映画ファンが「これが伝説の！！」と踊り出さずにはいられない！最高のダンスシーンがある映画6選

ツイストダンス、ブレイクダンス、ディスコダンス……など、時代の流行によって変わるダンスシーン。

今回はダンスシーンがある映画の中でも、映画ファンの中で語り草になっている、時代を象徴するような最高のダンスシーンがある映画を6作品ご紹介します。

『パルプ・フィクション』（1994）

『レザボア・ドッグス』『キル・ビル』シリーズなどの、クエンティン・タランティーノが監督と脚本を担当。ジョン・トラヴォルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマン、ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロスなどが出演。第47回カンヌ国際映画祭でパルムドールを、第67回アカデミー賞では脚本賞を受賞したクライム・ストーリー。

強盗を計画するカップル、盗まれたトランクを取り戻そうとするギャング、ギャングから追われるボクサー…。それぞれのエビソードが最終的に交差し、衝撃のクライマックスを迎える。

ボスの妻とギャングが店のダンスイベントで踊るシーンは、ほぼアドリブでツイストダンスを踊ったとのこと。長年低迷していたギャング役のジョン・トラボルタは本作で再び第一線に返り咲いた。

『フットルース』（1984）

『摩天楼はバラ色に』などのハーバート・ロスが監督を務め、ケヴィン・ベーコン、ロリ・シンガー、ジョン・リスゴー、ダイアン・ウィーストなどが出演。保守的な大人たちに反発する若者たちの青春物語。

シカゴから田舎町のバーモントへ転校してきたレンは、あることが原因でロックもダンスも禁止されていることに困惑する。それでも町の息苦しさから抜け出すため、高校の卒業パーティを企画するのだが、大人たちからは反対され……。

ケニー・ロギンスによる主題歌「フットルース」は世界的な大ヒットを記録。同曲に合わせて若者たちが踊るシーンは、観ているだけで身体が揺れてしまうはず。

『ダーティー・ダンシング』（1987）

『天使にラブ・ソングを…』などのエミール・アルドリーノが監督。ジェニファー・グレイ、パトリック・スウェイジなどが出演。

17歳のベイビーはある夏、家族で訪れた避暑地の山荘で観客を魅了する若きダンサー・ジョニーに出会う。彼の官能的なダンスを繰り広げる姿に圧倒され、とある理由から彼のパートナーとして舞台に立つために猛特訓を受けるのだが……。

映画のほぼ3分の1を占めるダンスの振り付けは、『ハイスクール・ミュージカル』などのケニー・オルテガが担当。ラストのダンスシーンは「映画史上、最も鳥肌立つダンス・シーン」として称された。主題歌の「タイム・オブ・マイ・ライフ」はアカデミー賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞の3つで主題歌賞を受賞した。

『フラッシュダンス』（1983）

監督は『危険な情事』などのエイドリアン・ライン、ジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー、リリア・スカラ、サニー・ジョンソンなどが出演。

プロのダンサーを目指すアレックスは、昼は製鉄所の溶接工として、夜はクラブのダンサーとして働きながら、ダンスの練習に励んでいた。ある日、ダンスのオーディションに申し込みに行くが、他の応募者が全員バレエ経験があることを知り、尻込みしてしまう。自信を失った彼女を勇気づけたのは、バーでアレックスに惚れ込んだ製鉄所の社長・ニックだった。愛と友情の中で、夢を追うアレックスは成長していく。

バレエ学校で披露するブレイクダンスは圧巻。躍動感あふれる動きに目が釘付けになるはず。アイリーン・キャラの歌う主題歌「ホワット・ア・フィーリング」も大ヒットした。

『サタデー・ナイト・フィーバー』（1977）

ジョン・トラヴォルタ主演。ディスコダンスに熱中する若者の悩みと成長を描く青春映画。世界中に空前のディスコブームを巻き起こした。

ペンキ屋で働くトニーは、変化のない日常や穏やかではない家族関係にうんざりしていた。そんなトニーの楽しみは、土曜の夜にディスコで踊り明かすことだった。ある日、見慣れない女性に出会い、彼女のダンスに魅了されたトニーはダンス大会にパートナーとして誘うことにするのだが……。

『リトル・ダンサー』（2000）

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』『愛を読むひと』などのスティーヴン・ダルドリーの監督デビュー作。ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ、ゲイリー・ルイスなどが出演。「男子がバレエはおかしい」という古い価値観に立ち向かいながら、バレエダンサーを目指す少年の物語。

1984年のイギリス北部の炭坑町で暮らすビリーは、ボクシング教室に通っていた。ある日、ボクシング教室の隣にバレエ教室が移ってきて、ふとしたことでレッスンに参加したことをきっかけに、ビリーはバレエに夢中になる。バレエの先生もビリーに特別な才能を見出すが、ビリーの父と兄にはなかなか理解されず……。

メキメキ上達していくビリーのバレエに見惚れてしまう。晴れてバレエダンサーとなったビリーを、本職のバレエダンサーであるアダム・クーパーが演じているのも見どころ。

※2021年8月21日時点でのVOD情報です。