働くって…何?新社会人として迷走するあなたへこの5本の映画を捧ぐ

6月に入り、新社会人の方は入社して2ヶ月。5月病シーズンも過ぎ、成長路線に乗り始めた方もいる一方で「こんなはずじゃなかった」と日々苦悩している方もいるのではないでしょうか。人生の決断をするのはみなさん自身であり正解を示すことはできませんが、「働くこと」を描いているヒントとなりそうな映画を様々な切り口でご紹介します。

今回は「働く」がメインのテーマになっている作品ではなく、間接的に「働くとは?」を描いている作品を中心に選んでみました。

1.『シンデレラマン』

シンデレラマン

世界恐慌下で一度ライセンスを剥奪された家族のいつボクサーの挫折と栄光を描いた映画です。ラッセル・クロウ演じる優しいパパボクサーの奮闘に何度も涙を流します。

世界恐慌下のニューヨークで、ひょんなことからボクサーとして挫折してしまった主人公。しかし彼には愛する妻と子供が3人。仕事を選ばず身体を酷使して家族を養うために奮闘します。

「妻のために」「子供たちのために」という真っ直ぐな姿勢が彼の天職であるボクシングの道をもう一度開くことに。主人公にとって「働くことは家族を守ること」。これは実話です。尊敬すべき男の姿に胸を打たれます。

Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】

2.『インターン・シップ』

インターンシップ

劇場公開されず先日DVDで発売されたGoogleのインターンシップをコメディタッチで描いた作品です。おっさん二人がリストラにあってなぜかGoogleのインターンシップ生になって採用を目指すという話。

かなりドタバタコメディですがGoogle全面協力の元、Googleのオフィスで物語が展開されていきます。Google社のフィロソフィーを知ることができ、プロフェッショナルとして働くことの意義を心に植え付けられるます。

王道のサクセスストーリーで、現実はそこまでうまくいかないかも知れません。しかし元気ややる気を貰えます。何かをすると決めたら一生懸命にする。その姿こそが大切と改めて痛感させられます。

Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】

3.『ヘルプ 心がつなぐストーリー』

ヘルプ

1960年アメリカというまだ黒人が不遇だった時代、家政婦(ヘルプ)として働く黒人女性たちと雇い主の白人たちの交流と対立を描いた作品。

テイストはコメディタッチであり、エマ・ストーン演じるスキータは差別なんてしない素敵な白人女性ですが、当時の白人コミュニティを牛耳る白人妻たちは差別心全開で黒人に酷い仕打ちをしていきます。

もう一人の主人公である黒人家政婦エイビリーンは仕事を愛していましたが酷い仕打ちを受けることに。愛する仕事を続けられない悲しさには観客である私たちも怒りを覚えます。続けたくても続けられない仕事…仕事をできることって本当は幸せなのかもしれないと考えるきっかけを与えてくれます。

Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】

4.『アメリカン・ビューティー』

アメリカン・ビューティー

アカデミー賞作品賞を受賞した『アメリカン・ビューティー』(=アメリカの美)という映画ですが、中身はドス黒いブラックコメディです。仕事にモチベーションが全くないダメ親父を中心に映画が進んでいきます。

このダメ親父は途中でブチ切れて仕事を辞めることに。そこからは自らの欲望のあるままに人生を再スタートさせますが、女子高生との不倫恋愛にまで突っ走って制御不能に。

仕事を勢いで辞めたとしても、欲望のままに突き進むとこの主人公のような仕打ちになってしまうかもしれません。退職も計画的に…欲望は程々に…ダメなサンプルになる映画です。映画はめちゃめちゃ面白いです。

Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】

5.『クライマーズ・ハイ』

クライマーズ・ハイ

1985年に日本航空が御巣鷹山へ墜落した事故を新聞社視点で描いた作品です。記者たちの命懸けの取材や一面を何にするかの対立などプロフェッショナルな緊迫した仕事を垣間見ることができます。

未曾有の大惨事であった日航機墜落事故、生存者情報やスクープの情報などが錯綜する中休む暇も無い社員たち。仕事に命を賭けるとはどういうことかを痛感させられます。

同時にこの映画は仕事を辞めるという一大決心も描きます。仕事を辞める時、どういう気持で社を去るか。みなさんならどうか?それを問いかけられているような気もする痛快な映画です。

Rakuten TVで観る【登録無料】

そしてジブリ映画

『風立ちぬ』、『千と千尋の神隠し』、『魔女の宅急便』といった作品もまた「働く」ことを描いていますね。『風立ちぬ』はプロフェッショナルとしての仕事、『千と千尋の神隠し』は目的のために努力する姿、『魔女の宅急便』は成長する姿を描いています。

こういった作品もストレートに「仕事とは?」でない娯楽作品でありながら、仕事を描き何かを考えるきっかけを与えてくれます。

以上5本+ジブリ映画、ストレートに「仕事とは?」な映画ではありませんが、映画として素晴らしく、間接的に仕事について問うことのできる映画を選んでみました。参考になれば幸いです。

 

※2021年1月30日時点のVOD配信情報です。

公式アカウントをフォロー

  • RSS

  • 浜松町通過
    -
    大昔に鑑賞
  • かめさん
    3.9
    DVD💿所有。
  • DBZ
    4.1
    ジェームズ・ブラドックの人生を描いた 実話です。生活が苦しい中でも 家族を守る姿を観て、こう言う人になると 思わせてくれた。ラストのボクシングの 試合を観ながら応援してました
  • ふみじゅん
    -
    記録
  • プーの映画日記
    4.6
    1930年代、大恐慌の嵐が吹き荒れるアメリカにおいて、絶望の淵から這い上がった実在のボクサー、ジェームス・J・ブラドックの半生を描いた『シンデレラマン』は、単なるスポーツ映画の枠を超えた人間賛歌の傑作である。監督のロン・ハワードは、困窮する国民の希望の灯火となった男の軌跡を、過剰な演出を排した抑制の効いた筆致で描き出した。本作の完成度は極めて高く、当時の社会情勢を鮮明に再現した美術と、ボクシングシーンの圧倒的なリアリティ、そして人間の尊厳を問う重厚なドラマが完璧な調和を見せている。ハリウッドが最も得意とする「アンダードッグの逆転劇」という伝統的な骨組みを持ちながら、家族を守るためにプライドを捨てて生活保護を請う父親の姿を正面から捉えたことで、作品には比類なき説得力が宿った。 脚本とストーリーの構造は、ブラドックの全盛期から転落、転落から奇跡的な復活という3幕構成を土台にしているが、その真髄はボクシンググローブを外した日常の描写にある。空腹に耐える子供たちの表情や、電気を切られた暗い部屋の冷気までが伝わるような生活感の描写が、リング上での死闘に重みを与えている。ハワード監督の演出は、観客を1930年代のニュージャージーへと引きずり込む。撮影監督サルヴァトーレ・トティーノによる映像は、彩度を落としたセピア調のトーンが基調となり、光と影のコントラストが困窮した時代の空気感を強調している。編集面では、試合シーンのテンポが秀逸であり、一撃の重さを強調する音響効果と相まって、観る者の心拍数を跳ね上げる。また、トーマス・ニューマンによる劇伴は、アイルランド系移民のルーツを感じさせる民族的な旋律を織り交ぜながら、静かに、しかし力強く物語を鼓舞する。 キャスト陣の演技は、本作を映画史に残る地位へと押し上げた。主演のラッセル・クロウが体現したジェームス・J・ブラドックは、彼のキャリアにおける到達点の一つといっても過言ではない。クロウは、肉体的な変貌のみならず、魂の磨耗と再生を驚異的な説得力で表現した。序盤の華やかなスター選手の顔から、怪我と貧困によって痩せ細り、港湾労働で日銭を稼ぐ男の疲れ切った背中への変化は、観る者の胸を締め付ける。特筆すべきは、彼が「強さ」の定義を、拳の威力ではなく「家族を養うという責任感」に置いた点にある。試合前の計量で、十分に食事が摂れていないことを悟られまいと振る舞う際の細やかな視線の動きや、かつての支援者に帽子を差し出して施しを乞うシーンでの屈辱を飲み込む表情。クロウの演技には、言葉を必要としない深遠なリアリズムが宿っている。彼がリングに上がる理由は名誉ではなく、牛乳代と電気代のためであるという切実さが、その一挙手一投足から滲み出ており、それがラストの決戦における凄まじい説得力へと繋がっている。 ブラドックの妻メイを演じたレネー・ゼルウィガーは、夫を愛しながらも、その身を案じるあまり複雑な葛藤を抱える女性を献身的に演じきった。彼女の大きな瞳に宿る不安と信頼の混ざり合った感情は、暴力的なボクシングの世界において、唯一の安息の場所として機能している。単なる受動的な妻ではなく、貧困の中で家族の絆を繋ぎ止めようとする強靭な精神性を感じさせる名演である。そして、本作の影の主役とも言えるのが、トレーナー兼マネージャーのジョー・グールドを演じたポール・ジアマッティである。彼は、ブラドックを誰よりも信じ、時には彼以上に情熱的に勝利を渇望する男を演じ、作品に熱量とユーモアを注入した。ジアマッティが見せる、勝利の瞬間の狂喜乱舞と、ブラドックの危機に直面した際の狼狽、そして彼を再び表舞台に立たせるために奔走する献身は、友情という言葉だけでは片付けられない強い絆を証明している。 さらに、ブラドックの友人であり、共に港湾で働くマイク・ウィルソンを演じたパディ・コンシダインの存在も忘れてはならない。彼は、大恐慌の影響で全てを失い、社会への怒りを募らせていく労働者の象徴として、ブラドックの対照的な鏡のような役割を果たしている。彼の悲劇的な結末は、ブラドックが掴んだ幸運がどれほど稀有なものであるかを強調し、物語に深い悲哀と社会批評性を加味した。また、5人目の重要キャストとして、物語のクライマックスに立ちはだかる絶対王者マックス・ベアを演じたクレイグ・ビアコについても言及すべきだろう。彼は、圧倒的な体格と傲慢な振る舞い、そしてリング上で対戦相手を死に至らしめるという恐怖の象徴として、ブラドックの「不屈」を際立たせる見事なヒールを演じた。ビアコの威圧的な存在感があったからこそ、持たざる者が強者に挑むという構図が完成し、観客はブラドックの勝利を心から祈ることになるのである。 本作は、第78回アカデミー賞において、助演男優賞、編集賞、メイクアップ賞の3部門にノミネートされた。特にポール・ジアマッティのノミネートは、彼が演じたジョー・グールドというキャラクターが、どれほど映画の質を支えていたかを物語っている。また、ゴールデングローブ賞においてもラッセル・クロウとポール・ジアマッティがそれぞれ主演男優賞と助演男優賞にノミネートされ、全米映画俳優組合賞ではポール・ジアマッティが助演男優賞を受賞するという快挙を成し遂げた。これらの評価は、本作が個々の演技力の結晶であることを裏付けている。 『シンデレラマン』は、歴史の荒波に揉まれながらも、信念を曲げずに歩み続けた一人の男の物語である。しかし、それは決して過去の遺物ではない。明日が見えない不安の中で、愛する者のために立ち上がる人間の姿は、どの時代においても普遍的な感動を呼び起こす。ロン・ハワードは、徹底した時代考証と一流のキャスト、スタッフを揃え、不況に喘ぐ現代社会にも通じる力強いメッセージを投げかけた。ラストシーン、熱狂に包めるマディソン・スクエア・ガーデンの光景は、単なるボクシングの勝利を祝うものではない。それは、どん底から再び立ち上がった人間の尊厳に対する、惜しみない拍手そのものなのである。この映画が提供するのは、一時的な娯楽ではない。困難に直面した際、私たちはどうあるべきか、何のために戦うべきかという、人生における根源的な問いへの一つの回答である。144分という上映時間の中で、観客はブラドックと共に痛み、共に飢え、そして共に奇跡を目撃することになる。これこそが、真の意味でのシネマティックな体験であり、映画が持ちうる最大の魔力である。2000年代を代表するヒューマンドラマの傑作として、本作は今後も長く語り継がれていくべき輝きを放っている。 作品[Cinderella Man] 主演 評価対象: ラッセル・クロウ 適用評価点: S10 助演 評価対象: レネー・ゼルウィガー、ポール・ジアマッティ、パディ・コンシダイン、クレイグ・ビアコ 適用評価点: A9 脚本・ストーリー 評価対象: クリフ・ホリングスワース、アキヴァ・ゴールズマン 適用評価点: A9 撮影・映像 評価対象: サルヴァトーレ・トティーノ 適用評価点: A9 美術・衣装 評価対象: ウィン・トーマス 適用評価点: A9 音楽 評価対象: トーマス・ニューマン 適用評価点: A9 編集(加点減点) 評価対象: ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル 適用評価点: 0 監督(最終評価) 評価対象: ロン・ハワード 総合スコア:[92.2]
シンデレラマン
のレビュー(5910件)