映画「マッドマックス」シリーズ一覧!『マッドマックス:フュリオサ』を含む全5作品のあらすじ& キャスト、観る順番をまとめて紹介

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タナカリオ

カーアクション映画を代表する「マッドマックス」シリーズ。全5作品をまとめてご紹介。

「マッドマックス」シリーズはジョージ・ミラーが監督を務めたバイオレンス・カーアクションムービー。ド派手なカーアクション、車ファンを魅了する改造車の登場、荒廃した原野を舞台にする世界観などから世界中で大ヒットしました。今回はシリーズ全4作品をまとめてご紹介します。

マッドマックス』(1979)

暴走族による犯罪が横行している近未来のオーストラリア。暴走族のトーカッター(ヒュー・キース・バーン)は、友人が敏腕警官のマックス・ロカタンスキー(メル・ギブソン)に追い詰められ事故死してしまったことの報復に、マックスの同僚を殺害する。マックスはこの事件をきっかけに引退を決意するが、上司の勧めから家族と休養の旅に出る。しかしそこで最愛の妻子がトーカッターの一味により襲撃される。マックスは復讐を果たすためたった1人で闘いを仕掛けていく。

公開当時オーストラリア中で話題となった壮絶なバイオレンス・カーアクション映画。ジョージ・ミラー監督と主演のメル・ギブソンの出世作としても知られる。暴力的な加速を誇る追跡用パトカーのインターセプターが暴れ回ったり、BMWやカワサキなど実在する車両に乗っていたことから、車好きからも支持を集める作品となった。

マッドマックス2』(1981)

妻子を失い、あてのない旅を続けていたマックス。世界はこの数年で、大戦争が起き石油危機を迎え荒廃していた。マックスもまたガソリンを求めて彷徨っていたが、ある日、石油精製所を守る人々と暴走族の抗争に巻き込まれる。

前作の大ヒットを受けすぐさま製作に取り掛かった続編。前作の10倍もの製作費を投じたと言われており、その大部分が車の改造費に使われ、アクションシーンのスケールが桁違いにアップした。オーストラリアの暴走族による社会問題に焦点を当てた前作から一新、カーアクションの要素を前面に押し出している。

マッドマックス/サンダードーム』(1985)

世界は核戦争により灰と化していた。マックスは、女帝アウンティ(ティナ・ターナー)が支配する街・バータータウンにたどり着く。そこではサンダードームという競技場で1対1の闘いが行われていた。戦士を求めていたアウンティから命じられ、マックスはサンダードームで最強の怪人と闘うことになってしまう。

リングでの闘いが主になっており、前作からのカーアクション要素は減っている。それでもスケールの大きさは変わらず、バータータウンの街を丸ごと作ってしまうほど。アクションより人間ドラマに重きを置いた作品となっている。

マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)

世界は核戦争により荒廃し、生存者達は資源や物資を武力で奪い合っていた。マックス(トム・ハーディ)は荒野をさまよっていたところ、資源を独占し砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の軍団に捕らえられてしまう。反乱を企てる隊長のフュリオサ(シャーリーズ・セロン)らとともに自由への逃走を決意。決死の反撃が始まろうとしていた。

前作からおよそ30年ぶりに公開された続編。監督はジョージ・ミラーのままだが、マックス役はトム・ハーディが受け継いだ。CGなしのカーアクションや爆破シーンのド派手さは間違いなくシリーズ1。マッドマックスならではの荒野を暴走するカーチェイスに人間ドラマも加わり、ファンも納得の大傑作となった。

マッドマックス:フュリオサ』(2024)

世界崩壊から45年。バイカー軍団に連れ去られ、すべてを奪われた若きフュリオサは故郷への帰還を誓い、MADな世界(マッドワールド)に対峙する——巨大なバイカー軍団、その頂点ディメンタス将軍は可愛い熊の人形を引っさげ改造バイクで絶叫し、さらには、白塗りの兵隊ウォーボーイズたちが神と崇めるイモータン・ジョーは鉄壁の要塞を牛耳り、互いが覇権を争っていた。生き残れるのは狂った奴だけ。怒りの戦士フュリオサよ、復讐のエンジンを鳴らせ!

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)にて、シャーリーズ・セロンが演じた最強の戦士フュリオサの前日談を、アニャ・テイラー=ジョイが新たに演じるシリーズ最新作。アクションや爆破シーンの派手さは健在だが、今作はストーリー性が高いとの声が続々とあがっており、物語としてより楽しめる一作となっている。

どの順番で観るのが正解?

映画「マッドマックス」シリーズは全5作品。公開順に観るのがオススメです。キャラクター設定は変わらないですが、(4)から(5)は繋がっているので、『マッドマックス:フュリオサ』を見る際には、是非『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を予習するのがオススメです。

(1)『マッドマックス』(1979)

(2)『マッドマックス2』(1981)

(3)『マッドマックス/サンダードーム』(1985)

(4)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)

(5)『マッドマックス:フュリオサ』(2024)

 

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2024年6月4日時点の情報です。

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