私が好きなアモーレなカップルたち―往年~現在までのハリウッド・スター編―

代官山蔦屋書店 シネマ・コンシェルジュ

吉川明利

こんにちは!代官山蔦屋書店でシネマ・コンシェルジュをしております、映像パッケージ業界33年目の映画オヤジ・吉川明利です。前回ご紹介させていただきました私が好きなアモーレなカップルたち ―往年のハリウッド・スター編―に続き、PART2として更に魅力的なカップルをご紹介させていただきます!

ハリウッド映画史上最もゴージャスなカップル!「リチャード・バートン&エリザベス・テイラー」

ハリウッド映画史上、リチャード・バートン(以下バートン)とエリザベス・テイラー(以下リズ)は最もゴージャスなカップルと言って差し支えないでしょう。そもそも12歳で主演した『緑園の天使』でMGMのスターになったリズは、同じ10代の女の子とは比べものにならないほどのリッチでしたが、その贅沢に輪をかけたのが3番目の夫となる映画製作者マイケル・トッドでした。

リズ25歳、マイケル50歳という年齢差のある結婚のため、“俺はダイヤや毛皮を欲しがる美女のために働いているのさ”と言ってリズに贅沢三昧をさせたのです。しかし、結婚1年でマイケルは飛行機事故で亡くなります。1957年のことでした。

その6年後、リズの代表作となる『クレオパトラ』でバートンと出会いますが、当時二人は結婚していたため、“W不倫”の関係でした。ハリウッドの不倫関係はスケールが違いますね・・・。
その後、二人は1964年に結婚をしました。リズ5回目の結婚です。

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二人は夫婦として共演作を数多く作ったスターでもあります。リズ2度目のアカデミー主演女優賞受賞の『バージニア・ウルフなんかこわくない」』、『予期せぬ出来事』『夕なぎ』『いそしぎ』『じゃじゃ馬ならし』『ファウスト悪のたのしみ』などたくさんありますので、ぜひお店でレンタルしてご覧ください。

※但し、『予期せぬ出来事』だけは今だDVD発売がなく、ご覧になるのが難しい作品となっています。

死別したマイケル・トッドにも多くの宝石をプレゼントされたリズですが、バートンはそれに負けじと、1966年に世界最大級のカラット数のダイヤモンドをリズの40歳の誕生日に贈り、世界中を驚かせました。その宝石は“テーラー・バートン ダイヤモンド”と正式に呼ばれるようになったのです。なんとゴージャス!!

番外:ヨーロッパの美男美女カップル

「マルチェロ・マストロヤンニ&カトリーヌ・ドヌーブ」

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さて、ここで少しハリウッドを離れ、ヨーロッパのスター・カップルたちのアモーレぶりにも注目してみましょう。イタリアの男前マルチェロ・マストロヤンニと絶世のフランス美女カトリーヌ・ドヌーブというカップル誕生にも世界中の映画ファンは大変驚きました。

哀しみの終るとき』で子供を失う夫婦役で共演、関係がスタートします。現在女優として活躍するキアラ・マストロヤンニが生まれても、二人は籍を入れませんでした。ドヌーヴは未婚の母となったのです。

二人の共演作は『ひきしお』と『モン・パリ』ですが、2本とも変わった映画です。『ひきしお』は孤島で暮らす男女二人の物語で、その関係は飼い主と犬というビザールな映画。一方、ジャック・ドミィ監督の『モン・パリ』はマルチェロが想像妊娠でお腹が大きくなってしまう夫役というコメディです。

マルチェロは1996年に亡くなりましたが、ドヌーヴは現在も『太陽のめざめ』で主演を務めるなど女優道を邁進し、フランスの先輩女優ジャンヌ・モローを追いかけるように活躍しています。まさに世界の大女優です。

「イブ・モンタン&シモーヌ・シニョレ」

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フランス映画界だけではなくシャンソン界にも君臨したモテ男イブ・モンタンとフランス人初のアカデミー賞主演女優賞受賞(作品はイギリス映画の『年上の女』)のシモーヌ・シニョレは1951年に結婚。しかし結婚生活を脅かしたのは、なんとあのハリウッドのセックス・シンボル、マリリン・モンローでした。

ハリウッドに招かれ『恋をしましょう』で共演したマリリンに、モンタンはお熱となります。その二人の関係にショックを受けたシモーヌは自殺未遂事件を起こしますが、その危機を乗り越えた二人は1985年にシモーヌが亡くなるまで一緒でした。

共演は大作『パリは燃えているか』、社会派ドラマ『告白』『真夜中の刑事』が代表作ですが、いわゆるハリウッド・スターのように夫婦役でW主演的な作品には出ませんでした。

現在のハリウッド・カップル代表!

「マイケル・ダグラス&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ」

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再びハリウッドに戻り、21世紀に入っての代表作な2組のカップルに注目しましょう。

マイケル・ダグラスキャサリン・ゼタ・ジョーンズは2000年に結婚、後に『トラフィック』で共演という珍しいケースで、それ以外の共演作はなく、すでに『ウォール街』でオスカー受賞者だったダグラスに負けじと、キャサリンも『シカゴ』で歌って踊って、見事アカデミー助演女優賞に輝きました。

二人の年齢差も25歳という親子ほど離れたもので、これはもはやハリウッド・カップルの伝統的な特徴のひとつでしょう。マイケルのSEX中毒報道や、パパラッチに悩まされながらも今も結婚生活は続いているのは素晴らしいことです。

「ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー」

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(c)2015 UNIVERSAL STUDIOS

そして現在のハリウッド映画界を代表するカップルと言えばブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーでしょう。二人はもちろん夫婦ですが、プランBという製作プロダクションを有する製作者と映画監督という関係でもあるのです。

2005年『Mr.&Mrs. スミス』で共演後、正式な夫婦になるまでに9年間かかりましたが、その間も良き父と母という存在でありました。よほどのことがない限り出演作の来日プロモーションは一家で来日しています。ブラッドの出演作なのに、完成披露試写会の会場の報道陣のカメラはアンジーばかり追いかけるという図には大いに笑いました。

9月24日公開アンジェリーナ・ジョリー監督最新作『白い帽子の女』で、久しぶりに共演した二人は、これからも映画人としての結びつきを強固なものにしていってくれそうで、大いに期待したいですね。お互いにアモーレというより、映画にアモーレなカップルと言えるでしょう!

それでは、次の世代のビッグなアモーレ・カップルを期待して今回はこの辺で…。

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    人気作家だったローランド(ブラッド・ピット)は、最近すっかり書けなくなり、酒に溺れる生活を送っていた。結婚生活が上手く行っていないのも状況を悪化させているようで、妻のヴァネッサ(アンジェリーナ・ジョリー)は完全に心を閉ざしている。 ローランドの執筆活動と結婚生活を活性化させるために、2人は地中海にあるゴゾ島で避暑を過ごすことにする。 この美しい島の風景をバックに、ブラピとアンジーがシトロエンに乗ってホテルに向かうところが映され、画面には “Brad Pitt” “Angelina Jolie Pitt” と並んで名前が出て、タイトルの “By the Sea” が映される。 2人はフランス語でホテルにチェックインし、荷物を解いているのだが、どー見ても付け髭を着けたブラピと髪型を変えたアンジェリーナ・ジョリーにしか見えない! 背景は1960年代なのだが、それにしてもなんであんなセンスのない格好なんだ?ブラピの付け髭を「ポルノ男優みたい」と言っている人がいたが言い得て妙だし、アンジーに至っては、骸骨みたいでマジで気持ち悪い。おばあさんの着るようなネグリジェとか、ドレスばっかりで、髪はバサバサだし、なんなの?つけまつげを何重にも盛るお化粧のシーンを見せたり、自虐?脚本、監督、主演で自分をキレイに撮ると「自己満映画だ!」って言われると思ったのかな? 隣の部屋には、若い新婚のカップルが泊まっていて、セックスばっかりしているのだが、それをアンジーが壁の穴から覗いている(笑)。どーもアンジーのキャラは、昔ダンサーでキレイだったけど、今や盛りも過ぎて、性欲もなくなり、旦那との生活にも飽き飽きしている。で、1人で涙も拭わず泣いていたり、避暑地なのにダサいクビまで隠れるブラウスを着て、長いスカート履いて、なにも楽しいことはしない。 ちなみにこの新婚夫婦の奥さんが、『イングロリアス・バスターズ』でショシャナを演じた女優さん。この娘にはやたら脱がせてセックスさせる。アンジーは、全然ステキな格好しないくせに、おっぱいが見えるシーンだけは多くて、「?」って思っていたら、乳がん防止で胸を整形したばかりだからって指摘している人がたくさんいた。「こんなに自然に再生できましたよ」って見せたかったのかな? ブラピは、小説が書けなくて、バーで飲んだくれてばかりいて、部屋に帰ってくるとアンジーに「話してくれ!何が不満なのか言ってくれ!」ってイラついているんだけど、アンジーは泣いたりなんかしてはぐらかしてばかり。 なんでこんな映画撮ったんだろ?アンジーはまだやりそうとしても、なぜブラピはこんな役やることに賛成したんだ?男としてはこういうの恥ずかしいんじゃないのかな? iMDb によるとこれは2人のハネムーンの最中に撮られた映画らしい。はは〜ん。映画撮影と噛ませれば、旅費が経費で落ちるからな。こういうセレブの「バケーションの元を取るための映画撮影」やめてくれよ、もう。 この映画は、2人が出逢った2005年の『Mr. & Mrs. スミス』からちょうど10年目にリリースされているけど、結局翌年の2016年には2人は離婚を申請した。 ってことは、2人の関係をもう一度蘇らせるために、交際10周年記念のバケーションに行きましょうよ!そして、誰も制作するって言ってくれない2人の記念すべき出逢いの映画の続編を作りましょう!あんなにカッコ良かった夫婦が、こんな風になるのよって! って感じなんだろうな〜って思った。 この映画、褒めている人も多くて、なんかこの時代のフレンチ映画のオマージュだとか、結婚生活の焦燥に共感する向きもあるらしいんだけど、個人的にはアンジーの自己陶酔が過ぎるなあ〜って思った。 アンジー的には、自分の若さを失っていく恐れや、自分がブラピに対して受動的虐待をして追い詰めているって認めるような描写を入れたり、「セレブなのに、恥ずかしい自分をさらけ出すことができる自分はアーティストだ」って思ってるんだろうけど、実は「ビッグ・カップルの赤裸々な結婚生活にみんな興味があるに違いない」って思っている自分に気がついてない感じがする。 それか、現実の2人を映画で演じることで「結婚セラピー」にしているのか?ほら、『アウト・オブ・キリング』って映画で、自分たちがやってきた虐殺を演じることで、自分たちのしてきたことがどんなにひどいことだったか思い知らされる映画あったじゃん。 だからブラピをアル中の「盛りを過ぎた作家」って役にしたんだなあと思った。「これがあなたのしていることなのよ!」って思い知らせようとしたんだろう。 それだけじゃフェアじゃないってんで、自分の非のあるところも入れたんだろう。 この後はネタバレになるといけないので、コメント欄で!
  • カルビ
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  • ahdw
    3
    アンジェリーナがブラピをベッドで蹴っ飛ばすシーンが良くも悪くもリアル。蹴られても酔っ払って笑うブラピ。二人とも演技じゃなかったのではと思ってしまう。それもあって、終始胸が締め付けられる。メラニー・ロランは相変わらずかわいい。
白い帽子の女
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