向かう姿に観客の心を掴んだ。
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『少年メリケンサック』(2008)
宮藤官九郎が監督・脚本を務めた音楽コメディ映画。
レコード会社で新人発掘を担当するかんな(宮﨑あおい)は、動画サイトでパンクバンド「少年メリケンサック」を発見する。人気が出ることを予想したかんなは早速スカウトのためにメンバーを訪ねるが、そこにいたのは50歳すぎの酔いつぶれたオッサンだった。少年メリケンサックは25年前に解散し、映像は過去のものだったのだ。一方、ネット上で少年メリケンサックの人気は爆発し、全国ツアーまで決定してしまう。もう後戻りできないかんなはバンドを復活させる決意をする。
星野源は少年メリケンサックと対バンしたロックバンドのメンバーとして登場。自身のインストゥルメンタルバンドSAKEROCKのメンバーと出演し、ロックの楽曲を歌うシーンを披露した。
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『地獄でなぜ悪い』(2013)
『ヒミズ』などの園子温監督が長年温めてきた企画を映画化。ヤクザの抗争を映画製作という切り口で描く。
ヤクザの組長・武藤(國村隼)は、獄中の妻・しずえ(友近)の夢であった、娘・ミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画の製作を計画していた。しかし製作は進まず、しずえの出所まで残りわずかとなっていた。なんとか機材を揃え、あるきっかけで映画監督に間違えられた公次(星野源)のもとで撮影が始まる。様々なトラブルを迎え、ホンモノのヤクザ抗争を舞台にした命がけの映画が製作されようとしていた。
星野源は映画監督に間違えられて騒動に巻き込まれる男を熱演。映画の世界観を表現した同名の主題歌も書き下ろしている。
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『夜は短し歩けよ乙女』(2017)
森見登美彦の同名青春小説をアニメーション映画化した作品。
クラブの後輩である“黒髪の乙女”に恋する“先輩”は、なるべく彼女の目に留まろうと作戦を実行する日々を送っていた。個性豊かな仲間たちが巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、黒髪の乙女との進展がないまま季節は巡っていく。
星野源は監督から直々にスカウトされ主人公の声を担当した。星野源の素朴だが温かいイメージがキャラクターとも合っている。
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『未来のミライ』(2018)
スタジオ地図制作、細田守監督による長編オリジナルアニメーション映画。
甘えん坊のくんちゃんの元に、生まれたばかりの妹・未来がやってくる。興味を示すくんちゃんだったが、未来の育児に追われる両親にかまってもらえず、未来に嫉妬してしまう。そんな時、くんちゃんをお兄ちゃんと呼ぶ未来からやってきた妹・ミライちゃんと出会い、不思議な冒険が始まる。
星野源は仕事と育児の両立に奮闘するおとうさんの声の吹き替えを担当。星野源の愛情が滲み出る声で、不器用ながら温かい父親を表現する。
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『引っ越し大名!』(2019)
「超高速!参勤交代」シリーズの土橋章宏の時代小説を『のぼうの城』の犬童一心監督が実写映画化。
姫路藩書庫番の片桐春之助(星野源)はいつも書庫にこもりっきりの引きこもり侍。ある日、藩1万人が遠く離れた豊後までまるごと引っ越すという一大事業が言い渡される。春之助はいつも本を読んでいるという理由で、この引っ越し奉行に任命されてしまう。果たして春之助はこの一世一代の大仕事を無事に成し遂げることができるのか。
星野源は主人公の春之助に扮する。人と接するのが苦手な内気キャラだが、知恵と工夫で藩の事業を切り開き成長していく様子が星野源の魅力とマッチする。
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『罪の声』(2020)
実際に起きた昭和最大の未解決事件をモチーフにした塩田武士の同名ミステリー小説を『いま、会いにゆきます』の土井裕泰監督が映画化。
京都でテーラーを営む曽根俊也(星野源)は父の遺品の中に古いカセットテープを見つける。そこには子供の頃の自分の声が録音されていた。しかしそれは、昭和最大の未解決事件で使用された脅迫テープと全く同じ声だった。知らないうちに事件に巻き込まれた俊也のもとに、事件の真相を追う新聞記者の阿久津英士(小栗旬)が訪れ、衝撃の真相が明かされていく。
星野源は事件の鍵を握る曽根俊也を演じる。突然大きな事件に巻き込まれてしまった葛藤を表現し、シリアスな社会派サスペンスに挑んだ。
(C)2013「箱入り息子の恋」製作委員会(C)2012「地獄でなぜ悪い」製作委員会(C)2019「引っ越し大名!」製作委員会(C)2020 映画「罪の声」製作委員会
※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年1月5日時点の情報です。