スペインで大ヒットを記録したパニック・ホラー映画「レック」シリーズ。手持ちカメラ視点で展開されるドキュメンタリーテイストの恐怖映像に釘付けになる人が続出し、本国スペインをはじめ世界中で大ヒットを記録しました。今回は「レック」シリーズ全4作品のあらすじやキャスト、見どころをまとめてご紹介します。
『レック』(2007)
バルセロナで消防士の密着取材をしていたレポーターのアンヘラ(マヌエラ・ベラスコ)は、アパートから悲鳴が聞こえたという通報を受けた消防士に同行し、現場へ向かう。そこにいたのは血まみれの老婆。そして、駆け付けた警察官は老婆に突然襲われる。建物内には未知の病原菌が発生し、それに冒された人々や動物が狂暴化するという異常事態が発生。感染拡大を防ぐため、建物は外から封鎖されてしまう。アンヘラはカメラで中の様子を撮影し続けるが……。
スペインのジャウマ・バラゲロとパコ・プラサが監督・脚本を手掛けたパニックホラー。P.O.V.(主観撮影)と呼ばれる手法を用い、手持ちカメラの映像により、伝染病に冒された恐怖の惨劇を映し出す。ドキュメンタリーテイストの臨場感あふれる映像演出が見る者の恐怖をあおり、展開に釘付けに。本国スペインで大ヒットを記録し、世界中で公開された。
『レック2』(2009)
謎の病原菌に冒され完全隔離されたアパートに、警察の特殊部隊と医師が潜入する。ヘルメットにCCDカメラを装着し、感染の発生源であるアパートの最上階へと向かうが、途中で次々と仲間が感染し狂暴化していく。感染者の襲撃に怯えながらも最上階へと足を進める彼らは、ある真実を目の当たりにすることに……。
「レック」シリーズ第2作。前作に続きジャウマ・バラゲロとパコ・プラサが監督を務める。1作目のエンディング直後という設定で、新たなキャストが病原菌の真相解明にあたるほか、一部キャストは続投。前作と同じく一人称視点の映像で物語が展開され、緊迫感と没入感の中で惨劇を体感する。
『レック3 ジェネシス』(2012)
バルセロナで挙式の日を迎えたコルド(ディエゴ・マルティン)とクララ(レティシア・ドレラ)。コルドの従弟(アレックス・モネール)はビデオカメラで参列者たちを撮影していた。そこへ犬に右手を噛まれたコルドの叔父・ペペが現れ、突如豹変し、参列者たちに襲い掛かる。参列者が次々と病原菌に感染し地獄絵図と化した式場で、離ればなれになってしまったコルドとクララは、狂暴化した親族や友人たちに立ち向かい、再会を目指すが……。
「レック」シリーズ第3作。前作に続きパコ・プラサが監督を務め、ジャウマ・バラゲロはクリエイティブプロデューサーとして携わる。1作目と同時期に全く別の場所で起きた悲劇を描き、キャストは一新。結婚式という晴れ舞台で悲劇に見舞われ、純白のドレスを血に染めて果敢に立ち向かう新婦をレティシア・ドレラが体当たりで演じている。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】
『REC レック4 ワールドエンド』(2014)
謎の病原菌の惨劇に見舞われたバルセロナのアパートから、レポーターのアンヘラが唯一の生存者として救出される。アンヘラは貨物船を改造した施設に隔離され、リカルテ医師(エクトル・コロメ)の厳しい監視下におかれる。武装兵士が目を光らせる中、アンヘラはリカルテに不信感を抱くグスマン(パコ・マンサネド)とともに船の秘密を暴こうとするが、突如船内で病原菌が拡散し、感染者たちが周囲の人々を襲い始める……。
「レック」シリーズ最終章となる第4作は、ジャウマ・バラゲロが単独で監督を担当。1、2作目に出演したマヌエラ・ベラスコが再び出演し、ヒロインのアンヘラを熱演。狂暴化した感染者たちとのバトルを繰り広げる、最終章にふさわしいノンストップ・スリラー。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】
(C)2007 CASTELAO PRODUCUTIONS, S.A.(C) 2009 CASTELAO PRODUCTIONS, S.A.(C)2011 REC GENESIS A.I.E(C)2014 REC APOCALYPSE, AIE – CASTELAO PICTURES S.L. All rights reserved.
※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2021年4月25日時点の情報です。