2020年の公開を予定していたものの、新型コロナウイルスの影響で延期。一年越しの2021年4月23日(金)に『るろうに剣心 最終章 The Finalが、2021年6月4日(金)に『るろうに剣心 最終章 The Beginningがそれぞれ連続上映を果たします。

今回の映画では、未だ実写化を果たしていなかった原作の終盤が描かれる内容となっていますが、これまでのシリーズ同様、豪華キャストが共演する他、新たなキャラクターも多数登場することが発表されているので、誰がどんなキャラクターを演じるのかなど、最終章の注目ポイントを紹介していきます

「るろうに剣心」という作品とこれまでのあらすじ

改めておさらいしておくと、実写映画「るろうに剣心」シリーズは、1994年より週刊少年ジャンプに連載されていた、和月伸宏による漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を原作に実写化したシリーズ作品です。

舞台となるのは明治の日本。幕末の時代に“人斬り抜刀斎”と呼ばれていた凄腕の剣豪・緋村剣心(佐藤健)は、10年の時を経ていつしか不殺(ころさず)の誓いを立て、流浪人として日本各地を旅しています。そんな剣心が東京を訪れた際、若くして神谷活心流の師範代である神谷薫(武井咲)と出会ったところから、多くの悪党と戦い抜く物語が描かれます。

2012年に公開された第1作るろうに剣心では、観柳邸での戦いが、そして2014年に前後編で公開された第2作るろうに剣心 京都大火編と第3作るろうに剣心 伝説の最期編では、明治政府に挑み日本をその手にしようとする志々雄真実(藤原竜也)との戦いが描かれました。

人誅編・追憶編が描かれる最終章の見所は?

前作の公開から6年以上を経て、満を持して制作される「るろうに剣心 最終章」。本作では、まだ実写化を果たしていなかった、原作終盤のエピソードを『るろうに剣心 最終章 The Final』、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』で取り上げることが発表されています。

原作漫画の終盤では、緋村剣心と因縁を持った男・雪代縁が剣心の前に現れます。剣心への復讐心を持った縁は、仲間たちを率いて東京を襲撃してきます。なぜ縁はそこまでして剣心に敵対心を持っているのか。実はその秘密は、剣心の過去に存在した妻・巴の存在、そして剣心の頬についた十字傷に由来したことが明らかになっていきます。

この剣心の過去を描いた追憶編と呼ばれるエピソードは、るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-追憶編』(1999)というOVAで映像化を果たしており、シリアスで感傷的な内容とかつてのTVアニメシリーズとは一線を画す洗練された美術や演出は、当時から高く評価されました。そんな人気のあるエピソードを、実写映画るろうに剣心 最終章 The Beginningでどう描くのかは期待がかかるポイントです。

そして、そんな過去を踏まえた縁との戦いを描いたのが人誅編。この人誅編にあたるパートは、なんとこれまで映像化を果たしていません。これまでは漫画でしか知ることができなかった戦いを、実写映画るろうに剣心 最終章 The Finalで体験できるので、かつてのアニメシリーズを観ていたという人にも新鮮な気持ちで楽しめる内容となります。

また時系列、原作漫画描かれる順に並べると、追憶編が先で人誅編が後となりますが、実写映画の公開は順番が逆となり、るろうに剣心 最終章 The Final』(2021年4月23日公開予定)→『るろうに剣心 最終章 The Beginning』(2021年6月4日公開予定)となっています。この辺りにもこだわりが感じられるので、どのようなストーリー展開になるのか注目です。

アクションシーンにももちろん期待!

 

実写映画「るろうに剣心」の評判の高さとして忘れてはいけないのが、アクションシーン。ワイヤーアクションを絡めたりと、ダイナミックで超高速で繰り広げる殺陣の数々は、これまでも多くの観客を圧倒してきました。

そんなアクションシーンの鍵となるのが、監督の大友啓史の指名により起用されたとされるアクション監督の谷垣健治。若くして単身香港に渡ったのち、ドニー・イェンの元で多くの作品に携わり、ジャッキー・チェンが会長を務める上海動作特技演員公會の唯一の日本人会員にもなり、国内外の映像作品でアクション監督を務めてきたという実力者です。そんな彼の監修と、剣心役の佐藤健がそれに応え抜いた結果、時代劇を普段観ないという人にも、衝撃を与える数々のアクションシーンが生まれてきました。

そして、今回の『るろうに剣心 最終章 The Final』、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』にもアクション監督として谷垣健治の続投が発表。雪代縁による東京襲撃シーンなど、原作でも熾烈な戦いが繰り広げられる場面も数多く存在するだけに、今作でも目を見張る戦闘を存分に味わうことができそうです。

新たなキャラクターが参戦!実写キャストは誰?

実写映画「るろうに剣心」シリーズと言えば、原作のイメージを壊さない役者陣のビジュアルと演技による再現度も高い評価を得ているポイントの一つです。るろうに剣心 最終章 The Final』、『るろうに剣心 最終章 The Beginningでも多くの新キャラクターが登場しており、原作を知っている人はなおのこと驚かされる再現度となっているので、誰がどんな役を担当しているのか、各キャラクターが原作でどう描かれていたのかを含めて紹介します。

雪代縁 / 新田真剣佑(真剣佑)

剣心に対して因縁を持つ“最凶”の敵とされるのが、銀髪と小さな丸型のレンズのサングラスが特徴的な雪代縁(えにし)です。中国大陸の裏社会を牛耳っていた武器商人で、かつて志々雄真実に甲鉄艦を売ったのも、彼でした。ある理由から、剣心に対して憎しみを抱えたまま上海へと渡り、東洋の魔都で幾度となく死にかけたものの、復讐を晴らす一心で生き延び、ついにはマフィアのトップにまで上りつめました。

彼が得意とする武器が、中国大陸で日本刀を意識して制作されたと呼ばれ倭刀(わとう)。長く大きな刀身が特徴で、長いリーチと独自の体術で剣心を追い詰めます。

雪代巴 /有村架純

幕府についていた武士の許嫁だったものの、当時人斬り抜刀斎として名を馳せていた剣心によって許嫁を殺されてしまったことをきっかけに、剣心に接近する女性が雪代巴(ともえ)です。

当初は復讐を目的としていたものの、剣心と共に生活したことをきっかけに、剣心に対して愛情を抱くようになり、ついには夫婦として共に暮らすようになります。そんな日々をきっかけに多くの人を斬り殺してきた剣心の心境にも変化が生まれていきます。しかし、幸せ結末を迎えたかと思われたその矢先に、ある事件が二人の運命を大きく動かすことになります。

桂小五郎 / 高橋一生

幕末時代、奇兵隊に入隊した剣心の実力を見出した長州派維新志士が桂小五郎。剣心の運命を大きく左右する一人であり、剣心を“人斬り”に任命したのも彼でした。非情な一面を持っている一方で、志士たちからは慕われる人柄を持ち合わせており、志士たちを率いるリーダー的な立ち回りを担います。自身も剣の腕前は人並み以上の実力者であった一方で、剣心との出会いから、刀を振るうことをやめてしまいます。

沖田総司 / 村上虹郎

幕末時代に、若くして天才剣士として称えられ、武闘派として新撰組の一番隊組長を務めたのが沖田総司です。その剣の腕前は、新撰組でも最強の呼び声も高く、かつて剣心とは何度も剣を交えることになりました。

高杉晋作 / 安藤政信

桂小五郎と共に長州派維新志士として、奇兵隊を統率する実質的No.2に君臨する人物が高杉晋作。長州きっての行動派であり、戦好きな性格をしています。三味線を得意としており、作中では演奏するシーンも登場しました。彼も、桂と共に剣心の可能性を見出した一人であり、高杉なりに剣心の身は案じていたようです。

もちろん、藤田五郎役の江口洋介や、四乃森蒼紫役の伊勢谷友介など、これまでのシリーズで活躍を見せてきた強豪たちの再登場も発表されています。原作の人誅編では、剣心以外の仲間たちの活躍の場面も用意されていただけに、それらも再現されているのかは、気になるところです。

原作からの描き方、アクションシーン、新キャストの活躍などなど、いろんな視点で楽しむことができる映画「るろうに剣心」シリーズ。すでにこれまでのシリーズを観ているという人も最終章に臨む前に、改めて、今回挙げたポイントを踏まえて映画を見直してみると新たな発見があるかもしれないですよ。

(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会

※2021年4月22日時点の情報です。